仮面ライダーW 第17話「さらばNよ / メモリキッズ」:感想

2014年10月3日

【ストーリー】

■メモリの意味するもの
・今回は子供の間にまで蔓延するメモリがキーワードの一つでした。 メモリがどんな存在なのか伝わってきます。
ただの暗喩ではなく、銃や麻薬などいろいろな要素を複合的に含んでるところが面白いですね。
 単純な置き換えに留めず、しっかりと意味を膨らませてあります。


■挟んでごまかす
・今回改めて見て印象的だったのは前振りの仕方でした。
 この回で新キャラの前振りがなされていたんですね。全然印象にありませんでした。
 ビートル→霧彦の正義感とバードの話、刃野さんたちの話→メインの戦闘とファングの仮説、と別の要素で挟んであります。
ちゃんと前振りはしつつもサプライズを損なわないよう、印象が薄くなる工夫がしてありますね。
 いろいろな要素が含まれているので話も盛り上がりますし、良いことづくめです。

■ファングメモリ
・強化フォームなのに自由にならないところが良いですね。
 「始めから使えばいいのに」という問題点と前振りなしで突然現れた不自然さを同時に回避してあります。

 ・個人的にはあとガチャンガチャンと何回も作動させるところが好きです。
他にはカブトくらいしかありませんけど、メカニカルでワクワクします。もっと増えてほしいです。
 ベルトにしては大きめで自己主張がかなり強いところも含めて、ファングのデザインはけっこう好みです。



【アクション】

ファング・ジョーカー
・ショルダーファングは短くてわりとしょぼいんデザインなんですが、動いていると不思議とかっこよく見えるんですよね。
今回の相手に斬りつける度にびしっとポーズを決めるところが好きです。
それもあってか、今回のファングジョーカーのアクションは全体的にカブトっぽい印象を受けました。
ファングストレイザーも前回の竜巻旋風脚より今回のガタック風ジャンプ回し蹴りスタイルのほうが好みです。
回し蹴りだと爆発する相手をバックにしてポーズを決められるから良いですよね。 古典的な手法ですけど、何度見ても飽きません。


次回は後編。
19話からは新展開を迎えます。
さながら「W第一部完」といったところでしょうか。
第一部のフィナーレにふさわしい内容をご堪能ください。




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