『仮面ライダーゼッツ』 第19話「択ぶ」:感想

2026年1月25日

今回の漢字

今回は「選ぶ」ですね。選択の択という漢字で見慣れていて、読み方も同じなのでなんとなく読めますね。意味もほぼ同じみたいです。
…完全に難しい漢字を使いたいだけみたいですね。本当に知識をひけらかしたいだけとか小学生みたいな理由でやってそうです。


ただのガバガバプランでした

・見ていて「ノクスはいったい何がしたかったんだろう…?」と疑問に感じていましたが、最後のレディとの会話からするとただ単に計画がガバガバで失敗しただけだったみたいです。
当初の目的としては
「元エージェントであるクレハがエージェント復帰すると敵になるので先に始末しておく」
だったみたいなんですが、失敗して記憶を取り戻して敵が増えてしまったようです。
ノクスが本気出せばセブンごと倒せたでしょとかフォローされてましたけど素直にそう思えた視聴者はどれだけいたんでしょうね…

・最初は夢主だと勝手に断定されていたナスカは完全にどうでもいい存在でした。
いつの間にか「怪人を倒せばブラックケースで起きたことも無かったことにできる!」みたいなプリキュア地味た設定が生えていて呆れました。
前回もそうでしたけど、ますますもって莫が介入しなくても問題解決してたじゃないですか…


莫のエージェント好きは洗脳で捏造されたものだった!

…だから何?
エージェント好きである設定自体に特に意味がないからどうでもいいんですよ。
もっと言うと莫が人間としてはどうでもいい存在だから「どうでもいい人間のどうでもいいこだわりが実は捏造されたものだったのです!」と言われても
「全くどうでもいいです」としか反応しようがありません。
こういうのは視聴者もショックを受けるようなネタや「あれが嘘だったなんて主人公可哀想…ショックだろうな…」って思えるキャラじゃないと面白くならないんですよ。

・既存のラインでは一番まともなドラマがありそうな「この正義感すらもコードに植え付けられたものかもしれない」という恐れさえあっさり流されていて拍子抜けにも程がありました。
考えてもわからないこととはいえ、クレハの指摘自体はまともで莫は考えて然るべきことだったと思います。
それが「ノクスたちがナイトメアで人々を苦しめていることは確かだからとりあえずお前らは倒す」なんて地に足の着きすぎている平凡な答えで解決するだなんてしょうもないです。
ハローワークでエージェントの仕事を探していた奇人はどこに行ったんですかね?


「コードは糞だ!」
という主張の裏付けにはなりますけど、別に今更裏付けする必要は無いと思うんですよね…
ゼロとか秘密主義で間に合ってると思います。
今回のスリーも「(エージェントに戻るなら)今後の君の安全は保証できない」とか言ってましたけど、さっきナイトメアに殺されるところだったんですよ… 全然保護できてないんですよ。何を脅しみたいな面で言ってるんですかね…


ネム

・ノクスに言われたことを素直に受け入れていて、仰け反りました。
う、うん。まぁ事実だったからいいんでしょうけど登場人物としては頼りないと思いました。

「イヤリングを外すと夢の世界から謎のお花畑にワープする」
っていう流れは、ついていけてない視聴者が結構いるんじゃないかなと思いました。
あれは「今いる世界観を捨てる=今回は教師で衣装であるイヤリングを外す」と、
「素のネムの見ている夢=お花畑に夢が切り替わる」
っていう話だったんだと思われます。
「世界観」という単語を連呼したり、スタッフは目配せしてきたつもりなんでしょうけど、本当に伝わってるのかなぁと怪しんでいます。
個人的には自然にあれを理解できる視聴者ならゼッツの粗さも理解できて作品自体の印象が良くないと思うんですけどねぇ。

・お話としても実に興味がないんですよね。
「ナイトメアはネムの夢を元に生み出されていたんだよ!」
って言われても、ネムの身体がノクスに利用されていることは明らかだったからそんなに驚くことじゃありませんし、「知ったところで何ができるわけでもない」んですよね。
たとえば、これが
「夢のネムを殺せば現実のネムも死ぬ。そうすれば今後の被害は無くせるかもしれない」
みたい選択肢があるなら選択とそれに伴う正義を選ぶことになりますけど実際はそんなことないし、どこに身体があるのさえ莫たちは知らないから現状ではこの設定が意味を成しません。
これも後で、「なぜネムは孤児だったのか… それは最初から親なんて存在しないからだ! ネムはコードが作り上げたナイトメア製造用の人造人間だったんだよ!」とか、「実はレディの娘なんだよ!」とか初耳な設定を持ち出したのに使われるんじゃないかと不安を感じています。

・少なくとも「なぜネムの夢からいろんなナイトメアが生み出せるのか? それはネムが何にでもなれるアイドルだからだ!」みたいな話は規定路線っぽいので既にうんざりしています。
莫のエージェントといい、視聴者が納得できてない設定を大前提に使うの止めてくださいよ!
こっちはネムがアイドルなのか役者なのか、どんな業態なのかも知らないし、ネムが国民的アイドルをやっていて何を考えてどう感じていたのかも知らないんですよ。
その夢とか深層心理とかもっと知るわけないんですよ!


