仮面ライダーW 第15話「Fの残光/強盗ライダー」:感想
【ストーリー】
・今回は「暴走」など台詞的なキーワードが多めでした。
次回登場の目玉商品のファングジョーカーを目立たせるためにわかりやすさが優先されてドラマが若干犠牲になっています。
でも少し話が雑になるところを、翔太郎が怒りで視野狭窄に陥っている点とリンクさせているのは上手いと思います。
アームズ・ドーパントのわかりやすい悪役演技も罠にかけるための芝居に落としこんであります。
こういう辺りはさすが三条さんだなと感心します。
■翔太郎にとっての仮面ライダー
・Wの作中での「仮面ライダー」は街の人の噂から生まれた存在なのですが、この時点だと翔太郎にとっても偶像化されてる節があるように感じます。
仮面ライダーとは当然二人のことを指しているわけですが翔太郎にとっては、仮面ライダー=自分たち)、ではなく、
仮面ライダー=街を守るヒーロー(=おやっさん)、と結びつけて考えているように見えます。
今回、偽物にムキになるのもそれが理由の一つなのではないかと思います。
そう考えるとWは最初から仮面ライダーのようで、やはり仮面ライダーになっていく話のように思えてきますね。
【アクション】
・今回は幹部を除いて、初の戦闘向きドーパントとのバトルでした。
敵なのに大剣二刀流とかすごく強そうでした。
ヒート・メタルなのに押されてるシーンには絶望感を感じましたね。もうダメだー
でも安心のリボルギャリーさん。リボルギャリーさん、本当に優秀です。
あれで小回りが聞かないとかメモリブレイクとか欠点がなかったら、「もう全部リボルギャリーさんでいいんじゃないかな?」となっているところだったでしょう。
次回は強化フォーム(ちょっと違うけど)のファングジョーカーの登場です。
リアル放送だと、今回が12月20日放送で、次回の放送は年明けの1月3日だったんですね。
この回の後に2週間も待たさるなんて、煽り方がすごいです。
確かファングジョーカーの売れ行きがすごくて、品切れや転売などいろいろあった覚えがあります。
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