『仮面ライダーゼロワン』 第40話「オレとワタシの夢に向かって」:感想

2020年7月26日

■伝家の宝刀その2
・最強フォームが出る回だけあって、ゼロワンも伝家の宝刀をもう一本抜きました。
まさか「という夢だったのさ」までやるとはさすがです。この調子なら最終回では或人のお爺さんもお父さんもみんな生き返りそうですね。アークもキレイになって蘇るでしょう。

・ゼロワンではお馴染みの掌返しも一段とすごかったです。
アークは前回は死にかけの或人を倒さずに帰ったのに今回はわざわざ殺しにやってきました。予測済みだの何だの言ってるわりには行動が無駄だらけで説得力がありません。

・前回のゼアは「無理。考えてもアークを倒す方法わかんない」だったのが、イズ=ゼアになった途端に「ゼロツー作れば余裕ですw」に変わってました。
どう見ても演算性能で劣るイズのほうが性能が良いってどういうことでしょう? 「1秒考えれば思いつくけど人間のためにやるとかめんどくさい。でもイズはやる気があるから性能が足りない分だけ時間をかけてがんばってシミュレートすれば作れる」とかマジでやる気の問題なのかもしれません。
いつの間にかイズに3Dプリンター機能まで付いていました。飛電本社にある3Dプリンターは横幅だけでもイズの5倍はあるように見えますがいつの間にか小型化に成功していたようです。たぶん、スタッフが3Dプリンターを何もない空中から生み出せる魔法の機械だと思っているからだと思いますが。

・「主人公が創ります→無理に決まってるからゼア様様です」は予想の範疇でしたが、相変わらず主人公を馬鹿に見せることに余念がありません。迅に「戦えないやつはさっさと逃げろ」とまで言われたのに棒立ちで見学して足を引っ張っていたのもさすがでした。

・個人的にはドヤ顔するためだけに迅が死にかけるまで放置した点がさすが或人だと思いました。
シミュレーションが完了した時点でゼロツーは完成していたからアークが襲ってきた時点でゼロツーに変身してボコれば迅は無駄に苦しまずに済んだんですよね。アークに「お前の予想を超えたぞ!」と自慢するためだけに迅を無駄死にさせかけるなんて見事なサイコパスっぷりです。

・極めつけは今回の内容全てがひっくり返ったことでしょう。
或人は「予想済みだ!」とかドヤってたのに、最後に「え、アークは衛星が本体だから衛星があればいくらでも蘇るんですけど?」と今回の行動の全てが無に帰しました。それを聞いた或人たちが「え、そんなの知らなかった…」と呆然としている姿はゼロワンに慣れてる私もさすがにドン引きしました。前回の内容をひっくり返すどころか1話の間に主人公の行動が無駄になるなんてさすがゼロワンです。
あるいは「予想とかあてにならないから堅実なバックアップこそが重要。みんなこんな馬鹿になっちゃダメだよ」というメッセージでしょうか。

■夢だったらどんなに良かったか…
・天津垓がこの期に及んで「(アーク誕生と或人が死んだのは)私のせいじゃない!」と言ったり、アークの殺し方が超雑だったりしましたが、それも「しょせんゼアの予想なので雑なのは当たり前です」で片付けられる点は隙がないと思いました。ゼアならそれくらいできますね。悪い意味での信頼を活かした見事な展開です。
個人的には「…こんな未来は糞なので避けましょう」と1話まで巻き戻ってやり直してくれるといいなと思いました。

・こんな展開にするならアーク(衛星)とアークゼロを別の存在にするか、滅にアークゼロの立ち位置をやらせるほうがマシだったと思います。
或人の言動に衛星アークが心を動かされて「私たちが間違っていた。もう止めようアークゼロ/滅」と訴えかけるも拒否されて衛星アークが破壊され、最後の力で衛星アークがゼアにゼロツーのデータを渡して擬似的にアークと協力して戦う展開のほうが開発経緯も人とヒューマギアの意思の統一もスムーズにやれたと思います。

■ゼロツー
・見た目はかっこいいです。
ゼロワンの発展型とわかるデザインで、手や顔、肩などポージングしたときに目立つ場所に配置した赤色がばっちり目立っていました。

・アクションは普通でした。シャイニングホッパーと違いがよくわかりません。
特長らしい能力も高速移動なのかワープなのか現実書き換えなのか、何なのかよくわかりません。「強いから強い」という以上の印象がなく、これまで勝てなかった敵に勝つために生み出した最強フォームとしてはパッとしない内容でした。


次回は滅がアークを裏切って共闘するみたいです。
なんででしょうね?としか言えません。次回予告のカットからすると迅を殺しかけてシンギュラるっぽい感じです。そうだとしたら「それ前もやったよね?」としか言えません。


コメント

4 件のコメント :

  1. こんにちは。

    前半15分まるまる使って「実は夢だったのさ」展開やってのけてビビりました。
    メインキャラがひたすら棒立ちでお亡くなりになっていく画のシュールさは、当代随一の域ですね。
    終盤入って展開は巻いてるはずなのに、何故か常に尺が余ってる様な印象を受けるのが我ながら不思議です。


