『魔法つかいプリキュア』最終回まで見終わって:総合感想

2017年2月3日




【序文】

■価値観が根本的に合わなかった
・私とは全く反りが合いませんでした。
既存の人間関係にしか興味を持たず排他的で周りに迷惑をかけても平然としている少女たちを愛でる趣味も、相手の言うことに耳をかさず、戦いを作業として無慈悲に排除し続ける様子を楽しむ趣味も私にはありませんでした。面白い面白くない以前に嫌悪感が先立つ内容でした。

・そんなわけで「どこがどう合わなかったか」という主観的な感想を主に書いていきます。客観的レビューでは全くありませんのであしからず。


【悪かった点】

■作画が酷い
・価値観がまるで合わないので何が良くて何が悪いのかほとんど判断がつかないのですが、作画に関してだけは確実に悪いといえます。

・プリキュアといえばアクションが見どころの一つでしたがまほプリはそれ以前の問題です。
従来のシリーズでいえば捨て回にあたるクオリティが普通で、敵幹部を倒す回などバトルが比較的重要であろう回ですらシリーズにおける通常回程度のクオリティでした。根本的に動かす枚数がないのではアクションなんて夢のまた夢です。アクションには期待してはいけません。

・原因は製作会社の東映が同時期にいつもより多くのアニメを作っていたことではないかと推測します。ドラゴンボール、デジモン、タイガーマスクWに映画のポッピンQとオリジナルものをいくつも平行して作っていました。
これに関してはスタッフにどうにかできることではないので悪い印象は抱いていません。しかし見どころの一つが削がれていることは確かなので作品としてはマイナス評価せざるを得ません。


【良かった点】

■デザイン
・プリキュアのデザインは良かったです。
変身前は従来より子供っぽく小学5年生くらいの印象で、変身後は大人っぽく大学生くらいに見えました。変身前後での落差が良いです。
プリキュアシリーズでは服装と髪の長さが変わる程度の変化で済むことが多く、全体の印象が大きく変わることは少なめです。個人的にはこれくらい落差があるほうが変身の意義が感じられて良いと思います。

・フォームチェンジも服装から髪型まで大きく変わり、着せ替え感があって面白かったです。同じキャラとして認識できるように前髪や頭部は変えずに、アクセサリーと頭上や横に伸ばした髪だけでこれだけのバリエーションを作っているのはすごいなと感心しました。

・個人的なお気に入りはルビーです。
ガーターベルトなどけっこうアダルトな服装をリボンとハートをたくさんあしらうことで可愛いといえる領域に押し込んでいるところがすごいです。よく通ったものだと思います。次点で大人っぽさを正統に昇華したサファイアが好きです。

■演出の土田豊さん
・悪かった点で述べたように基本的にまほプリのアクションは劣悪でした。
しかし時折、動かなさは同じなのに構図や動かし方に光るものを感じることがありました。そういうときはいつも土田豊さんが演出・絵コンテを担当されていました。土田さんという優れた演出家に気づけたことは私がまほプリから得られた数少ない成果です。

・具体的に話数で挙げると、21話のドクロクシーとの決戦、29話のモフデレラ、38話のカボチャ祭り、46話のサンタ回の演出と絵コンテを担当されています。どの回もリンクルストーンの魔法やホウキなど、まほプリの独自要素を活かしたアクションを行っていて好感が持てました。

・残念ながらまほプリの環境ではその才能を存分に発揮することができませんでした。他の作品で実力を思う存分活かせることを願っています。


【合わなかった点】

■主体性の無さ
・どこにマイナス要素を大きく感じるかと考えた末の結論が主人公、みらいの主体性の無さでした。

・まほプリは初期メンバーの二人、みらいとリコが中心に構成されています。
より絞りこんでいくとリコも「みらいのパートナー」というポジションでしかないことがわかっていきます。つまり、まほプリはみらいのお話であると言えるでしょう。

・しかしこの主人公のみらいに魅力がありません。主体性がないからです。
主人公のみらいがどんなキャラクターであるかはその口癖が物語っています。みらいの口癖、それは「ワクワクもんだー!」と「(相手の発言に対して)今○○って言いました?」の2つです。
言葉の響きのとおり、受け身の姿勢です。自分から楽しいことを始めたり、人を楽しませたりすることがありませんでした。自分からは何もせず、ただ何かが怒ることを期待しているこの主人公の行動を見ていたいと私は思えませんでした。
あまりにもマイナス要素が目立つので卒業すべきネガティブな意味で使われているのかとも考えましたが、実際には最終回に至るまで何度も繰り返し使われていきました。スタッフにとってはこれが肯定的な言葉であるようです。

・話の中核である主人公がこの有様なので、お話は基本的に年中行事やゲストなどのイベントや敵の襲来など向こうから勝手にやってくる構成が大半でした。
みらいとリコ、二人の関係性が主軸なのにイベントに頼ったのは間違いだと思います。むしろ「何もない日常でも二人なら楽しい」という路線のほうが合っていたと思います。
二人のお話なのに二人の”日常”が感じられないことは私にとって致命的でした。楽しそうに見えないどころか、「もしも敵も襲ってこない何もない平凡な日があったら、二人は何をして過ごすだろうか?」と想像しても答えが浮かんできません。毎回のように「私たちの邪魔をしないで!」と敵を打ち倒すのですが、敵をただの邪魔者として邪険に扱うなら戦いよりも優先したい普段の生活の大切さを描いてほしかったです。たとえば似た構成の初代プリキュアでは部活動や恋愛、学業など日常の要素が描かれていました。初代を意識したと思われる構成のわりには大切なところがすっぽり抜け落ちています。

・キャラクターで比較的印象が良かったのは、妖精であり変身アイテムのモフルンと赤ちゃんポジションである子供時代のはーちゃんでした。
でもこれは喜べない結果です。二人ともいわゆる”良い子”でしかないからです。他の問題を抱えたキャラに比べて有能で物分りが良いから印象が良いだけで、キャラクターとして優れているわけではありません。一過性ならともかくこういうキャラが最後まで目立ってしまうのはメインのお話が上手く行っていないことを示しています。

■怖い
・近年のプリキュアシリーズは、浄化と敵との和解や許しが基本でした。そんな風潮が嫌いだった人にはまほプリはオススメかもしれません。まほプリでは敵に対して無慈悲に何の感情も抱かずに倒すからです。私はそこに恐怖を感じました。何を考えているのかわからない人物が無秩序に圧倒的力を振るう姿を見ていると、いつその矛先が自分に向けられるのかと不安になります。

