『仮面ライダーゼロワン』 第37話「ソレはダレにも止められない 」:感想

2020年7月5日

■さすが飛電或人
・今更「人類を超えた機械は恐ろしい!」ってさすがですね。周回遅れにも程があります。今までいったいどの口でヒューマギアに反対する人々に対して「ヒューマギアは人類の夢なんだよ」と言ってきたのでしょう。
1話で暴走するヒューマギアを誰も止めることができず、被害が広がる一方の中で止む無くゼロワンになり、「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」とまで言ったのは何だったんでしょうね? そんな台詞まで言っておきながら機械の脅威を認識していなかったとはびっくりです。これも歴史改ざんで無かったことになったんですかね。

・そこからの立ち直りもさすがのゼロワンクオリティでした。
「お前のお爺さんは開発者だし、父親はヒューマギアだろうが。お前が信じないでどうする!」ってそんな抽象的な言葉でよく思い直せるものです。むしろそんな曖昧な理由で信じてきたから今更になって当たり前のことで悩むハメになったんだと思うのですが。これをドラマの見せ場に持ってくるなんてさすがゼロワンです。

■ソレ(プレバン)はダレにも止められない
・あれだけ白い服にこだわっていたZAIA社長のパンツが黒で、はぁ?と思っていたらアバレルであのパンツを販売するそうです。真っ白なパンツじゃ売れませんもんね。小物商法が本編に支障を来した例がこれになるとは予想外です。

■アーク
・舐めプに舐めプを重ねる展開に早くもうんざりしてきました。ラスボスクラスを早めに出すとこうなるのは目に見えていたはずです。前回の迅の一件でアークゼロを倒したところで乗り移って復活するかもしれない可能性も示唆しているので不毛な展開に隙がありません。さすがゼロワンです。

・サウザーには4vs1で戦うのに、ゼロワンには1vs1になるところなんて徹底されてますよね。
危惧していた雷なんてバルキリーと小競り合いするどころか雑魚AIMS隊員と戦っていました。新登場の亡のライダーはサウザー相手に苦戦して早速格がだだ下がりですし、悪いバトルの見本市のようでした。


次回はサウザーが仲間になるみたいです。
初期の頃から「天津垓は単純な敵ではないので」とかプロデューサーが言っていたので仲間にする気なんだろうなと思っていましたが本当にやるんですね。そここそライダーお得意のライブ感を発揮すべきところだと思います。


コメント

6 件のコメント :

  1. こんにちは。

    急に人工知能にビビり出したかと思えば、秒で立ち直ったりと我らが主人公は相変わらずころころスタンス変わりますね。
    まぁビビった原因が「今まで無双出来た相手と違って、アークゼロにはガチで手も足も出なかったから」と言う悪い意味でリアル感しかない所が、いかにもゼロワンらしいです。

    アークゼロさんは、或人やイズにトドメ刺そう(結局見逃しましたが)とする割には逃走する45歳はスルーだし、配下が「人類滅亡」路線なのに御本尊は「人類は私の道具」路線だったりと行動規範が謎です。
    前者に関しては「ゼアがどういう対策を取るか分からないからゼアと接続出来るイズとゼア製のゼロワンを破壊しようとした」位の事は次回で行って来そうですが…。
    細かい所ですが、1話で3回も同じ演出の必殺技かまして1話で3回も現地解散バトルされるとみてる方はどうしようもないのでお辛いですね。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >まぁビビった原因が「今まで無双出来た相手と違って、アークゼロにはガチで手も足も出なかったから」と言う悪い意味でリアル感しかない所が、いかにもゼロワンらしいです。

      或人らしい情けなさでしたね。まぁ当然と言えば当然でしょうね。以前からチェケラや滅亡迅雷など勝った相手でもやばい存在はいたのに無反応でしたからね。ボロ負けくらいしないと理解できないのは納得でした。

      >前者に関しては「ゼアがどういう対策を取るか分からないからゼアと接続出来るイズとゼア製のゼロワンを破壊しようとした」位の事は次回で行って来そうですが…。

      これくらいはあってほしいのですが、個人的には懐疑的です。
      ゼアって不自然なほど無視されてると思うんですよね。本来ならアーク以上のラスボスとして君臨してもおかしくないはずだと思うのですが、味方側で有効活用されることすらありません。アークにできるのだからアークゼロのように自身を端末に降ろして活動することもできると思いますし、それは当然ゼロワン以上の戦闘力を持っていると思います。スタッフの中では「バンダイ」と同扱いになっていて極力無視されてるんじゃないかと疑いたくなります。

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  2. 更新お疲れ様です。

    お休み前よりさらに誰が何をしたくて動いているのかよく分からなくなってる気がします。
    本筋的にはお休み前からの続きなんですよね? 総集編は途中から観れてないんですが何か重要なことを見逃してますか?