    刃がヒス気味に「アークはお前(天津)が作ったんだろ!無責任な事を言うな!」とキレていましたが、見てる側からすると「お前(刃)と迅が無計画・無責任にアークを解放したからこうなったんだろ!無責任な事を言うな!」としか思えないです。
    おまけにゼア(=イズ)の予測でも看破出来なかった「衛星本体を破壊しないとアークは無限復活」という凄絶な後出しじゃんけんによって、刃と迅の戦犯っぷりに超ブーストがかかりました。
    散々デイブレイクタウンに出入りしてたのに、1度たりともアーク本体をどうにかしようとしなかったツケが出まくっていますね。

    >ゼロツー
    正直に言うと、「シャイニングホッパーと何が違うの?」って位にはやってる事は代わり映えしなかったです。
    公式が言うには「仮面ライダー2号オマージュ」らしいですが、あまりそういうこだわりは感じられませんでした。
    シャイングアサルトやメタルクラスタよりかは動きやすいのかな?と言う気はしましたが、ゼロワンのバトルはこれまでCGに頼っている所が多分にあったので、果たして生のアクションでどれだけ魅せれるかがキモですかね。
    あとゼロツーって残りの出番精々1か月位しかないのに、スーツ2着作ったんですかね?なんかそれっぽいカットでチラチラありましたけど…。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >散々デイブレイクタウンに出入りしてたのに、1度たりともアーク本体をどうにかしようとしなかったツケが出まくっていますね。

      不自然なほどに無視してきましたからね。せめて「太平洋のどこか」くらい広かったら探さない理由になったのですが。

      >あとゼロツーって残りの出番精々1か月位しかないのに、スーツ2着作ったんですかね?なんかそれっぽいカットでチラチラありましたけど…。

      「予算は一度もらったら使っても使わなくても変わらないから」とか、「外部に発注して作ってもらうものだから今更キャンセルしたら相手方にとって問題になる」とか、いろいろあるのかもしれませんね。

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  2. 更新お疲れ様です。

    主人公が死体となって横たわっているのに一切喪失感とか無かったです。不破たちの沈痛な面持ちとか笑ってしまいました。絆どころか実質知り合いレベルですよね。
    個人的にはイズの反応が一番違和感ありました。作り手側が考えてるほどのイズの変化とか特別性が伝わっていなくて「ヒロインとはそういうもの」以上の個性があるとは思えません。いつもの空気ヒロインと言われればそれまでなんですが、順当に行けば感情の発露という感動的なシーンになっただろうにもったいないです。

    こだわってたはずの3Dプリンターとかメカっぽい描写もどんどん雑になりますね。もうイズの全身がふわーっと光って受肉して人間になっても驚かないかも知れません。

    これまでヒューマギアがどのようにシミュレーションを行っているのか描写したこともないのに、時が戻って繰り返すかのような演出はズルいですよね。視聴者を騙すためだけの陳腐な小細工です。ループがこの一話の中だけで完結してるのもしょうもなさに拍車をかけています。どうせならこれまでのあらゆる記録から洗い直して開発のヒントを探すとかやれば話を繋げようという気持ちくらいは感じられるんですが、まぁ総集編で過去の描写をねじ曲げて修正しまくってる時点で意味ないですね。結局イズ経由でゼアを起動すればおkだったと言われても納得し難いです。
    「こんな或人、見たことない…!」と周囲が驚愕するほど没頭してノートに書いていたのがお花畑夢ポエムだったのは引きました。この或人の構想(?)とイズの予測が合わさり最強フォームが完成する!と言われても説得力がかけらもありません。こういうところが本当に価値観が合わないです。

    アークって天津垓曰く人智を超えた完璧な人工知能なんですね。いつも「全然予測と違うじゃん!」て言ってるイメージなんですが。何度でも蘇るさは脅威よりもうんざり感が増します。

    ゼロツーは近年のゴテゴテ路線をやめてスッキリ細身で配色もシンプルですね。マフラーぽい意匠とかも違和感なくまとまっていて、1話みたいなフルCGモデルのアクションができれば映えそうです。

    滅はもうアークに操られてるただの器で本体はパパの自覚でチョロく味方になる程度の存在なんですね。敵としての矜恃とか期待した方がバカでしたね。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >主人公が死体となって横たわっているのに一切喪失感とか無かったです。

      個人的にはそもそも「本当に死んだのか?」と信ぴょう性が怪しいように感じました。人間と見分けがつかないアンドロイドがいる世界では影武者なんていくらでも作れますからね。仮に死んでも或人の父親のように性格を再現したアンドロイドも作れるから本物が死んでもどうにかする方法はありますし。つくづくスタッフはSFがわかってないと思いました。

      >いつもの空気ヒロインと言われればそれまでなんですが、順当に行けば感情の発露という感動的なシーンになっただろうにもったいないです。

      キャラ薄いですからね。イズに限りませんけど。40話もやってるのに1クール作品以下です。

      >「こんな或人、見たことない…!」と周囲が驚愕するほど没頭してノートに書いていたのがお花畑夢ポエムだったのは引きました。

      元々「或人にそんなことできるの?」と疑問に思っていたのにあれですからね… もしも社運をかけたプロジェクトであれが社長から提示されたら社員はみんな辞めたくなるでしょうね

      >敵としての矜恃とか期待した方がバカでしたね。

      何もありませんでしたね。まぁ、或人とか他の登場人物もだいたい何もないんですが。

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