最初からトップギア! 仮面ライダードライブ・第1話『俺の時間はなぜ止まったのか』:感想

2014年10月5日
・さて今週から始まりました『仮面ライダードライブ』
脚本は『W』や『キョウリュウジャー』でお馴染みの三条さんです。
というわけで、言うまでもなく面白かったです!
っていうか最高の1話でした。これまでの経験をしっかりと活かしていて更に面白くなっていました。


【ストーリー】

■掴みはばっちり
・冒頭から大災害+ベルト無しでも戦う主人公と要点を抑えてあります。
刑事の設定で基本的な覚悟や正義感を省略してある点が定番ながらお見事です。

・でもヒーロー分が無くてちょっと退屈かな~と思ったところでシフトカー登場
ここが一番感心しました。
ライダーの前に最初にシフトカーを出して、強い!って印象を植え付けてるんですよね。
始めにシフトカーを見たときは「ミニカー? これ使うの? う~ん」という印象だったのが、動き出したら「すごいじゃん!」と変わりました。
スパイクが敵に風穴を開けたシーンはインパクト大でした。

・作中のどの要素よりも玩具っぽい部分こそ、物語に組み込まなければいけません。
販促ノルマがあり出番が多い玩具の印象が悪いと全体の印象も安っぽくなってしまいます。
逆に上手く組み込めれば全体の底上げにつながります。
三条さんは誰よりも販促作品のことを理解してらっしゃいますね。すごいです。

■視聴者への配慮
・更に1話のうちに「敵もシフトカーを利用しているから、倒せば新しいシフトカーが手に入るかもしれないよ!」という視聴者にとってのメリットまで抑えてありました。
これ、物語的には必要ないんですよね。主人公はそんなもの無くても関係なく敵を倒す理由がありますから。
でも視聴者にとってはとても重要な部分です。
あるとないとじゃ、毎回の戦闘に対する期待が全然違います。
ここも1話で抑えちゃうのが半端ないです。

■「考えるの止めた!」の変遷

・一話といえばこれですね。
最初のダメダメモードを印象付ける言葉ですが、ギアが入ってからは180°意味が変わっています。
流れるような鮮やかなお手並みでした。

・ネガティブなようでポジティブ、というところが個人的に好きです。
その前の捜査パートではしっかり考えているところが示されているところもポイントですね。
考えたほうが良いときと考えるよりも動くほうが良いときもある。優劣をつけないところが良いです。

■意外性
・1話の中でも起伏がたくさんあってびっくりしました。
ざっと羅列してみるだけでも、
 ミニカー…?→シフトカー強い!
 いきなりのトラウマと無力感。
 心の声多くない→ベルトさんとのテンポの良い掛け合い
 霧子、しつこい→頼りになる
 考えるの止めた!

と、印象的な部分だけでもこんなにありました。
三条さんに見事に踊らされていますね。
30分間退屈しないで、CMが入る度に「今良いとこなのに!」と苛立ったのは久しぶりな気がします。


【アクション】

■バリバリの格闘戦!
・鎧武でずっと武器ばかりだったうっぷんを晴らすような肉弾戦の嵐でした。
やっぱりアクションといったら素手ですよね。動いているだけでかっこいいです。
不安だったタイヤの能力もタイヤに押し付ける以外にもちゃんとあって、柔軟で良かったです。
車から飛んでくるので相手のペースをそこで止めて、そこから逆転する演出にも使えそうで、いろいろ楽しみです。

・そして必殺の反射蹴り
有りそうでなかったタイプの蹴り方です。
反動を使ったスピード感がたまりません。
1話のよりもOPでやっているほうがかっこよかったので今後が楽しみです。


【デザイン】

■ドライブ
・前面は赤い外装を強調して、背面はフレームを思わせる黒一色なところがメカニカルでかっこいいです。同系統のアクセルともしっかり差別化が図れてます。

・特に頭の触角&リアウイングの部分が秀逸ですね。
触角だけだとちょっと気持ち悪く、ドライブのデザインとも馴染まなかったでしょう。
ちょっと末広がりなことで顔が逆三角形でシュッとした印象になっていますし、かなりの発明だと思います。

・口元のマスクがまたけっこう好きなんですけど、あのマスクって開きそうですよね。
マスクというよりも拘束具のようにも見えますし、必殺技後の排熱時に開いて悪役然とした凶悪なクラッシャーが見えたりするんでしょうか。

■着せ替え
・ドライブの着せ替えはシフトカーとタイヤで、トライドロンにも使える?みたいですね。
鎧武の場合、スーツの予算の面で大きな問題がありましたが、これなら実用化できそうに思えます。
ちゃんとフィードバックされてて安心しました。


ドライブの1話、本当に面白かったです。心の底から楽しめました。
引っかかった点といえば、
特殊攻撃時にシフトを入れるところでテンポが止まる。
特状課の演技が硬い。
というくらいでした。この辺はそのうち私もスタッフも慣れてくるところでしょう。