クレハ

・明かされた素性がこれまたあっさりで拍子抜けでした。
「高校卒業と同時にエージェントになっていた(エージェントになった経緯の方が知りたいんだけど?)」
「あるとき敵組織に正体を気取られてコードまで遡られそうになったから隠蔽のためにコードに記憶を消されて一般人にされた」
以上。
え、それだけ?
昔は莫と友達だったとか、そういう話や広がりも一切なく、コードに対して良い印象があるのか悪い印象があるのかすらわかりませんでした。
もっと面白い情報ないんですか?

・唐突に都合の良い設定で出した割には全然情報量も面白みも無くてびっくりしました。
こんな程度なら前編の部分は要らなくありませんか?
「莫の塾の同級生で自分はコードのエージェントだったと名乗る人物が突然莫を訪ねてきた!」でも同じような話ができたんじゃないですかね。

イナズマブラスター・グレートソードモード

・見ている間は「イナヅマプラズマの弓って剣にもなるんだ。ふ~ん」とか思ってましたけど、正式名称はこういう名前でブレイカムゼッツァーとの合体形態だったそうです。
あぁ、だから怪人との戦闘中にクレハたちを庇ったときにどっからともなくブレイカムゼッツァーが飛んできてたんですね。
あれは普通に戸惑いました。「え?ブレイカムゼッツァーもいたの? 勝手に動くの? どこから飛んできたの? 必要あったの?」といくつも疑問が湧いてきましたが、なるほど、その後のイナズマブラスターとの合体に使うから先に出しておいたんですね~
…、こんな不自然なら合体させるときにどこからともなく生えてきても印象は大差なくありませんかね…?

・玩具公式のサンプル画像と比べると、撮影版のプロップの方がブレイカムゼッツァーの刃が短いみたいですね。
玩具の方はイナズマブラスターの前についてる刃よりもブレイカムゼッツァーの方が長くて合体後のブレイカムゼッツァーに存在感が感じられますけど、プロップの方はイナズマブラスターの刃の方が長くてブレイカムゼッツァー部分がおまけ程度にしか見えません。
最初見たときは合体したと気づかなかったくらいに変化を感じないなぁと思いましたが、それが原因でしたか。
プロップの方がカッコ悪いとは珍しいですね。


次回はクレハが変身するノクスナイト?以外にもう1人ファイブが変身するノクスナイトも出てくるみたいです。
…ますます莫が蚊帳の外に置かれることになりそうですね。コードにもアテにされてないみたいですし、もうエージェントじゃなくて「ナイトメア事件解決屋さん」と名乗ったらいかがでしょうか?




コメント

4 件のコメント :

  1. マルゲリータ2026年1月26日 11:08

    お疲れ様です。

    今回の話は、前回莫がコードへの不信感から、落ち込んでしまった回の焼き直し、あるいは補填の意味合いがあるのかなと思いましたが、何にもなくてやっぱりゼッツだと思いました。

    前回・なぜエージェントになりたいと思ったのか→人を助けたいから、それが俺の夢だ!!と打開し、人々を救う為にエージェントであり続ける。
    今回・前回で辿り着いた答えも、コードによって作られたものだと知り失意。だが、妹から過去の思い出を聞かされ、不幸体質でありながらも、人を助けたいという意思は、最初から本物であったと知り、再び立ち上がる。
    手垢のついた展開ですが、こういうのがやりたいはずなのにな~と思いました。

    >「莫の塾の同級生で自分はコードのエージェントだったと名乗る人物が突然莫を訪ねてきた!」でも同じような話ができたんじゃないですかね。

    おっしゃる通りです。夢の中で、セブンに遭遇して記憶を完全に取り戻し、なすかと共に現れた莫を見て確信。彼に学習塾での出来事、自身のこれまでのことを語る。みたいな展開の方が、スムーズで莫の知らないことを知っている人物として、重宝出来ました。
    簡単に解けるコードの記憶処理、甘すぎとか問題はあるでしょうが、彼女から聞かされた方が、唐突に莫が記憶を取り戻して話し出すより自然でしょう。

    今回は、アクションはとても楽しめました。学校というフィールドを上手く使いこなしていて、様々な場所で戦っていて変化がありましたし、敵怪人が芸達者なので、そこも観ていて面白かったです。

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    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >今回の話は、前回莫がコードへの不信感から、落ち込んでしまった回の焼き直し、あるいは補填の意味合いがあるのかなと思いましたが、何にもなくてやっぱりゼッツだと思いました。

      そういう話をやれる余地は存在していたと思います。
      「信じてたもの(コード/自分のエージェントへの思い)が偽りで、戦う意義を見失った」という点は同じはずですからね。
      実際には似たような展開を短いスパンでやった分だけ退屈であり、またしても莫が何もしないからうんざり感は前以上という悪いところ取りでしたけど…