・敵の悪行が目立たないことが原因の一つです。
まほプリのバトルには基本的に一般人は巻き込まれません。
敵を倒すと壊れた物も元に戻ります。敵は幹部以外は無生物に魔法で命を吹き込まれた存在で、近年のシリーズで基本になっている人間の感情を素体にした敵ではありません。敵は世界の破滅を目的とし、主人公たちの持つアイテムやプリキュア自体を狙ってひたすら襲い掛かってくるだけです。基本的に人を襲わず街も壊さず、野望が叶ったときに世界が破滅するだけで実害がろくに描かれませんでした。
そんな敵をプリキュアがただ倒していきます。敵の言い分も聞きません。恨み言を言われようと気にしません。敵のほうが個人的理由や目的をはっきり言う分、プリキュアよりも戦う理由があるように見えてしまいます。悪役の人物描写をしないのは構いませんが、最低でも悪役が倒すべき敵に見える程度には描かないと話が成立しないと思います。

・越えられない断絶を感じたのは、敵幹部の一人、ヤモーとの戦いでした。
まほプリは敵勢力が二部制になっていて2クール中に最初の勢力がボス含めて壊滅し、3クール目から入れ替わりで新勢力が登場する構造になっています。
問題の敵幹部のヤモーは組織壊滅後も一人でプリキュアに挑みました。復讐の理由は「(数話前に倒された)大切な主君を殺されたから」というものでした。この理由が大問題です。
プリキュアの二人がそのボスを倒したときに挙げた理由が「大切なものを返せ(妖精の赤ちゃんがパワーアップのためにボスに取り込まれていた)」というものだったからです。私にはプリキュアもこの敵も掲げた理由は同じに見えました。しかしプリキュアはそんな敵でも動揺するどころか、いつもどおり聞く耳を持たずに抹殺しました。
これには愕然としました。普通のバトルものだったらショックで戦えなくなってもおかしくない展開です。それを理論武装して自分たちを正当化するどころか何の反応も見せずに倒してしまいました。自分たちと似た主張をするものも淡々と排除する姿はどちらが悪役なのかわかりませんでした。

・この後にもう一つ受け入れがたい出来事がありました。
敵のスパイとしてプリキュアに近づいた小悪党、チクルンをプリキュアが許す展開です。許すことは一向に構わないのですが、問題はチクルンの人物像とプリキュアの許し方です。
チクルンが敵に協力していた理由がまず私にとってはあり得ないものでした。それは「仕事をサボっているところを敵幹部に偶然目撃され、女王様に告げ口されておしおきされるのが嫌だったから」というものでした。つまり、母親に頼まれた仕事をサボっていたことをバラされたくなくて、世界の破滅とプリキュアの抹殺に加担したということです。
これには呆れました。いくらなんでも世界の破滅に加担する以上、人質を取られているなど相応の理由があると思っていました。やってきた悪行と理由が全く吊りあっていません。同情の余地のないただのクズに見えます。
このチクルンが情にほだされて敵を裏切り、スパイだったこととその理由をプリキュアの前でバラされてしまうのですがプリキュアたちはチクルンを庇いました。その理由は「チクルンは友達だから」というものでした。既に友達だから悪党でも庇うという展開に目眩がしました。
ヤモーの一件と合わせて考えると、似た考えの同類でも敵なら殺し、どうしようもないクズでも友達なら助けるということになります。そんな価値観の人物が世界を左右する力を握っていることに寒気がしました。身内はそいつの不始末が原因であっても助け、よそ者は道理があっても排除するなんてまるでヤクザです。
当然のことながら、敵を倒した後にチクルンの責任を追求したり、罪滅ぼしを促すこともありませんでした。敵への苛烈な対応との落差にますます首を傾げました。

・ヒーローをヒーローと呼ばれる存在にするものは”信頼”だと私は思います。
ヒーローも敵も強大な力を持つことに変わりはありません。「その人物が力を手にしていても不安にならないかどうか」、それがヒーローの絶対条件だと思います。ダークヒーローが使う力が邪悪であってもヒーロー足り得るのもそれが理由ですし、アウトローやヤクザでもときにヒーローのように見せられるのはその人物に一定のルールや美学があり力の矛先が限られているからです。
まほプリの場合は魅力がないどころか見ていて不安になります。バトルを基本とするプリキュアシリーズの作風からするとあってはならないことだと思います。

■販促が手抜き
・プリキュアシリーズに限らず販促が適当と感じることはしばしばありますが、まほプリの場合は度が過ぎていました。

・ロッドに使うアイテムのリンクルストーンが道端に落ちている。おまけにロッドが使われるのは数話に一度だけ。
追加戦士の武器のエコーワンドも初期メンバー二人のリンクルストーンに対応しているはずなのに全く使わない。

・フォームチェンジはどれを使うか戦闘開始前に選んでバトル中の変更は一度もなし。なぜそのフォームを選んだのか説得力を感じるバトル描写もなし。

 ・定番のビーズでアクセサリーを作れる玩具は3月発売だったのに作中で登場したのは半年後の8月になってからの一度だけ。それまではBパート開始時のアイキャッチで映るのみ。

・まるでやる気が感じられませんでした。違和感なく馴染ませるどころかノイズにしかなっていません。
よくこれでスポンサーが怒らないものだと思いました。いかに販促を上手く扱うかもキッズアニメの醍醐味だと私は思っています。これでは上手い下手以前の問題です。

■無駄が多い
・まほプリは多くの要素を切り捨てています。
バトル、変身の意義、悪役、販促…、プリキュアシリーズの構成要素の大半を不要なものとして扱っています。
これには無理がありました。プリキュアシリーズではその回に登場する敵とバトルに毎回5分以上使っています。それらの要素を切り捨てたまほプリも例外ではありません。放送時間はCMとOP、EDを除いて正味20分強ですから、各話全体の20%以上も無駄にしていることになります。それで影響がないわけがありません。プリキュアシリーズの土台を無視した結果、その分だけ無駄になり全体の構成に大きな穴を空けることになりました。

・ストーリー面で特に驚いたのは、終盤で主要キャラクターであるモフルンとはーちゃんも切り捨てたことです。
従来のシリーズの基本構造やノルマだけならともかく、自分で生み出したキャラクターまで切り捨てるとは思っていませんでした。みらいやリコと対等なキャラだと思っていたら、いつの間にか「あれ、今回モフルンは相槌以外に何かしゃべったっけ?」なんて疑問を抱くはめになっていました。 
はーちゃんに至っては唐突に責任感に目覚めたり、話をまとめるために急激な方向転換を強いられていました。プリキュアが大人数だったりサブキャラならともかく、3人+妖精の構成で半分が切り捨てられるとは予想以上でした。

・切り捨てたものはたくさんあるのですが、その甲斐があったと思える内容の厚みがなかったことが最大の問題です。
それだけ削っておいて、描いたものは薄いキャラと薄いストーリーで、振り返ってみれば1クール目の時点で書いた感想と印象がまるで変わっていません。当初は2クール目、3クール目終了時にそれぞれ各クールの感想を書こうと思っていたのですが、草案を考えた時点で内容が1クール目の時点の感想と大差なかったため中止したほどです。無駄を削っていったはずが、最大の無駄は本筋そのものに見えました