2話ではドライブの目玉であるカーアクションのお披露目のようです。
お荷物なのか、楽しみなのか、どう調理されるのか楽しみです。



コメント

13 件のコメント :

  1. その粗を探そうとしない前向きな姿勢の感想を鎧武の時でもやってほしかったです。
    あんなぼろくそに叩き伏せるほど酷い作品ではなかったはずですよ。

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    1. それは間違いですね。
      まず第一に良いところを探しているわけではありません。
      「今回は何があっただろう?」と考えたときに結果的に良いことがたくさん見つかるだけです。
      鎧武の場合は探した結果があれです。
      良いところが見つからないときに、大したことないところを褒めることはしません。

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    2. 鎧武は普通に見てても粗があるって分かってしまうのに探そうとしているっていうのはなんか違うと思うなぁ…
      あと、私の知ってる鎧武好きな人達はその粗も認めた上で好きって言ってましたけどね

      そもそも、ここなんてボロクソって言われるほど鎧武叩いてないような…

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    3. 管理人さんは公平な目線で感想を書いていらっしゃると思いますよ。
      それを見て「ぼろくそに叩き伏せる」と思うこと自体、バイアスのかかった視点なのではないでしょうか。
      せっかく1年間楽しめそうな作品が始まったのですから、「前向きな姿勢」で一緒に楽しみましょうよ。

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    4. この件に関しては、建設的な議論にならないならばここまでとさせて頂きます。
      そういった内容でないと私が判断した場合、賛否いかなる内容でもコメントは承認いたしません。

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  2. 感想お疲れ様です。
    ニュアンスの変化は面白いですよね。
    私もミニカーはどうかなと思っていたのですが冒頭のミニカー無双にはやられました。タイヤ交換もミニカーを一回変形?させるという過程がはまってかっこよかったです。
    幹部クラス登場や設定の掘り下げが来るであろう二話が楽しみですね。

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    1. わあさん、はじめまして。

      そうですね。
      幹部がまだ顔見せだけなので2話が楽しみですね。
      幹部といえば幹部の一人、バイクに乗っていた紫色の衣装を着た役者さんがオーズの映司に見えてびっくりしてしまいました。違う人なんですね。

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  3. 管理人さん、こんにちは。

    私的に、まだしっくりと来ていないのですが、意外と好感触のようですね。

    反射キックは、敵に逃げられないようにしないと、そもそも発動できないと考えます。

    第一話なせいか、演技も含めてまだいろいろと理解できていません。

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    1. 蒼さん、こんにちは。
      ええ、1話でもうすっかり虜です。この調子で続いたら最高ですね。

      >反射キックは、敵に逃げられないようにしないと、そもそも発動できないと考えます。
      ええと、すみません。これは記事のどの部分に関することでしょうか?
      普通に使っても当たらないという点では確かにその通りだと思いますが、キックの前のタイヤによる拘束はそのためにあるのだと考えています。

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  4. ライダーキックとは作中でどんどん進化していく技の事ですしね。
    第一話では完成度よりインパクトを求めるべきでしょう。
    楽しませて頂きました。

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    1. あのキックの前のタイヤで拘束技は、見るからに敵に破られそうで楽しみです。
      できればキックが通用しない→強化フォーム登場、のパターンではなくフェイントを入れるとか反射数を増やしてスピードを上げるとか、技自体を強化して倒してくれると嬉しいです。
      いろいろバリエーションを作れそうなキックで楽しみにしています。

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  5. こーひーかっぷ2014年10月6日 23:40

    現行戦隊も、先週までのライダーも、個人的には入り込めなかったので、凄く、凄く、ドキドキしながら、久しぶりの8時のニチアサ。「ベルト」という演出上のお荷物があるので、さすがの三条陸氏も一話目はマンネリ覚悟で無難な路線で行くのかなと思っていましたが、期待を激しく裏切られて、感動しました。

    兵器単独も強い、生身の相棒も強い、格闘戦重視等、メタルヒーローっぽさを感じさせるあたりも(宇宙刑事好きなものとしては)凄く良かったです。「なら君が乗りこなせ」とベルトさんに言わせておき、その後変身した主役に「良いね、走りに幅が出る!」とか言わせるのも好印象。「格好いい!」と率直に思えました。ただ、導入部のグローバルフリーズ云々は少々置いてけぼり感はありました。録画を見直して初めて状況が把握できるレベルのカオスな銃撃戦と唐突な相棒(仮説)の死を最序盤で詰め込まなきゃならなかった理由が後に判明すると期待しておきます。

    ベルトの強気な価格設定にはビックリ。息子も「妖怪ウオッチのプラモ全部買える…」と突っ込む始末。きっとそのうち安くなる…



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    1. こーひーかっぷさん、お久しぶりです。

      >「良いね、走りに幅が出る!」とか言わせるのも好印象。
      あれ良かったですよね。海外ドラマの軽口っぽさもあって好きです。

      ベルトは全部入りのセットだと1万弱もするんですね… 本当に強気な価格です。
      毎度のことながらCMだと値段が書いていないので、いざ値段を見ると凍りつきます。

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