プリキュアで初めて見たのがフレプリで今でも一番フレプリが好きだ。
映画版もすんごく楽しめた!,フレプリの良さを凝縮した作りで大満足♪

映画フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(初回限定版) [DVD]映画フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(初回限定版) [DVD]
(2010/03/17)
沖佳苗、喜多村英梨 他

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アクションシーンは少ないけど、どれも見応え充分だった。
・ラブやんの格闘は相手が強いから地味な応酬だったけど、アクション映画ファンとしては目を見張る構成だった。相手の攻撃をいなしながら体勢を崩そうとするやりとりとか、回し蹴りを避けられても引っ掛けて体勢を崩そうとしたり達人の攻防だった。その流れだから最後の発勁?のパンチ一撃も納得が行く。映像の力によるゴリ押しは映画らしくて好きだな。

・パッションはもうなんて言うか。『誰も見てないから良いよね?』って感じの容赦無い戦い方。キングさん可哀想。ノーリスクノーモーションのワープなんてどうしろって言うんだよw
いつかミルキィローズvsパッションの戦闘を見てみたいものだ。
個人的には、刹那のカジノのディーラー風衣装が気になった。あれ良いよね。

・パインはいつも通り。ベリーも悪い意味でいつも通り…尺の犠牲は付き物だから仕方ないよね。でもベリーさんの戦闘も良かったと思う。戦闘機があるのに結局素手で壊すのは実にフレプリらしかった。フレプリと言えば腕力による実力行使だよ。

フレプリの一番好きなとこは一貫性があること。
思いだけでは止められない。蛮行を止めるには力が要る。だけど力だけでは救えない。救うために思いを伝えないといけない。だからラブたちはプリキュアになれたし、なって戦う必要がある。映画版はまさにこの流れだった。
逆元気玉状態になった敵を止めたのがラブの思いというのは見ようによってはご都合主義にも見えるけれど、そうじゃないと思うな。ラブが救ったのはあくまでウサぴょんだけで、他のおもちゃたちは感化されて思い出しただけなんだ。一人でできることに限界はあっても、一人救うだけで変わることもある。それも大切なことだと思うな。

脚本が特に素晴らしかった。ウサぴょんの登場したとこやはみ出た綿や、ちょい役で出たおもちゃたち。説明役にも後半での存在意義を持たせて伏線として活用してある。中でもボスのトイ魔神の描き方が良かった。恨みには共感できないけど無念に近い思いにすることで敵側の正当性を描き出していた。おもちゃを吸収してのパワーアップも無理やり従えるわけじゃないから、力づくでは解決しないことがよくわかる。これがあるから最後のシーンが爽やかに終われるんだと思うな。

同時に”プリキュア”としてやるべきことまで踏み込んだのには驚かされた。個人の思いを胸に秘めつつもプリキュアとして戦う。涙を振りきって戦いを決意するラブはまさにヒーローだ。実質70分の尺の中だけでこれだけ濃密に描き切れるとは思わなかった。良い映画ってのは見た後に心地よい敗北感があるもんだと改めて思わされた。

フレプリファンだけでなく、『ヒーローとは何か』と考えるのが好きな人にもぜひ見て欲しい。