■ラストも許せない
・私の評価基準の一つに”最終回ボーナス”があります。
上手く最後にまとめられればプラス評価がつきます。しかしまほプリの場合はボーナスどころかマイナスでした。

・ラスト3話前にいきなりそれまでの展開と食い違う取ってつけたような展開が始まってげんなりしました。
みらいたちが突然世界をつなぐとか言い出したときには耳を疑いました。21話の時点で「世界とかそんなことはどうでもいい!」と言い切っていた人物がどこでどのように変化したのでしょうか。それまでの展開を思い返してもそんな変節見た覚えがありません。世界をつなぐことに関心がある人物が旧幹部だったバッティの変化に無反応だったとは何とも不思議な話です。
トドメに展開が普通に酷いのがあんまりでした。主人公が悩む選択が「ラスボスを倒して副作用で離れ離れになること」 と「ラスボスを放置して2つの世界どころか宇宙まるごと滅ぶこと」の二択だったのです。そんな二択で悩む人がいるのでしょうか? 葛藤も何もありません。
やりたい放題やっておきながら体裁を気にして最後だけかっこつけようとするのは人として許せません。この流れを考えたスタッフを軽蔑します。

・作品としてそれでいいのかと思う点もありました。はーちゃんとモフルンの未来が語られなかったことです。
最終回でみらいとリコはそれぞれ「世界のみんなを仲良くさせたい」、「魔法界をもっとまとめるために校長を目指す」と将来の抱負を語っていました。一方、はーちゃんは「2つの世界をもっと近づける」という既に取り組み中の出来事を語り、モフルンに至っては無視でした。
どうしてそうなるのかさっぱりわかりませんでした。この期に及んで二人の人格を認めないとはどういうことでしょう? まして強引にまとめようとしているのに二人を除け者にしたらまとまるものもまとまりません。最後の最後まで理解しがたい出来事に驚かされました。


【総評】

■ワーストプリキュア更新
・キャラクター、ストーリー、バトル、ヒーローものとしてのあり方、キッズアニメとしてのあり方。私の評価基準の主要項目全てで記録的低評価を叩き出しました。
プリキュア5が個人的ワーストプリキュアの地位を独占してきましたが、この度めでたくまほプリが王座を勝ち取りました。しばらくこの盤石な体制は揺るぎそうもありません。というか、そうでないと困ります。


コメント

32 件のコメント :

  1.  総評お疲れ様です。主観・感想は人それぞれですので、気にしないでくださいと前置きをしておきます。
     
     前作のプリキュアが全体的に印象が良かったので、変にハードルが上がったり、色眼鏡になっていたのは確かです。及第点には達しているのですが、自分が求めた所までいかず、全体的に薄味という印象でした。

     今までは、敵キャラは、素体になる人物のダークな部分を用いて具現化していましたが、今作はそういったものを使わなかったので、AパートとBパートの繋がりに無理が生じ、物語の整合性が薄かったように思えます。また序盤の幹部たちも『魔法使い』には程遠い存在(亀・コウモリ・クモ)であり、インパクトも弱かったです。しかし7月31日に登場したゴールネットの敵キャラは、『ウィッカーマン』そっくりでfateを知っている人にとってはニヤリとしました。

     次に主人公たちですが、特段言うことはありません。肯定も否定もしません。歳を食ったせいか、正義の味方に肩入れするよりも、悪役の方や、サブキャラへの愛情が傾き感情移入をしてしまいます。取り敢えず、変身前・変身後に格段に印象が変わるのは良かったです。服装が変わるだけの『変身』ではなく、身が変わる本当の『変身』だと思います。

     好きなキャラ、ジュンと水晶のキャシーさん、この二人がいたから、この作品を見れたと思います。特にキャシーを演じる、新井さんの演技のメリハリがよく、笑わせてもらいました。

     最後に、プリキュアも始まって10年を越えました。飽食を感じるようになり、どこかで一度、一休みが必要な気がするのは、老婆心でしょうか?

    返信削除
    返信
    1. > 今までは、敵キャラは、素体になる人物のダークな部分を用いて具現化していましたが、今作はそういったものを使わなかったので、AパートとBパートの繋がりに無理が生じ、物語の整合性が薄かったように思えます。

      個人的には順序は逆だろうと考えています。
      週替り怪人に人間を絡めなかったら無理が出たのではなく、最初からバトルとのつながりをどうするかの考えがなかったから当然問題が生じたのだと私はみなしています。元々手を尽くさないとつながらないものを放置したらどうにもならないのは道理でしょう。

      >変身前・変身後に格段に印象が変わるのは良かったです。服装が変わるだけの『変身』ではなく、身が変わる本当の『変身』だと思います。

      ただの衣装替えでないところは良かったですね。
      中身の人格は変身前と同じでもなく変わったわけでもなく見た目の変化が活かされませんでしたが…

      >好きなキャラ、ジュンと水晶のキャシーさん、この二人がいたから、この作品を見れたと思います。

      私は好きなキャラはいないです。
      みらいとリコは嫌いですし、みらいとリコ以外に人格が与えられていない世界に見えたので人物と感じられるほどのキャラクターがいませんでした。

      > 最後に、プリキュアも始まって10年を越えました。飽食を感じるようになり、どこかで一度、一休みが必要な気がするのは、老婆心でしょうか?

      私は特に感じていません。
      根本的には元々シリーズ自体を続ける意義はないと私は思います。シリーズを続ける意義は、そのほうが売りやすいという商業目的とスタッフの経験を積みやすいことだと思っています。
      プリキュアもここ数年と初代の頃が同じかといえば中身は別物だと思います。玩具の売り方自体が変わってきているのだから当たり前です。なので別の作品を始めようが続けようが大して差はないと思います。

      私は作品としてのプリキュアは良くも悪くも変化を試みていると思うのでその姿勢が絶えない限り続けていて構いません。「プリキュアがある限り他の女児向けキッズアニメは存在できない」なんて環境ではありませんしね。

      削除
  2. 私は第1話の時点ではあんまり面白くないなと思いましたが、それは第1話であるがゆえに登場人物が少なかったり必殺技を見れなかったりラパパ連呼したからだと当時は思いました。最終話までの不満はいくらでもありますがなるべく絞ると以下のようになりました。

    スパルダ戦で「どちらの世界も大切なの」と言ったのにその後のドクロクシー戦で「いきなり言われてもよくわからない」で二世界を切り捨てたのが致命傷だと思います。更にヤモー戦兼塩クッキー回で主人を思いやって病んだヤモーと(親失格レベルですが)娘扱いしていることはさえも切り捨てたことで完全に手遅れだと感じました。こんなことをした後に「○○が大事」といったところでひたすら白々しいだけです。

