■内容が薄過ぎる
・今回の放送時間の6割近くを割いたギャル要素が何にも盛り上がらないまま終わって呆れました。
そもそもなんでギャルの勉強などを始めたのかもよくわかんないまま話が進んでいったかと思ったら、最後は結局普通にバトルして倒して終わってしまいました。じゃあ普通に戦っても良かったじゃないですか。無駄な時間としか言いようがない流れにうんざりしました。

・熊手の扱いも最低でした。
熊手が登場してから初めて書いたローテ脚本かと思うようなキャラの掴めてなさにドン引きしました。
熊手はあんな行動するキャラじゃないと思います。敵に「ギャルっぽいことしろよ!」って言われても、「俺はギャルじゃない。神だ!」とガン無視してマイペースに殴り倒す方が熊手らしいんじゃないかと思います。

・別に意味はないシンケンジャーにも呆れました。
唯一良かったのは変身時に出る「火」の文字がひらがなの「ひ」にアレンジされてたことくらいです。
それ以外はシンケンジャーである必然性を感じない内容でした。ラストのファイヤキャンドルの方に合わせて採用したんじゃないのかと思うようなピンと来なさでした。
いったいなんでシンケンジャーの指輪を付けたら意識不明の入院状態から動けるようになったのでしょう?

・ちなみに東映公式が言うには、こういう意味だったそうです。
「姫」である緒乙の方が、番組としては「影武者」で
「炎」の遣い手である、ファイヤキャンドルこそ「真」の戦士。

という原典との逆転こそが旨味です。
驚いていただけましたでしょうか。
個人的には聞いても驚く以前に意味がよくわかりません。
本物とか偽物とか言うなら指輪の戦士自体が本物じゃないし、ファイヤキャンドルも偽物だと思います。本物のシンケンレッドは本編で出た本物のシンケンレッドだけです。

・個人的にはそもそも作品の解釈も間違っていると思います。
シンケンジャーのストーリーでの主題は「本物のシンケンレッドか否か」ではなく「本物の当主か影武者かの違い」でしかなかったと思います。その上でメンバーは「本物の当主かどうかなんて重要じゃない!」と判断していたはずです。シンケンジャーを語りながら影武者なら偽物、本物なら無条件で「真」と言ってしまうのは私はどうかと思います。

■何の話?
・角乃の言動の大半が意味不明で最初から最後まで戸惑いっぱなしでした。
記憶喪失を信じているのかいないのかどっちなのかすら掴めませんでした。
記憶を失ってると信じたなら角乃は記憶を取り戻すことに力を入れるべきなのに、そうはしていませんでした。
記憶喪失じゃないなら、あのシンケンジャーが本当に赤の他人か、妹だけど嘘をついているかを疑うべきだと思いますが、そうもしていませんでした。
いったい角乃が何を大前提にして思考しているのか全然わかりませんでした。こっちは妹が本物なのか偽物なのかすら判別がつかないので判断役が迷探偵では話についていきようがありません。

・何をどう考えて何をしているのかすらわからないうちに出た結論が「ギャルになって一緒に今を楽しむ!」なのでますます意味がわかりませんでした。
え? 妹本人だと信じた上で記憶喪失は間違いなくて思い出させることは不可能だと諦めたってことですか??? そこに至るまでの角乃の心情が全然伝わってこなくて話にますますついていけなくなりました。
文脈からすると「自分の意思の押し付けを止めて、妹の意思を尊重することにした」みたいな雰囲気でしたけど、どんな内容をなんで押し付けていたのかも、本当に妹なのかどうかも掴めなかったのでますます何を言っているのか混乱させられました。

・個人的には「私の妹はこんなことしない!」みたい態度が一番意味がわかりませんでした。
小学生低学年くらいから8年も会っていないならそりゃ別人のようになっているに決まっているでしょう。変化に戸惑うまでは理解できますが、相手の人格否定につながることは普通に意味がわかりませんでした。まるで角乃がクズのようでした。
スタッフの倫理観はこれまでもずっと狂ってるように見えてきたので、今回の角乃もスタッフはまともな反応のつもりでやっているのではないかという疑念が最後まで消えませんでした。

■急に何?
・取ってつけたようなファイヤキャンドルの指輪ゲット&変身にも戸惑いっぱなしでした。
まず変身できたこと自体が不思議でした。単に指輪を取り込むだけかと思ったら、ちゃんと銀のテガソード剣を使ってシンケンレッドに変身していてびっくりしました。そういうことできたんですか? テガソード神に認められないと変身できないとかそういうのじゃなかったんですか? いつもの指輪の戦士なら指輪が奪われた時点でテガソード剣が自然消滅しているので奪えること自体も不思議でした。

・個人的にはファイヤキャンドルの態度も不思議でした。
そんな安易に力を求めるタイプだった印象は特にありません。むしろ「こんなの俺様の力じゃねぇ! こんな力で勝っても意味がねぇ!」みたいに嫌がるタイプだと思っていました。
使命に関してもやる気は無い方だと思っていたのでテガジューンに怒られたくらいで 必死になっていて違和感を感じました。
東映公式曰く「敵としての描き直し」の一環だそうですけれど、個人的には描き直しというより作り直しになっている印象です。

■そもそも有りなのか?
・シンケンレッドの「火」にかけてつなげること自体は有りだと思うんですけど、ちゃんと「シンケンレッド」のまま悪として描く覚悟があるのかを怪しんでいます。
そもそも指輪の戦士を出すなら敵として出せば手っ取り早いのにそうしなかったのは、悪役として出すことをタブー視していたからじゃないんですか?
シンケンレッドの姿のまま人々を苦しめ、正義の味方と戦い、悪の限りを尽くす覚悟ができてるんですか?
それができないなら変身しただけマイナスです。悪事をできない悪役なんてしょうもないです。戦うときだけ変身するシンケンレッドもしょうもないです。そんなのただの戦闘用の怪人態と変わりません。ファイヤキャンドルの姿の方が個性的だったので絵的にも退屈です。

・あまりにも突拍子がないので妹のことも含めて、「夏休み期間用に登場して、夏休みの終わり頃には退場するポッと出の幹部」みたいな扱いなのかなとも疑っているのですが、夏休み回を始めるには早いですよねぇ。
むしろ逆に「夏休み前に急ピッチでメイン回をやるぞ!」なんでしょうか? それだと今度は熊手編のグダグダっぷりは何だよ?って疑問が湧いてきますが。

■何もしてないうちに…
・角乃の妹が灰色の目を持つ男にさらわれた情報が陸王と共有されてしまいました。
聞いた陸王は明らかに動揺しているようでした。動揺するということは陸王は犯人ではないか、さらった相手が赤の他人じゃなくて知り合いの角乃の妹だったことに動揺しているクズかのどちらかになります。後者だと正真正銘のクズで救いが無いのでまず無いと思いたいです。

・引っ張るからには後でメインを張ってやるのかなと思っていたら何のドラマもないうちに一段落が済んでしまいました。スタッフはいったい何がしたいんでしょう…? 元々意図がわからないのに更に意味不明になりました。


次回はブライダンがお祭りを開くようです。
角乃はお祭りどころじゃないと思うんですけどどうするんでしょうね… 「ノーワンの野望を打ち砕くためにお祭りのフリをするんだ!」とか言い出すとそれもうお祭りじゃないですし。目的をぶん投げるか、メンバーを無神経にする以外の選択肢はあるのでしょうか?