『仮面ライダーゼロワン』 第14話「オレたち宇宙飛行士ブラザーズ!」:感想

2019年12月8日

■設定が謎過ぎる
・相変わらず理解できません。
「衛星ゼアはヒューマギアを管理している」→バックアップも取れてないし管理できている気がしないのですが…

「衛星ゼアはシンギュラリティに目覚めたヒューマギアを把握できる」→把握しているのに何も対策してないの? シンギュラリティが重要なら保護すべきだし、重要でないならシンギュラリティに目覚めたやつは危険だから初期化すべきでは?

「バイクを勤務時間外に使うのは止めろ」→え、じゃあゼロワンも勤務時間外には戦ったらいけないの? 何のためのゼロワン計画であり衛星ゼアなの?

「『ゼロワン計画にかかるヒューマギアには機密保持のためのプログラムが仕込まれています(キリっ!)』→テロリストに情報ダダ漏れだけど全くわかりませんでした。」に至っては唖然とするしかありません。衛星ゼアに管理ヒューマギアなんていたのかと思っていたらもう崩壊していました。

或人「ヒューマギアも怒ったりするんだ」
は唯一納得できる内容でした。或人はヒューマギアを道具扱いしているだろうと思っていたのでこの回答には納得しかありません。これなら暴走したヒューマギアを破壊することに躊躇しないのも納得です。役に立たない道具は要りませんからね。壊すことに躊躇いがあるわけありません。むしろ新しいものに交換することは良いことです。シリーズ構成が久しぶりに手掛けた回での発言なら信頼性は高いでしょう。

■ロックもガバガバ
・セキュリティもガバガバですがプログライズキーのロックもガバガバです。
殴られる度にぽろぽろキーを落とす姿はファイズより酷かったです。テロップで「良い子のみんなはしっかり固定しておこうね!」って表示されなかったのが不思議なくらいです。

・敵も雑に投げたらキャッチされて、「ロック解除できないしw」と余裕こいてたら手動で使われて仲間を殺されていて間抜け過ぎました。
前々から思っていた「滅亡迅雷ネットがデイブレイクタウンに潜んでいるのに捜索しても見つからないの?」という疑問にも雑に回答が示されてうんざりです。

■不破の迷走
・またキャラが変わってました。
「名前が雷? お前が滅亡迅雷のスパイだな!」と難癖付ける知能の低いヒューマギアアンチになっていました。本当にキャラが安定しませんね。この前までの穏やかな様子はローテーション陣の不理解でしかなかったのでしょうか。

■方舟=アーク?
・ZAIAの社長が「方舟」と言っていましたが、あれは滅亡迅雷ネットの言う「アーク」と同じものを指しているんでしょうかね。
次回予告でも社長の関与を疑わせるような感じでしたし、すっかり滅亡迅雷ネットは用済みな感じになってきました。

■仮面ライダーバルカン・アサルトウルフ
・デザインは普通のかっこいい系でした。普通なので特に言うことがありません。
肩アーマーが大きいので動きづらいかなと思いましたが、地面を転がりながら振り向いて反撃するアクションがスムーズで驚きました。とりあえずやりようはあるようで安心しました。

■仮面ライダー雷
・ドードーだし、滅とデザインが似通ってるなと思っていたらいきなり死にました。
役回りとしては「幹部倒してないから倒そう。でも滅と迅はダメだから別のやつで」だけなんだろうなと思います。スーツはもったいないので再利用するんでしょうね。あるいは弟のヒューマギアがいるので後を継いで雑にやられ役になるのでしょうか。


次回はもうアサルトウルフがゼロワンに取られるみたいでした。シャイニング単体も用済みですね。敵組織も移り変わりそうな雰囲気ですし、目先の展開への興味がますます薄れます。

コメント

6 件のコメント :

  1. 更新お疲れ様です。

    見てて「メインライターが書けば書くほど世界観と設定とキャラが迷走し続けていってません?」ってのがまず浮かびました。
    ヒューマギア兄弟の話自体が特に意味無いんですけど、不破はいきなり怒り怒り連呼し出すし、兄貴は変身した所で即死ぬし、或人は或人で相変わらず吠える割にヒューマギア倒した後何も反応しないし、滅亡迅雷は今日も今日でアホだし…とひたすらに頭が痛くなってきます。