    主人公であるみらいについて。一見好奇心旺盛な子のようでその実、狭い視野で狭いコミュニティに執着して邪魔者は人間のおじさんだろうと躊躇なく排除する姿勢には引きました。人として最低限の正義感ぐらい持たせてほしかったです。ラブー戦で「私にはまだ魔法がある」と言ったのに49話でその魔法も友情も信じられずに奇跡に縋る姿は非常に情けなかったです。ほとんどの登場人物に言えますが全く成長しなかったのが一番問題だった気がします。ハピネスのめぐみも最後まで自分の欠点に向き合えないまま終わってしまいましたがみらいは4年以上経っても成長してなかったり、リコが冷凍ミカンをうまく作れるようになった努力(描写不足)を正面から否定したり将来の夢を考えるのを妨害したり、ことはの主張を明後日の方向へ躱したり自分の力や存在への不安を一緒に考えたりせず逆に思考停止させてしまって他人まで巻き込むあたりより悪質だと思います。3クール目あたりにまほプリにしてはましな回が数話ありました。そういう時は決まってみらいが空気な回でした。主人公が話を動かさなくてはいけない決まりはありませんがこれでは作中的にもメタ的にもただの癌にしか見えません。

    私もまほがワーストプリキュアになりましたが3つほど良いと思った部分もあります。
    ・ルビー変身バンク(主に後半)
    ・マジカルサファイアのデザイン
    ・マジカルアレキサンドのデザイン
    こんな作品でも3つくらいなら良点を挙げられるんだなという収穫がありました。

    最後に、私の中でSHTワースト作品がニンニンゴーストまほプリと立て続けに更新されてしまい東映全体の制作体制に不安を感じてしまいました。

    返信削除
    返信
    1. >こんなことをした後に「○○が大事」といったところでひたすら白々しいだけです。

      世界の命運やはーちゃんを切り捨てたこと自体は一つの手だと思います。私の好みではありませんが、そういう方向を目指すというのならそれも良いと思います。
      しかし結局最後に世界やはーちゃんがどうのと言ったのはダメだと思います。最後までそんなものはどうでもいいと言い続けるべきです。そうではなく途中で考えが変わったのなら、最後まで閉鎖的な姿勢で終わるのはおかしいと思います。

      >人として最低限の正義感ぐらい持たせてほしかったです。

      私は尊敬できる人間にはしたくないならそれはそれで構わないのですが、相応の魅力を持たせてほしかったです。もっと能動的に自分の目的を持って動いていたら、「邪魔しないで」という姿勢にも説得力が生まれたと思います。

      >3つほど良いと思った部分もあります。

      デザインは良かったですね。個人的な好みではシリーズで上位に入ります。
      作画とアクションが良ければ、ストーリーは諦めてそこを楽しむという見方もできたんですけどね…

      削除
  3. 無慈悲に敵を倒すと言いますが当然の事です
    5もそうですが敵が最低な理由で勝手に襲ってくるから返り討ちにしているだけです
    そんなはた迷惑な連中の話を聞いてやる必要はありませんし何かあっても自業自得です
    それに魔法使いも5も改心したキャラに手を出すような事はしませんし普通でしょう

    返信削除
    返信
    1. 岡田アギトさん、はじめまして。

      >無慈悲に敵を倒すと言いますが当然の事です

      あなたにとっては当然のことで、私にとっては恐いことというだけだと思います。

      >それに魔法使いも5も改心したキャラに手を出すような事はしませんし普通でしょう

      プリキュアシリーズにおいては珍しいほうです。
      大半の作品は敵幹部を一個人として関わり何かしらのドラマがあるか、大切なものを踏みにじる許せない悪として倒そうとするかのどちらかです。敵に全く興味がないのは5と魔法つかいだけだと思います。

      削除
  4. 初代、SSも関わった敵はいますが
    ほぼ全員の敵は問答無用で倒してますよね
    そういう初期のプリキュアが好きだったので書き込ませていただいたんですが、まぁ確かに人それぞれですね

    あと5は敵組織の内部でドラマがありブンビーさんやナイトメアの皆さんは人気がありますよね
    だから必ずしもプリキュアが敵と関わってドラマを生む必要はないと自分は思います

    返信削除
    返信
    1. >初代、SSも関わった敵はいますがほぼ全員の敵は問答無用で倒してますよね

      初代やSSの場合は「日常を害する敵」として描かれていると思います。まほプリは守るべき日常が描かれていないことが特に問題です。

      >だから必ずしもプリキュアが敵と関わってドラマを生む必要はないと自分は思います

      私は異なる考えです。プリキュア及び変身者やテーマ性に関わらない存在は存在するべきでないと考えます。メインと関係なく単独で存在できるキャラやストーリーは異物です。
      なぜかというとこの作品が「プリキュア」だからです。プリキュアが中核なので全ての存在はプリキュアに関わらないとおかしいと思います。プリキュアと相反する存在や影になる存在など都合の悪い存在や一般市民など世界観の一部となっている直接縁のない存在はいても、プリキュアと関係ないキャラはいたら無駄になります。
      メインと全く関わりのないドラマは別の作品でやるべきことだと思います。

      削除
  5. すみません書き忘れたので連投させてください

    最初に書きこみましたが忘れちゃいけないのは敵は身勝手な悪だということです

    そいつらと対話しようとする、改心させようとすることが駄目とは言いませんが
    それをしないからといって恐ろしい!と言われちゃ悪と命懸けで戦ってるプリキュアが可哀想ですし
    ヒーロー全体が嘆いてしまいます(笑)

    仮面ライダーがショッカーと対話しないから怖い!とは思いませんよね

    それに敵に関心がないといっても
    魔法使いや5にはまず対話する価値のある、関心をもつべき敵がいません
    改心した奴はいましたが正義や友情に目覚めたからとかそんな綺麗な理由でもありませんでした。ただ組織が嫌になっただけです。

    だからといって対話する価値のある敵がいないから駄目!とかそういう問題でもありません

    返信削除
    返信
    1. >仮面ライダーがショッカーと対話しないから怖い!とは思いませんよね

      本文に書きましたが、敵の恐ろしさに説得力が足らない点が問題です。
      仮面ライダーの例で言えば、ライダーの悪役は一般市民に危害を加えるシーンが最初にあります。いきなり殺そうとしてくる相手では話し合いを考えないのも当然です。

      しかしまほプリの場合、襲われているのは基本的にプリキュア関係者だけです。
      プリキュアに対抗する力がありますし、みらいたちが敵に「相手を殺してでも生き延びたい」と思うほどの切実な恐怖を感じた様子はなかったと思います。とりあえず逃げながら対話を呼びかけたり、戦闘前に話しかけたりする余裕はあったと思います。

      またライダーとの大きな違いは「対話可能な相手であるか」という点があります。
      ライダーの怪人は言葉が通じない異生物や幹部の作り出した化物が多く、そもそも対話が有効であると思えない相手が多いです。

      一方、まほプリは人間の言葉を話し魔法も使う明らかに対話可能な相手です。
      異文化戦争ものでは「化物だと思っていた相手が意思も感情も文化もある人間と同じような存在だったと知ってショックを受ける」シーンがよくあります。そこから戦いに疑問を抱いたり、和平路線を模索するようになることも定番の一つです。
      知った上でも敵だから倒すというのならそれも良いですが、何も感じないのは人として異常だと思います。そんな人間は私にとっては恐いです。

      >それに敵に関心がないといっても魔法使いや5にはまず対話する価値のある、関心をもつべき敵がいません

      最終回で魔法学校に入学していたバッティは「リコに誘われた」と明言しているのですがどういうことでしょうか? 

