『ドキドキプリキュア』 最終回まで見終わって:全体感想
先週最終回を終えた『ドキドキプリキュア』を振り返っての感想です。
まずは残念だった点からいきたいと思います。
【残念だった点】
■切り方に問題があった。
・あれだけ思わせぶりに登場したジョー岡田やアイちゃんはレジーナ編以降は空気になってしまった。
レジーナ編では、今度は良いところで退場させたままエース編に突入してしまった。そのため、岡田やアイちゃんがまた何かしでかすのではないかという疑念やレジーナのほうが気になってエース編に集中できないという問題を起こしてしまったと思います。
・またエース編はプリキュア5つの誓いで始まるように、それまでとは異なる路線で進みました。
レジーナ編の面白さは2クール作品に近いものだと思います。1話完結でありながら全体ではゆるくつながっていて、やがてシームレスにクライマックスへと続いていきます。
それに対しエース編は4クール作品でした。
1話1キャラで全員終わるまで話が進まないニチアサ定番の展開です。
今までのプリキュアにはない前半のスピード感が面白かっただけに、この落差には戸惑いました。
私にとってエース編は、本編に直接関係のない”外伝”を見ているような気分でした。
「早く本編に戻らないかな」という思いがいつもありました。
岡田やレジーナ、それぞれの流れを一区切りできていたら、全体としてまとまったのではないかと思います。
■安定感があり過ぎた
・ドキプリの面白いところは最初から最後まで変わらなかったと思います。
それはマナたちです。最初から完成されている人格・何があっても頼れる存在感・圧倒的強さ。ヒーローとしては申し分ないキャラクターでした。
・しかしそれだけでやるには、4クールは長過ぎました
各キャラの個別回も掘り下げというより1エピソードに過ぎず、「やっぱりマナたちはすごいな」と再確認で終わってしまう回が多かったように思います。
妖精の主役回やセバスチャン、ジコチュートリオがメインの話は新鮮味があって面白かったので、3クールはそちらをメインに進めて、そこで岡田やアイちゃんを完結させておけば良かったんじゃないかと思っています。
【良かった点】
■安定感
・変化に乏しい欠点もありますが、一貫性があって安心できる面もあります。
また「なぜマナたちはプリキュアになれたのか?」という疑問への明確なアンサーでもあります。
作中でもプリキュアの基本精神である「愛」は、敵である「ジコチュー」と表裏一体であると語られています、
つまりプリキュアたちは、一歩間違えば最悪の敵となりうる危うさを秘めいているのです。まるで仮面ライダーですね。
それでも作中ではそんな素振りも見せませんでした。その理由はマナたちが精神面でも優れていたからです。
間違いもするが素直に認め、失敗から着実に成長する。超人に見えるほどマナたちは完璧でした。そんなマナたちだからプリキュアの力を与えられたのです。数あるヒーローの中でも、これ以上の適任者はいないでしょう。
「どんな状況でもきっとマナたちなら何とかしてくれる」
最終回で作中の登場人物たちがそう思ったように頼りがいのあるヒーローに見えました。
シンプルで単調さも否めませんでしたが、これもまた重要な基本だと思います。
■新しい風
・ドキプリはプリキュア新体制の始まりでもありました。
演出からディレクターまで一気に代替わりしての再スタートです。最終回はその象徴でもありました。
正直な感想として、「最終回なのに、いつもより地味だな」と思いました。スタッフロールを見て、それも納得がいきました。原画もたったの4人。いつものベテラン勢ではなく、新体制が中心になっての作画でした。
・単純に比較すると、見劣りすることは否めません。
ストーリーの変遷と同じように、従来のやり方との葛藤もあったのでしょう。しかし、全体としてはこれから先に希望が持てる内容に感じられました。
個人的には、最終回でもいつものノリでラスボスまで「ラブラブラーブ」ときっちり言わせて、雑魚同様に浄化する姿勢は一貫性が感じられて好きでした。
代替わりもシリーズものの醍醐味であると私は思います。
次のハピネスチャージではどういった作風を見せてくれるのか楽しみにしています。
常に新しいものを探す「ドキドキ」を忘れない、そんな思いのこもった作品でした。
まずは残念だった点からいきたいと思います。
【残念だった点】
・あれだけ思わせぶりに登場したジョー岡田やアイちゃんはレジーナ編以降は空気になってしまった。
レジーナ編では、今度は良いところで退場させたままエース編に突入してしまった。そのため、岡田やアイちゃんがまた何かしでかすのではないかという疑念やレジーナのほうが気になってエース編に集中できないという問題を起こしてしまったと思います。
・またエース編はプリキュア5つの誓いで始まるように、それまでとは異なる路線で進みました。
レジーナ編の面白さは2クール作品に近いものだと思います。1話完結でありながら全体ではゆるくつながっていて、やがてシームレスにクライマックスへと続いていきます。
