仮面ライダーディケイド・無料配信開始
Youtubeの東映公式ページで『仮面ライダーディケイド』の無料配信が始まりました。
全31話と短く、2話ごとに違うライダーの世界に切り替わるので1話1話を楽しめる作品です。
反面、伝説のぶん投げ最終回のとおりディケイド自体の物語はありません。先のことを気にせずお気軽にお楽しみください。
【個人的な印象】
■ライダー博覧会
・プリキュアでいえばスマプリみたいな作品です。
1話1話の面白さを追求して、ラストや作品全体のテーマ性は犠牲にしています。ディケイド自体は舞台でありガイドでしかありません。
でもその分、毎回盛り上がりがあっていろいろなライダーを見れるので、ライダーの紹介を主軸にした企画には合っていたと思います。どのライダーもかっこよく描かれているので、各作品を見たことがない人に興味を持ってもらうにはうってつけだと思います。
話のつながりが薄いので興味が湧かない回は飛ばしてしまっても支障はありませんし、そういう面ではストーリーがないことも一長一短なのだと思います。
■ディケイド
・全体の物語はないのですが、私はわりとディケイド/士が好きです。
「テーマソング→説教→キメ台詞→変身→圧勝!」というヒーロー番組の基本中の基本を完璧に行っているからです。ありふれているんですが、良いですよね。毎回見せ場が約束されていて安心感があります。
・ディケイドのフォームチェンジは各ライダーに変わることなので派手で見応えがあります。
カブトのクロックアップに555アクセルフォームで対抗したり、相手に合わせた戦闘もあって原作を知っていても楽しめます。
・通常のディケイド自体の戦闘も私は好きです。
銃と剣が一体化したマルチ武器のライドブッカーにカードが重なる演出がかっこいいディメンジョンキック。何よりベルトがかっこいいと思います。あのカードを入れて閉じるときの開閉ギミックは歴代のベルトの中でも一番好きかもしれません。
■作品ごとの優遇・不遇
・各ライダーのエピソードでも残念ながら良いものと悪いものとあります。
優遇されたのは響鬼とカブト、電王、RX。不遇だったのはクウガと555だと思います。
・響鬼とカブトは原作であまり活かされなかった設定を使ってもらえ、こういうのが見たかったと思えるストーリー展開になっていてそれぞれの作品のファンの方にはオススメです。
電王とRXは単純に扱いが良かったです。逆に興味のない人にはディケイドたちがおまけ扱いで辛いかもしれません。私は電王が嫌でした。
・クウガと555に関してはそれぞれディケイド、ディエンド(2号ライダーで第三勢力)の登場回にあてられてしまったため、そちらが優先されてクウガや555は影が薄くなってしまいました。
クウガと555ファンの方は憤りを覚えるかもしれません。
あと別格でアマゾンw あれは役者さんにとっても不幸なことだったと思います。
・各作品を見たことがない方も見たことある方も両方楽しめる良い作品だと思います。
時間のあるときに肩の力を抜いて、気楽に見ていただければと思います。
今日、二周目の最終回を観終えました。やっぱりあの最終回は、伝説ですよね。
返信削除ライダーに興味の薄い、私の父も「あの(嘘)予告は酷かった」と覚えてるくらいですから。
ストーリーの整合性とかに厳しい印象のある、owlさんが褒めているのは珍しいと思いましたが、「物語はない」と最初から振り切ってみると、とても面白い作品ですよね。
同じく整合性のないカブトも、デザインやアクションの面で絶賛してましたし、こういう基本的な部分は大事ですよね。
しかし、本作と言い、メビウスと言い、ゴーカイジャーなどの初のお祭り記念作品は成功するのに、どうしてジオウやゼンカイジャー等の2作品目は失敗してしまうのでしょうね。
>「物語はない」と最初から振り切ってみると、とても面白い作品ですよね。
削除作中でも何度も「いろいろな世界に行っても士のほうには進展がないね」という話をしていましたからね。最初からそういう作りであることは明らかなのでそれ自体は特に問題ないと思っています。
「続きは劇場版で」をやったり、その劇場版もありきたりな内容だったことは別問題ですが。
>本作と言い、メビウスと言い、ゴーカイジャーなどの初のお祭り記念作品は成功するのに、どうしてジオウやゼンカイジャー等の2作品目は失敗してしまうのでしょうね。
基本的にはクオリティの問題だと思います。
ディケイドはレジェンドの紹介が中心ですがゴーカイジャーはジオウやゼンカイジャーと同じく、レジェンドよりもゴーカイジャー自身のほうがメインですからね。構造的な違いは特に無いと思います。