      削除
  6. あとどのプリキュアも一部のキャラを除いて
    基本的に日常最優先で普段敵の事を考えたり殆どしませんよね
    日頃からショッカーの悪巧みを止めることを考えてる本郷みたいな主人公はいません

    正直どのプリキュアも変わらないと思います
    日頃の関心レベルでは

    返信削除
    返信
    1. 私は「普段から敵のことを考えないのが問題」なんて言っていないはずです。
      「考えてしかるべきところで何も感じないことが異常に見える」と言っているだけです。ヤモーの一件が決定的だったと書いてあるはずです。
      岡田アギトさんの中で「敵を殺すときにすら何も感じる必要はない」と思われるのであれば、それは私との価値観の違いです。

      作劇の観点についても本文に書いたとおりです。
      バトルや敵との接点が薄いことはバトルものとしては問題だと思います。

      削除
  7. 昔はこうだった。
    そんなことには何の意味もないと思いますね。
    人間は昔洞窟暮らしだった! だから洞窟で暮らすべきなんだ! なんてこと言わないですよね。
    プリキュアシリーズが過去に敵を倒すことに無神経だったことはハッキリ言って悪しき歴史です。
    少なくともプリキュアはそういう悪例を改善して進化してきたシリーズだったはずです。
    昔はこうだったからこうするんだ! それはただの懐古主義です。

    敵はスカッとやっつけたい!
    だったらそれ相応のぶっ飛ばしても構わない。むしろぶっ飛ばさなきゃならない敵を設定するもんです。
    例えばスイートプリキュアではノイズは人の悲しみの感情の化身でした。ノイズに打ち勝つと言うことは悲しみを乗り越え、ノイズを受け入れるということは悲しみを受け入れていくということでした。
    ドキドキ!プリキュアではジコチューは人の欲望の化身でした。ジコチューに打ち勝つということは欲望に負けないということでもあり、それが消せない存在と認めつつ戦い続けるものであることを示しました。
    プリンセスプリキュアではディスダークは絶望の化身でした。ディスダークに打ち勝つということは絶望を乗り越えていくということであり、それが消せない存在と認めつつ戦い続けるものであることを示しました。
    魔法つかいプリキュアの闇の魔法使いや混沌とはなんだったのでしょう?
    私にはただの宇宙人か異種族にしか見えませんでした。
    ぶっ飛ばせば解決というのは乱暴でしょう。
    某ハピネスチャージも神と言いながら実質的にはただの宇宙人でしかないレッドを愛の名のもとに痛めつけることは正しいとは思えませんでした。
    アレと同じです。
    その上「手を繋ぐ」「異文化交流」がテーマだというのだから失笑するしかありません。

    まぁ結果的に闇の魔法使いたちが学校にいたり、デウスマストは他のお星さまになったから共存したと言い張るのもいいですが
    肝心の主人公みらいがそれを望んでいたとは欠片も感じられない点で魔法つかいプリキュアは失敗以外の何物でもないでしょう。

    スタッフは主人公みらいが「等身大」であることに異常に心血を注いでいたことがどうやらこんな悲劇に繋がったように感じますが、
    等身大らしいからと道に倒れている人を見て見ぬふりすることを肯定的に描く子供向けなんて存在してはいけないと思います。
    断言してもいいですがプリキュアにおける等身大とは魔法つかいプリキュアのような幼稚であることでは決してないです。
    魔法つかいプリキュアはそこが一番おかしい。

    返信削除
    返信
    1. みかんさん、はじめまして。

      >断言してもいいですがプリキュアにおける等身大とは魔法つかいプリキュアのような幼稚であることでは決してないです。

      キャラで勝負できるほど人物像を描けていなかったのは製作面での最大の失敗だと思います。みらいやリコを1人の人間としてちゃんと描けていたならば、あとは好き嫌いの問題で済ませられました。

      削除
  8. チクルンを救済枠とするなら好感が持てるように描く必要があると思うんですが、
    ・サボりが原因で悪者に加担する羽目になったのに、リコの誕生パーティーの後片付けは不参加
    ・みらいたちに対して生意気で上から目線の態度がデフォ
    ・弱みを握られているオルーバに対しても舐めた口を聞く
    と嫌な面ばかりが目に付き、どうやっても好感を持ちようがありません。
    結局みらいたちが相手を許すかどうかの判断基準は内面やこれまでの行いはどうでもよく、
    相手の存在を彼女たちが気に入るかどうかで決まるんだと思いました。
    もしチクルンが今のファンシーな妖精の姿ではなく、おどろおどろしい怪人よりの姿だったら問答無用でぶっ飛ばされてると思います。
    主人公たちが自分たちから行動を起こさない受け身な姿勢の弊害が顕著に出た話が45話だと思います。
    ある雑誌のスタッフインタビューで今作は敵の事情はあまり描かない方針でいくという話が出ていたんですが、その主張と反比例するように敵ばかりが目立ってプリキュアが蚊帳の外に追いやられるという異常事態が発生しました。
    まあしょうがないとは思います。だってプリキュアの使命とか敵の目的とか一切興味を持たずにいたので、物語の核心に迫る回で話の輪に入れるわけないんですから。
    今までのシリーズでやってきたことを切り捨てるのならばその切り捨てた要素に代わるものを足さなければならなかったと思います。
    いっその事バトルをなくしておジャ魔女どれみのような魔法で人助けをしたり、魔法でトラブルを巻き起こしたりする日常を描くことに重点を置いたほうが良かったんじゃないかと思います。

    返信削除
    返信
    1. グレイさん、はじめまして。

      >嫌な面ばかりが目に付き、どうやっても好感を持ちようがありません。

      作劇としてはここが謎でしたね。
      キャラクターとしては小悪党な上に性格も嫌なやつで、ダメ押しで大した理由もなく敵に協力していました。普通はどこかで好きになれる要素か許せる余地を残すものです。っていうかそうしないと主人公たちの人格まで疑われてしまいます。どうしてわざわざドブに直進していくようなことをしたのか理解に苦しみます。