    人類の夢ゴリ押しだった或人が人類を超えた力はヤバい…となってて笑ってしまいました。立ち直り方も要するに祖父の尻拭いをできるのはただ一人、俺だ!ってことですよね。責任感の強い立派な主人公です。

    不破は設定リセット食らってから虚無と化しましたね。人間でありながら作り物の人生を与えられた存在として、目的を設計されたヒューマギアと比較したり描けることはあると思うんですが。辛い過去なんて無く、亡の分離後も特に問題無いようですし、家族も健在でむしろ順調なんじゃないでしょうか。こんな共感も同情もできない人に何を思えばいいんでしょう。

    唯阿はごめんなさいできたのはいいとして、そもそも社長と決別後は単独で動かなければならない理由が薄いですよね。

    天津垓はもしかして争いの火種を作る悪の武器商人のつもりかもしれませんが、大っぴらすぎて普通に会社経営できているのが不思議です。ネタキャラにして仲間になる展開もうんざりです。

    撮影休止は異例ではありますが、ゼロワンの問題ってそれ以前に形となるものを一切築いてこなかったことですよね。
    毎回あらゆる職種のヒューマギアを出すだけでどの問題に対しても踏み込んでいませんし、本筋の敵との戦いにしても初期状態のままで戦果が無いです。滅亡迅雷なんて全員「なんとなくそんな気がするから」的なふわっとした感じで動いてて威厳とか皆無ですし、それに対峙する或人の主人公としての成長もありません。
    何か一つでも主軸となるものがあれば、放送話が減っても方向性を定められたでしょうが、何も無いから今更話し相手AIを作ってみたりしてるんでしょうね。大発見したかのようでしたがイズの立場ってなんなのでしょう。秘書としてのサポートだけでなくおしゃべり相手もして来たと思うんですが…。

    アークはなんか凡庸ですね。弓の演出とか過去作で見飽きたような感じで希少感が薄いです。亡はデザインが割と好きですが戦闘で目立ってないのは話数が削られ犠牲になったんでしょうかね…

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >本筋的にはお休み前からの続きなんですよね? 総集編は途中から観れてないんですが何か重要なことを見逃してますか?

      厳密には35.5話の続きでしょうね。アズとか影も形もなくなったのでそれも怪しいですが。
      総集編での内容は特に重要ではないと思います。滅と雷がいつの間にかシンギュラリティを迎えたことになっていたくらいでしょうか。これも本編に適用されているのか怪しい部分ですが。

      >立ち直り方も要するに祖父の尻拭いをできるのはただ一人、俺だ!ってことですよね。

      それくらい考えてればマシなほうでしょうね。私はそんな考えも持ってないと思っています。

      >人間でありながら作り物の人生を与えられた存在として、目的を設計されたヒューマギアと比較したり描けることはあると思うんですが。

      やろうと思えばいくらでもできたと思います。本来ならZAIA社長が不和や唯阿に連呼していた「お前たちは私の”道具”だ」という発言もそこにかかっていたはずでしょう。

      >そもそも社長と決別後は単独で動かなければならない理由が薄いですよね。

      それこそ指名手配にでもなっていれば迅と協力するしかない立場にも追い込めたと思います。
      これを言い出すと、そもそも逮捕されるべき人物がいすぎてどうしようもなくなりますが。

      >大っぴらすぎて普通に会社経営できているのが不思議です

      その癖、今更になって不信任だと言い出すことが馬鹿げていると思います。

      >秘書としてのサポートだけでなくおしゃべり相手もして来たと思うんですが…。

      「こういうのは人型じゃないほうが良いな」と言い出したのでどうしようもないと思います。それを言ったら寿司屋や野菜工場も人型である必然性はないと思います。ロボットもののスタッフがどれほど「人型であること」の必然性について理由付けに苦しんできたか全く知らないのでしょうね。

      >弓の演出とか過去作で見飽きたような感じで希少感が薄いです。

      滅とかがやっていたのと大差ありませんからね。武器を創り出す動作も、どこからともなく武器を取り出すのが当たり前のニチアサでは全然特別感を感じませんし。デザインもアクションも普通で、特に悪いところも良いところも感じません。

      >亡はデザインが割と好きですが戦闘で目立ってないのは話数が削られ犠牲になったんでしょうかね…

      私は関係ないと思っています。バルキリーなんて唯阿がZAIAから離れた後も活躍ゼロですし。

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  3. シンプルかもしれないけれどそんなに悪くないライダーのデザイン。
    ルパパトやジュウオウで魅せてくれた杉原監督や柴崎監督や中澤監督。

    キャラの好感度とは裏腹にコロナ太りではなく45歳の体型を自分なりに考え増量してまでと若干だらしない体型を作るという真剣に役作りに励む那智さんの役者魂始め役者陣。
    これだけ揃えば多少の粗はあれど許容範囲として見れた筈です。

    大森Pによる恒例の悪役贔屓無双と海外経験で会得したヴィランズとの共闘の意味を履き違えた悪癖(なんとエボルトを武藤に無茶振りして復活&野放し)のせいでこんな事になるなんて……これなら未だキッチリ敵を倒したジオウがマシになるなんて思いませんでした。

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    1. 戦隊などと比べて手放しに褒められるクオリティではありませんが、ここ数年のライダーと比べた場合には映像やアクションは一回り以上は上だと思います。監督やメインスーツアクターの変化は効果が出ていると言えると思います。

      ストーリーや販促に関しては従来と大差ないと思います。監督やスーツアクターを変えただけではそこは変わらないようです。
      予想できる範疇でしたが嬉しくない事実です。そちらの改善は進んでいないようです。

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