    というかメインライターの認識では,「ゼアはヒューマギアをしっかり管理出来ている」だったんですね。
    作中見る限りどっからどう見ても管理どころかバックアップ調達すら出来てないド無能衛星だとしか思えてなかったので意外でした。

    仮面ライダー雷とか言う謎の雑魚は今後もベルトとキーを使い回して出てくるんじゃないんですかね?
    というか現状マギアがやってるやられ怪人枠がそのまま雷にシフトしそうな予感はします。

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    1. マッソさん、こんにちは。

      >見てて「メインライターが書けば書くほど世界観と設定とキャラが迷走し続けていってません?」ってのがまず浮かびました。

      理路整然とした世界観は一向に見えてきませんね。14話経ってもヒューマギア関連の常識すらわかりません。

      >作中見る限りどっからどう見ても管理どころかバックアップ調達すら出来てないド無能衛星だとしか思えてなかったので意外でした。

      私は「そういう発想がない」世界なのかなと思っていたので、できてるつもりだったことに驚きました。

      >というか現状マギアがやってるやられ怪人枠がそのまま雷にシフトしそうな予感はします。

      ドードーの例から考えると数話は引っ張る可能性が高いと思っています。雷をそのまま使うのか改造するのかはわかりませんが。

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  2.  東映はチャンバラ映画で大きくなった会社だから、「ハッタリ・ケレン味重視で整合性は無視、その場の受けが取れればそれでいい」「賑やかしで客を喜ばせてなんぼ、というのが伝統的に染みついてる」という意見を見たことがあります。

     白倉Pがよく言う平成ライダーの「ライブ感」、ほかのドラマ、プリキュアのようなアニメにも見られる「伏線軽視、よさげなシーンを唐突にねじ込んで、その場の勢いで誤魔化す」作風がまさに、東映という会社の体質だとのことです。

     むしろ、クウガやダブルといった、伏線展開と伏線回収を行った作品が、イレギュラーであるようです。

     この、「賑やかし」を「新玩具、新アイテム、新フォーム」に置き換えれば、まさにゼロワンの問題点そのものであり、東映という会社の病理ともいえるのではないでしょうか。

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    1. >この、「賑やかし」を「新玩具、新アイテム、新フォーム」に置き換えれば、まさにゼロワンの問題点そのものであり、東映という会社の病理ともいえるのではないでしょうか。

      私は販促アイテムが問題なのでは無いと思っています。問題なのは対応できていないことのほうだと思っています。
      私は番組としての仮面ライダーの第一義は「販促番組」であることだと思っています。販促番組で最も重要なことは販促をすることです。よって新しい玩具の販促を行うことは当然です。商品が多いならその分だけ販促が増えることも当然です。販促できないなら作品を作る意義が失われます。

      問題は数や方向性の変化に制作陣が対応できていないことだと思います。数を減らせばいいというのは「この子は重いものを持てないから荷物を軽くしてあげよう」と言っているようなものです。プロにかける言葉ではないでしょう。
      新しいフォーマットなり、臨機応変に対応できるスタッフを育成するなりするのが真っ当な道筋だと思います。

      それが現状だと全くできていませんし、むしろダメな方向に進んでいると思います。
      最近よくある「設定やテーマに凝る」なんてもってのほかだと思います。不可能ではありませんが困難です。普通の人にできることではありません。
      品数が多いんだからそんなことやってる暇はありません。登場人物中心の長々としたドラマも合いません。もっとコンパクトに展開を引きずらないストーリーにしたほうが、展開を切り分けてやりやすくなると思います。
      「困難だとわかっていることに挑戦するなら充分に準備する」
      「それが自分たちには実行できないと思うなら、ミスを抑えられるように作りやすい構成にする」
      そういう真っ当な制作体制すらできてないように見えます。一貫したストーリーを作る技量がないのに延々と失敗を繰り返すのは愚かだと思います。

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    2.  つまり、今のライダーでは、本来一番重要なはずの販促アイテムに、賑やかし以上の意味がないってことなんですね。
       おもちゃの30分CMですらないなら、存在意義は何なんでしょうね。

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    3. 私は賑やかしにもなっていないと思っています。制作側は「邪魔者」として扱っているように見えます。飾りも目立つ場所に考えて配置しなければ飾りとして機能しません。ライダーでそうやっているとは思いません。

      >おもちゃの30分CMですらないなら、存在意義は何なんでしょうね。

      雇用の創出だと思います。プロデューサーなどは「特撮やヒーローものを現代に残していくために~」とか言うのでしょうが。

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