      >その主張と反比例するように敵ばかりが目立ってプリキュアが蚊帳の外に追いやられるという異常事態が発生しました。

      あの展開もびっくりしましたね。
      そういう終盤の展開をやるつもりがないのだろうと思っていたら慌ててやり始めた結果、当然のごとく失敗していて呆れました。唐突過ぎて、お偉いさんに無理やりやらされたとでも言われたほうがまだ納得がいきます。

      >いっその事バトルをなくしておジャ魔女どれみのような魔法で人助けをしたり、魔法でトラブルを巻き起こしたりする日常を描くことに重点を置いたほうが良かったんじゃないかと思います。

      そういう路線でいったほうが無難であり、適していたと思います。

      削除
    2. 今更ですがご返信ありがとうございます
      色々納得できることもありましたが、みかんさんという方のいう昔のプリキュアの悪しき歴史というのは、みかんさんの個人的な好みでしかないですね(笑)

      それはさておき、プリキュアと敵の間にドラマは必要ないという私の発言についてですが

      5シリーズなんかではよくありましたが、敵側に色々ドラマがあるんだけど事情を知らないヒーローサイドに倒される哀愁といいますか
      シャンゼリオンに出てきた子供に優しくて情状酌量の余地はありそうなんだけど、事情を知らないシャンゼリオンに『俺の睡眠の邪魔をした』という理由で倒された怪人みたいな。
      ああいうのが好きな人間にはブンビーさん視点でプリキュアを脇役として見れる5シリーズなんかは堪らなく面白いのです。
      それをプリキュアでやらなくてもと思う方もいるかもですが、それはその人のプリキュアに求める価値観と違うというだけであり、私なんかはアリだと思っています。

      まぁそういう楽しみかたをする人間もいるという事だけ知っておいてほしかったので。


      削除
  9. これを最後のコメントとしますが、こちらの主さんや他の皆さんの書き込みを読んで嬉しくなったといいますか、「ああ、みんな私と同じなんだな」
    と思いました

    同じというのは意見が同じという事ではなく、各々が愛するプリキュアの理想像があり信じているということです。
    「プリキュアは敵に関心をもつべき!」「対話するべき!」「昔のプリキュアのこういとこはダメ!」とかね。
    以前私が発言した「敵から来るんだから無慈悲に返り討ちにするのは当たり前」というコメントと何ら変わりのない、勝手なプリキュアへの願望、理想でしかありません。
    プリキュアだからこうでなくてはならないというルールはないわけですから。

    でもそれもプリキュアを愛しているからなんだと
    嫌味ではなくホントに感激しました。
    他の人の意見を聞くというのは必要なことですね。
    勉強になりました。
    では長々とすみませんでした。以上です。

    返信削除
    返信
    1. なるほど、そこからでしたか。

      >まぁそういう楽しみかたをする人間もいるという事だけ知っておいてほしかったので。

      あなたは知らなかったようですが、そんなことはみんな承知の上なんです。
      「こう思う人もいるだろう。またそう思う人もいるだろう。何が正しいかはわからない。その上で私はこう思う」という前提の上でみんな意見を言っているんです。なのでそんな心遣いは要りません。
      要るとしたら「なぜそう思うか」という点の掘り下げです。理由は人によって異なりますし、そこには想像しなかったことが含まれていることもあります。それを話さない限り会話する意義はないと私は思います。

      岡田さんはまだまだ勉強不足のようですからまずはいろいろなものを見て、なぜ思うのかと考えることから始めたほうが良いと思います。今のままだと相手にとって迷惑になりますから。

      削除
  10. そう高圧的にこられても困りますし、私はプリキュアを馬鹿にした発言もしていません。
    貴方の返信に納得したところもあると本心で認めただけです。なぜ怒っているのでしょうか。

    他の方の言うような「昔のプリキュアの悪しき歴史」などといった決めつけた発言のほうが、よほど昔のプリキュアが好きな人にとって問題発言だと思うのです、そこはスルーでしょうか?
    貴方のいう人それぞれの前提を無視した発言ですよね?
    自分に同意する人間の発言は見逃して反対する者だけに厳しくするのは如何なものかと思います。
    貴方も私の事は言えませんね。同じレベルです。
    お互い勉強していきましょうね。

    返信削除
  11. 前提だの人それぞれのだの、もっともらしい事を言っておきながら
    結局貴方は自分に都合のいいことにしか耳を貸さない、気にくわないコメントには牙をむく、そういう人間なんです。
    私は私なりのプリキュア像を色々言いましたが
    貴方は嫌味を言ってきましたね。
    私の考え方が気にくわなかったんでしょう。
    自分に同意してくれる人間しか求めていないなら、正直にそう言えばいい。建前や綺麗事を言っていないで。反対意見はコメントするな!と言ってください。

    まぁこれ以上は虚しいだけなので、ホントにこれで最後にします。返信も見ません。お知らせ設定も受け取らない。そうしておきます。読んじゃうと返信したくなりますしね。

    それではお互いに成長できる事を祈って、さようなら。

    返信削除
    返信
    1. >他の方の言うような「昔のプリキュアの悪しき歴史」などといった決めつけた発言のほうが、よほど昔のプリキュアが好きな人にとって問題発言だと思うのです、そこはスルーでしょうか?

      よく読んでください、私はその人に同意していませんよ。
      同意できない点は「私はそう思いません」としか書けません。それは書くまでもないことなので何も触れずに、緩やかに否定しているんです。
      あなたのように自論にこだわり続けて何度もコメントしてくるなら同じように対応することになっていたでしょう。あなたと他の方の違いはそこです。「相手の時間を奪っている」ということにもっと自覚的になったほうが良いですよ。

      >私は私なりのプリキュア像を色々言いましたが貴方は嫌味を言ってきましたね。

      私の意見は記事のほうに書いてあるから繰り返さないだけです。
      そしてあなたは自分の意見を言うだけで、私に質問をしているわけではないので私が記事に書いた以上の自分の考えを書かないのは当然です。聞かれてもいないのに答えるのはそれも失礼になると思います。

      >自分に同意してくれる人間しか求めていないなら、正直にそう言えばいい。建前や綺麗事を言っていないで。反対意見はコメントするな!と言ってください。

      他の記事のコメントを見ていけば、そんなことはないとわかると思いますよ。
      同意のコメントを求めているだけならコメント欄をとっくに閉じています。その言葉はそっくりそのままあなたにお返しします。同意してほしいだけで対話する気がないならコメントしないでください。

      削除
  12. そうだお互い同じレベルと書きましたが、具体的に説明してあげていませんでしたね!

