『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第37話「誕生!最恐タッグ」:感想

2019年12月8日

【ストーリー】

■新人としては及第点
・まずまずのお話でした。公式ページの感じからすると「お芝居をしながら爆発の中を駆け抜ける、アクションするという初チャレンジ」が一番のノルマだったようなのでそこはそれなりにできていたと思います。

・アクション自体もそれなりに良かったと思います。私は爆発に興味がないほうなので別にやらなくてもいいと思っているのですが、躍動感や危険な感じは伝わってきました。

・ミサイルの音はよくわかりませんでした。
地中から発射していることとは関係なさそうですし、なぜアスナだけが気づけたのかもわかりませんでした。アスナに「耳が良い」設定なんてありましたっけ? 試練がハエを追う訓練だったからそこにかけたのでしょうか。

・ミエソウルのはしょり方は良かったです。
先に台詞で「ミエソウルで敵の位置を把握したい→妨害で失敗」とやっておいて、実際のミエソウルはフエソウルでの撹乱作戦の合間に音声だけで済ませて、ドッシンソウルで叩き出す流れにスムーズにつなげていました。

・お話は全体的にそこそこ止まりでした。
ガチレウスとワイズルーのタッグは特に意義を感じませんでしたし、ティラミーゴとコウの話も唐突だしこれまでに2人の仲を特別描いてきたわけでもないのでピンと来ません。コウとティラミーゴのタッグの絵面をやりたかったんだろうなとか、クレオンの変化の兆しを描くことがノルマに含まれていたんだろうなとメタ的に理解できる程度で内容にまで昇華できていませんでした。
「変身音に反応して見えないミサイルが飛んでくるから変身できない。生身で対抗するしかない」とか、「ティラミーゴに騎乗するレッド」などやりたい構図ありきのお話だったと思います。シチュエーション自体は「なんでそうなるんだよ!」とツッコミたくなるような不自然さはなかったのでまぁまぁな出来栄えだと思います。


【アクション】

■爪と剣の二刀流
・マックスレッドのクローと剣を織り交ぜた戦い方はかっこよかったです。
直線的だがコンパクトなクローと曲線的で大ぶりの斬撃のコントラストが良かったです。

・ティラミーゴに騎乗したマックスレッドは絵面としてはかっこよかったですがアクションは冴えませんでした。
剣の刃渡りが短いので騎乗用の武器としては不適格なのでどうにもなりません。相手も騎乗させて高さを合わせないと無理でしょう。騎乗vs騎乗だとそれはそれでアクションが困難なのでどうしようもないでしょう。巨大ロボ戦のようなものなのでアクションのクオリティが低くなるのは避けられません。


次回はもう更なる強化フォームが登場するみたいです。マックスレッドが登場してまだ5話しか経っていないんですけどね。
しかも結局、武器は剣になるみたいです。今回みたいにクローも併用してくれるといいのですが。
公式ページのカットからすると、レッドかゴールド、どちらか片方しか使用できずゴールドが使う場合にはマックスレッドになるみたいなのでまだ望みを捨てるには早いですかね。 販促的には「新アイテムでスーパーレッドに変身! 更にクローと合わせるとウルトラレッドに変身!」みたいな形式も有りそうで怖いです。

コメント

0 件のコメント :

コメントを投稿

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。