【ストーリー】

■もう一人の追跡者
・今回のタイトルのもう一つの意味は霧子のことだったんですね。
タイトルの通り、霧子が何を思ってロイミュードとの戦いに参加したのか、そして進ノ介に対してのイメージが変わっていく過程が描かれていました。

・当の進ノ介は霧子を信用していて、自分がどう思われているかは気にしていない様子でした。相手に何かを求めない姿勢は滅私の心が基本のヒーローに合っていますね。細かいところでの裏付けが良い感じです。

■魔進チェイサー
・お互い素手での格闘戦はやっぱり良いですね。
どちらもコンパクトでスマートな戦い方なので、身体の動きが滑らかでスタイリッシュでした。

・チェイスは敵からの視点で仮面ライダーを語っていました。
意見はごもっともですね。確かに一方的にコアを破壊するライダーよりはよっぽど良心的です。
ただ、「やり直すチャンスを与える」といっても実際にはそれほど良いことには見えないんですよね。与えられる側がハートたちの意にそぐわない形に進んだ場合はまた壊されるので、結局恭順以外の選択肢は与えられていません。命を奪うことと、どっちが残酷なのかは考えものだと思います。この辺りがチェイスの離反の要因になるのでしょうかね。

■りんな
・ハンドル剣などを開発したのがりんなのかそうでないのか、どちらがミスリードなのか判断がつきませんね。
でも次回の展開からすると、素直にりんなが開発者のような気がします。今回の画家の本物も捻りなく普通に捕まっていましたし、今回のラストでシフトカーが逃げようとしてなませんでしたしね。
この辺りはあまり深読みしないほうが良さそうな気がします。


【アクション】

■ハンドル剣
・見た目のわりには至って普通でした。
低空ターン以外は特に特徴が見受けられません。必殺技は及第点といったところです。
特徴的な能力のベガスを入れて、あれだったのが気になっています。ベガスの777自体も地味でしたし、これから先にシフトカーごとの差別化を図れるのか不安が募ります。

■今回のカーチェイス
・今回は前よりは良かった感じがしました。
ライダーが敵に追いかけられるのは新鮮な感じがしますね。
といってもチェイサーのバイクのほうがメインだったのでカーチェイスとして褒めて良いのか疑問があります。たぶんバイクvsバイクだったらスピード感があって、もっと迫力があったように思えてしまいます。いずれにせよ、シチュエーションである程度カバーできるというのは一つの収穫でした。


■今のところの印象
・来週はお休みで次回は2週間後になります。
今のところ全体の印象としては、細かいところは良いのだけど、玩具が絡む部分など目立つ本筋部分がいまいち噛み合っていない印象です。
前回の回想での車線が2つあったことが伏線になっていて、同時にシフトカーが壊れる可能性を示唆していたり、ドライブが防戦一方だった理由や霧子の無謀な行動の理由など、行動を見せて後から説明するやり方は良いと思います。

・ただ、丁寧な筋書きが今は説明臭く働いてしまっているように思います。
アクションのほうも脚本の意図としては、戦闘自体は真面目に戦いつつコミカルなアクションで茶目っ気を出すか、あるいはシュールな印象を持たせたいようなのだけど、実際のアクションは真面目に無難な印象を受けます。遊んでいるとも真剣にやっているともとれない半端な動きに見えます。思い切りと練り込みが足りていません。独自性を活かしたアクションも、三条さんの持ち味の1話全体での一体感も削がれてしまっています。

・これらがクリスマスに向けて毎回新アイテムを2つ以上も出す無理な販促が原因だと良いのですが… もう一ヶ月くらいはこんな調子でしょうかね。しばらくは様子見が続きそうです。