    お互い自分の事は棚に上げるタイプということです(笑)

    貴方は私の考え方というより言い回しに苛立ったんでしょうが、貴方は貴方の感想を読んで不愉快になる人間がいるかもしれないという想像力が足りないようです。
    例えばこれ

    「既存の人間関係にしか興味を持たず排他的で周りに迷惑をかけても平然としている少女たちを愛でる趣味も、相手の言うことに耳をかさず、戦いを作業として無慈悲に排除し続ける様子を楽しむ趣味も私にはありませんでした。面白い面白くない以前に嫌悪感が先立つ内容でした」

    貴方には自覚がないようですが、好きな人が読んだら大なり小なり嫌な気持ちになりますよね。
    まさか「私の感想に腹を立てる奴がいるわけない!」と?(笑)
    まぁそんなの発言の自由だろ!と思うでしょう。
    その通りです。ですがそれなら私の言い回しも私の勝手です。
    貴方は自分の事を棚に上げて私の言い回しが不愉快だから嫌味を言ったわけです(笑)
    つまりお互い様という事ですね。
    そんなのわかってる!当たり前だ!と思うかもしれませんが、自覚があろうがなかろうが自分勝手には違いありませんね。

    それとも貴方は「私は何を言ってもいいが、お前らは私を不快にさせることは言うなよ!」とお考えでしょうか?(笑)

    まぁ私も自分の事を棚に上げていってるわけですからお互い様、同じレベルと書いたわけです

    では今回はこれにて





    返信削除
    返信
    1. >そんなのわかってる!当たり前だ!と思うかもしれませんが、自覚があろうがなかろうが自分勝手には違いありませんね。

      そんなこと百も承知です。

      「こう思う人もいるだろう。またそう思う人もいるだろう。何が正しいかはわからない。その上で私はこう思う」という前提の上でみんな意見を言っているんです。

      と言ったはずです。どこかの誰かにとって不快かもしれないなんて言っていたら何も言えなくなってしまいます。その手の問いかけはあなた以外に過去に何度も言ってきた人がいますよ。

      >それとも貴方は「私は何を言ってもいいが、お前らは私を不快にさせることは言うなよ!」とお考えでしょうか?(笑)

      すいませんが何を言っているのかわかりません。
      私は「私が不快だから止めてください」と言ったことはないはずです。あなたが不快に感じていることはわかりましたが勝手にいっしょにしないでください。私はそんな話はしてません。

      削除
  13. こんばんは。古い記事へのコメント失礼します。
    プリキュア全てが大好きな幼児の娘を持つ母です。
    たまたまこの記事を目にしてコメントさせていただいております。

    娘から見たら「カッコよくてかわいいプリキュアが、魔法を使ってる!大好きなぬいぐるみが喋れるようになってる!赤ちゃんが素敵な特別なプリキュアになった!でも魔法を使える事は内緒だよね。ふふふ♡」と(ざっくりと書くと)特に矛盾も感じず純粋に受け止めており、全プリキュアの中でも1、2を争うくらい好きです。販促についても転がっていようがほとんど出てこなかろうが問題なく全てを欲しがりましたよ。

    まほプリがダメな方はプリキュアとしての責任感がない事なんでしょうか?
    まほプリは異世界が滅亡の危機にあるわけではなく、何気なくも特別な日常(家族でご飯・友達と学校へ行くなど)を守る手段としてのプリキュアなのかなと思いつつ娘と見ております。

    よく言われる「どうでもいい、はーちゃんを返して!」は親だからこそ共感できます。(大人としては駄目でしょうが)自分の子が奪われて冷静でいられないでしょう。ましてや14歳の子に感情的になるななんて無理です。さらに力を持っているなら全力で奪い返しに行きますよ。

    と、一母親としての視点を書いてみました。月並みですが子供を産んで日常がどれ程幸せな事か身に沁みましたので、それを壊す敵を無慈悲に倒すことは理解できてしまいます…。

    ただチクルンだけは同意です。アレはダメですね。

    では、長々と失礼しました。

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんばんは。

      >まほプリがダメな方はプリキュアとしての責任感がない事なんでしょうか?

      私の感想は上に書いてあるのでまず読んでください。読んであればそんな質問は出ないはずです。

      >自分の子が奪われて冷静でいられないでしょう。

      これは描写が足りていないことが問題だと思いました。
      「はーちゃんの育ての親は誰か?」という質問があったら私はモフルンだろうと答えます。みらいとリコは近所に住んでいてきまぐれに面倒を見る子供程度でしかありません。モフルンがそう言うのならわかりますが、2人が言っても「君たちはそんなに関わりが深くないでしょ」と思います。

      >ましてや14歳の子に感情的になるななんて無理です。

      こちらは記事のほうで分別を持たないものが強大な力を振るうことは怖いと書いています。

      >それを壊す敵を無慈悲に倒すことは理解できてしまいます…。

      一つ質問させていただきたいのですが、匿名さんにはヤモーはどう映ったのでしょうか?
      ヤモーからすればドクロクシーは親そのものであり、子供の大切さがわかるというのならば親を殺されたヤモーの気持ちもわかるのではないかと思います。
      ドクロクシーを倒した後のそのヤモーに対してのプリキュアの態度はどう受け止められたのでしょうか?

      削除
  14. すみません。投稿する時に固まってしまったので、もう一度入力します。もし先のコメントが入っておりましたらお手数ですが削除ください。

    ご質問いただきましたヤモーとヤモーに対してのプリキュアの態度ですが、まずヤモーは忠義の人ですよね。赤穂浪士討ち入りくらいのドラマがあると思っています。
    ただ、あの世界では存在してはいけない「悪」であり、守るべき存在を狙ってくるなら「また来た!敵だ!」とプリキュアは構えるでしょうね。
    ドクロクシーとの最終決戦が初見のヤモーに対して「ドクロクシーはヤモーの親そのもの」だとプリキュアが認識できたとは思えないのです。むしろあの戦いの中でヤモーを覚えていただけすごいです。恨みは感じていたでしょうがプリキュアからしたら逆恨みですし。
    なので再びはーちゃんを取り込もうとするヤモーを躊躇なく倒す事に違和感はありません。

    そして、まほプリ自体が視聴者の対象年齢を下げたプリキュアだと思うんです。アンパンマンを卒業する女の子をターゲットにしているんじゃないかと。
    なので勧善懲悪で子供にとって分かりやすい流れになっているのではないでしょうか。それこそアンパンマンのように。
    敵との和解は映画や他のプリキュアでやっていますし、純粋に子供が魔法にワクワクして、スカッと敵をぶっ飛ばすプリキュアがシリーズの中にあってもいいんじゃないかと思うのです。