      >手垢のついた展開ですが、こういうのがやりたいはずなのにな~と思いました。

      そういうカタルシスにつながる展開をやらないと、元から薄いキャラから更に人物像を引き算するだけになって何も面白くないはずなんですけどね。
      やる気はあるけど事件解決には全然役に立ててない刑事組の説得とか、「だからコードを潰そう」に至ったノクスとの対比とか、他のキャラと絡める手も有ったでしょうし、なぜ何もしないであっさり済ませるという選択肢を選んだのか不思議ですよね。


      >今回は、アクションはとても楽しめました。学校というフィールドを上手く使いこなしていて、様々な場所で戦っていて変化がありましたし、敵怪人が芸達者なので、そこも観ていて面白かったです。

      消化試合でしたがバトルの内容は良い方でしたね。
      怪人がちゃんと悪辣なことをやって、ちゃんと闘志を見せてくれるだけでも印象は変わります。

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  2. 更新お疲れさまです。

    自分はここまでゼッツ比較的見やすく見れてしまっているのですが、高橋脚本への期待値の低さゆえではあります。現状の謎もどうせこの先も意味のある回収などされないとわかっているのでイライラは少ないです。おしゃれっぽい画面とかっこいい当て字大喜利を毎週考えるのに全力を注いでいるのだろうなとほほえましさすら感じています。

    ねむのイヤリングのくだりは正直全然気づかなかったです。服にも色々装飾が付いていてあれが教師コスプレのキーとは認識してませんでした。前回あの空間に移動した時は衣装も変わっていてねむも何か知ってる風だったような気がするのでまた設定変わったのかなとぼんやり見ていました。
    その後ナイフを取り出して三文芝居が始まったのには面食らいました。自分のせいとそんなに脅威でもないふわふわポエムの人に言われただけで根拠が弱すぎるし、実際そうだとしても急遽思い詰める段階ではないと思います。莫のみんなに元気を与えてるよみたいなペラい説得で思い直すくらいなら騒がないでほしいです。国民的アイドルであることも失踪して世間に衝撃を与えたことも全く実感を持って伝わっていないのでどこがドラマの焦点なのかつかみかねます。

    プラズマの武器の組み立てはよく見てなかったのですが、確かにどっかから俺もいるよ!みたいに飛んできてましたね。CGモデルとも大きさ違う感じに見えます。全体的に武器無しの格闘のほうがかっこいいアクションが多いので販促がうまくいってる感じはしませんね。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >服にも色々装飾が付いていてあれが教師コスプレのキーとは認識してませんでした

      私もあれが象徴だとは思ってませんでした。
      「ん、なんで急にイヤリングを外すところをアップにしたんだ? イヤリングがネムにとって意味のある物とかそんな話は無かったよな?? 花園にワープした?! …花園はネム自身の深層心理らしいから、ってことは『イヤリング=学校という世界観で、それを外す=自分自身の本来の夢に戻る』って意味か?!」
      って感じに結果から逆算で考えてようやくつながりを理解できました。
      教師と言えばイヤリングというイメージもありませんし、まだ首元のスカーフ?の方が目立ってた気がします。
      もっとわかりやすくやるなら最初はかけていた眼鏡をずっとかけっぱなしにしておき、あの場面で初めて外すようにすれば「眼鏡を外す=素に戻る」という流れはわかりやすかったと思います。


      >自分のせいとそんなに脅威でもないふわふわポエムの人に言われただけで根拠が弱すぎるし、実際そうだとしても急遽思い詰める段階ではないと思います。

      思い切りが良すぎて戸惑いましたね。
      「自分が死ねばこれ以上ナイトメアは生まれずに済む!」ならともかく、「こうなったら私があのナイトメアを殺す!」だったのは特に予想外でした。
      ま、まぁ仮にネムが死んでもあのデスゲームナイトメアは消えないからそれは正しいんですけど、殺せる気でいることにはびっくりしました。
      今までの「まぁ私は役をやってるだけで夢主とかナイトメアとか関係ないんだけどね!」みたいな部外者ヅラとの温度差が激しかったです。


      >確かにどっかから俺もいるよ!みたいに飛んできてましたね。

      私も最後に地面に刺さったところで、「あ、ゼッツが全部切ってるんじゃなくてブレイカムゼッツァーも混ざってたんだ。全然気づかなかった」と思いました。
      しかもブレイカムゼッツァーの刀身だけ外してくっつける、プロップで再現できないであろう仕様のせいで刀身を外すところやブラスターにくっつけるシーンを映せないみたいだったんですよね。
      この辺りの演出に限りませんが、武器のアクションがパッとしないのはエフェクト重視の演出のせいもあると思います。
      エフェクトが派手なだけで見づらいしわかりづらいので、武器自体の動かしにくさとか以前に格闘などシンプルなアクションよりもかっこよさが低くなってる気がします。

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