    以上が答えとなります。納得できるものではないかもしれませんが、一意見としてコメントさせていただきました。


    返信削除
    返信
    1. >ドクロクシーとの最終決戦が初見のヤモーに対して「ドクロクシーはヤモーの親そのもの」だとプリキュアが認識できたとは思えないのです。むしろあの戦いの中でヤモーを覚えていただけすごいです。

      認識の違いはわかりました。
      私からすると、あれは2人が状況を理解できないと困る場面です。あれだけヤモーが執拗に行動し、行動目的を語っていれば「どうやらヤモーにとってドクロクシーはとても大切な存在だったらしい」ということは理解できて然るべきだと私は考えます。そしてそこまで理解したならば自分たちの言った「世界なんかどうでもいい。はーちゃんを返せ!」という発言につながらなければいけないと思います。身勝手なヤモーを”悪”と断じるならば、世界をどうでもいいと言ったみらいとリコも裁かれるべき存在になると思います。そんな状況で何も考えず、ただ「頭のおかしいやつが逆恨みしてきたから殺した。何も問題はない」で終わっては、私にとってはみらいたちの正当性を疑うほかありません。

      >なので勧善懲悪で子供にとって分かりやすい流れになっているのではないでしょうか。それこそアンパンマンのように。

      それも記事に書いたのですが、勧善懲悪としては成立していないと思います。
      悪の脅威を描けていないと私は思います。悪がなぜ悪であるかということを描けていない勧善懲悪は恣意的な私刑と区別がつきません。それは子供に見せるべきではない思想だと私は考えます。「お前は悪だ。なぜなら私がそう決めたからだ」で殺されてはたまったものではありません。

      >純粋に子供が魔法にワクワクして、スカッと敵をぶっ飛ばすプリキュアがシリーズの中にあってもいいんじゃないかと思うのです。

      こちらもそれができていたとは思いません。
      ワクワクするほど魔法を活かせていないと思います。他のシリーズよりも大きなイベントを気軽に起こせる環境のはずですがそうとは思えない内容でした。
      「スカッと敵をぶっ飛ばす」に関しては悪について触れた箇所で言及したように悪として描けていないため、むしろみらいたちの正当性が疑われて罪悪感を感じます。あの内容であったなら、敵はどこからどうみても悪いやつで放っておいたら大変なことになる存在として描くべきだったと思います。

      削除
  15. >■ワーストプリキュア更新
    ・キャラクター、ストーリー、バトル、ヒーローものとしてのあり方、キッズアニメとしてのあり方。私の評価基準の主要項目全てで記録的低評価を叩き出しました。
    プリキュア5が個人的ワーストプリキュアの地位を独占してきましたが

    もう見たのはだいぶ昔のことでしょうが、管理人さんの思うプリキュア5の良かった点と合わなかった点を教えていただきたいです。

    返信削除
    返信
    1. プリキュア5を見たのは10年以上前なので記憶が不確かですが、思い出せる範囲だと以下のような印象です。

      合わなかった点は主要要素はだいたい合いませんでした。
      バトルは酷かったです。ストーリー上の存在意義がほとんどなく見せ場も感じませんでした。
      毎回「ドリームコレットを渡せ!」「嫌だ!」の繰り返しで幹部が死ぬ回以外はそれ以上の内容が無いことがほとんどだった気がします。主人公たちも敵もお互いに全く関心を見せないから話も膨らまず最後まで「敵」という以上の関係も因縁も見当たりませんでした。
      主人公たちも戦うメリットが特にないためバトルを丸々省いてもストーリーにはほとんど支障がないように感じました。バトルものやヒーローものとしては根本的に成立していないと思います。

      ストーリーは恋愛重視という時点で肌に合わないのはわかっていました。だから「好きじゃない」というのが基本です。いわゆるNot for Meです。特に嫌いというわけでもないです。そこがまほプリとの大きな違いです。

      恋愛関連だと個人的にはノゾミとココに魅力や説得力を感じなかった点が辛かったです。なんで好きになったのか、何が良いのかその辺が全然ピンと来ませんでした。作中世界に他にイケメンも見当たらず、1話以前のノゾミが何を考えどう行動してきたのかもよくわからないのでそこまでココにのめり込む心境が理解できませんでした。

      ストーリーだとメンバーの内輪も含めてギスギス要素が多めだったことも合いませんでした。
      そういうリアリティ重視で行くなら私の好みではありませんが有りだとは思うのですが、そういう路線としては中途半端に感じました。発端がリアリティある感じなわりに解決策やその後の展開がファンタジーであっさりしていて辻褄が合わないように感じることが多かったです。現実的な問題提起だけして解決案も本腰を入れた脈々とした展開も無しというやり方は大嫌いなので嫌でした。ギスギス要素のほうが浮いているせいで、リンやミルクなど不和要員がメンバーと打ち解けていることの違和感が一向に消えませんでした。

      敵側と恋愛やキャラ関連のお話の断絶も引っかかりを感じました。
      敵側のお話はほとんど敵側で完結していてノゾミたちが関わる余地を感じませんでした。ノゾミたち自身も全然乗り気なように見えましたし。ラスボスもなんか放っておいても勝手に絶望して自滅したんじゃないかな(世界も道連れにされるんでしょうけど)という印象でノゾミの演説も身を感じませんでした。
      それでいてメインストーリーはあくまで敵関連のお話にしているから最後まで見終わった後も「結局どういう話だったんだ…? ノゾミの恋愛脳以外全然わからんかった」というすっきりしなさが後を引きました。これはGoGoで二年目に入るから5ではキャラを完結できない事情もあったでしょうが。

      キャラクターの扱いも
      ノゾミ>>コマチ>ウララ・カレン>>リンという感じで下のほうに行くほど印象が薄いです。メインストーリーで演説しているような「夢が~」「希望が~」「若さが~」と一般化して語るにはキャラの扱いの格差がマイナスに働いていたと思います。タイトルとは裏腹に5人編成に向いてないお話だったと思います。ノゾミとコマチ、あと個人的な目標があるウララの3人だったらもう少ししっくり来ていたんじゃないかと思います。

      主だった印象としてはこんな印象が記憶に残っています。だいぶ忘れていますし、たぶん続けて見たGoGoと印象が混ざってる部分もあると思います。

      良かった点は特に思いつきません。私の合わなかった点が作品の個性なのだと思います。

      削除
  16. もしかしてたけど、
    魔法つかいプリキュア
    って作品は
    「ヒーロー」を書きたかったのではなく、
    「日常に生きている普通の人間」の方を描きたかったのでは?

    返信削除
    返信
    1. 私はそれは無いと思います。
      日常も普通も本編にほとんどありませんでしたから。「魔法使い」というコンセプトの時点であり得ないでしょう。

      「コンセプトを無視した監督や脚本家の意向」という意味で言っているならあり得るかもしれませんが、私の主観だと脚本家のほうには無いと思います。村山さんにやりたいことがあるとすれば設定を出したいだけだと思います。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。