それに対しエース編は4クール作品でした。
1話1キャラで全員終わるまで話が進まないニチアサ定番の展開です。
今までのプリキュアにはない前半のスピード感が面白かっただけに、この落差には戸惑いました。
私にとってエース編は、本編に直接関係のない”外伝”を見ているような気分でした。
「早く本編に戻らないかな」という思いがいつもありました。
岡田やレジーナ、それぞれの流れを一区切りできていたら、全体としてまとまったのではないかと思います。
■安定感があり過ぎた
・ドキプリの面白いところは最初から最後まで変わらなかったと思います。
それはマナたちです。最初から完成されている人格・何があっても頼れる存在感・圧倒的強さ。ヒーローとしては申し分ないキャラクターでした。
・しかしそれだけでやるには、4クールは長過ぎました
各キャラの個別回も掘り下げというより1エピソードに過ぎず、「やっぱりマナたちはすごいな」と再確認で終わってしまう回が多かったように思います。
妖精の主役回やセバスチャン、ジコチュートリオがメインの話は新鮮味があって面白かったので、3クールはそちらをメインに進めて、そこで岡田やアイちゃんを完結させておけば良かったんじゃないかと思っています。
【良かった点】
・変化に乏しい欠点もありますが、一貫性があって安心できる面もあります。
また「なぜマナたちはプリキュアになれたのか?」という疑問への明確なアンサーでもあります。
作中でもプリキュアの基本精神である「愛」は、敵である「ジコチュー」と表裏一体であると語られています、
つまりプリキュアたちは、一歩間違えば最悪の敵となりうる危うさを秘めいているのです。まるで仮面ライダーですね。
それでも作中ではそんな素振りも見せませんでした。その理由はマナたちが精神面でも優れていたからです。
間違いもするが素直に認め、失敗から着実に成長する。超人に見えるほどマナたちは完璧でした。そんなマナたちだからプリキュアの力を与えられたのです。数あるヒーローの中でも、これ以上の適任者はいないでしょう。
「どんな状況でもきっとマナたちなら何とかしてくれる」
最終回で作中の登場人物たちがそう思ったように頼りがいのあるヒーローに見えました。
シンプルで単調さも否めませんでしたが、これもまた重要な基本だと思います。
■新しい風
・ドキプリはプリキュア新体制の始まりでもありました。
演出からディレクターまで一気に代替わりしての再スタートです。最終回はその象徴でもありました。
正直な感想として、「最終回なのに、いつもより地味だな」と思いました。スタッフロールを見て、それも納得がいきました。原画もたったの4人。いつものベテラン勢ではなく、新体制が中心になっての作画でした。
・単純に比較すると、見劣りすることは否めません。
ストーリーの変遷と同じように、従来のやり方との葛藤もあったのでしょう。しかし、全体としてはこれから先に希望が持てる内容に感じられました。
個人的には、最終回でもいつものノリでラスボスまで「ラブラブラーブ」ときっちり言わせて、雑魚同様に浄化する姿勢は一貫性が感じられて好きでした。
代替わりもシリーズものの醍醐味であると私は思います。
次のハピネスチャージではどういった作風を見せてくれるのか楽しみにしています。
常に新しいものを探す「ドキドキ」を忘れない、そんな思いのこもった作品でした。
リアルタイムで全部見るのはどきプリが初めてですが、中だるみがかなり酷いと感じました。
返信削除娘も最初のうち(2クール中盤まで)は終日どきプリの話ばかりしていましたが、その後次第に付いていけなくなった様に思えます。
特に、2クール終盤で登場させたリーヴァとグーラ周りの展開はなんだか退屈(小並感)な上、ぶっちゃけ彼らをジコチュートリオに全部差し替えてもストーリーを追うのに何の支障も無いレベルなので残念でした。
ハピネスチャージはガラッと雰囲気が変わっていて、なんだか可愛らしくて期待出来そうです。
> 特に、2クール終盤で登場させたリーヴァとグーラ周りの展開はなんだか退屈(小並感)な上、ぶっちゃけ彼らをジコチュートリオに全部差し替えてもストーリーを追うのに何の支障も無いレベルなので残念でした。
返信削除[色:0000FF]あの2人は悪役としても存在感が薄かったのがまずかったですね。
子供もあの辺りの中だるみはわかるんですね。
当番回などプリキュアは普通のフォーマットなんですが、ドキプリはキャラが固定されてて派手さに欠けるので余計に退屈だったのでしょうか。
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> ハピネスチャージはガラッと雰囲気が変わっていて、なんだか可愛らしくて期待出来そうです。
[色:0000FF]そうですね。ハピネスチャージは見た目も台詞もデフォルメが効いてて、子供に人気が出そうです。
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中盤で死んだ幹部が特にその後の展開に影響が無かったのと最終回のマナ以外役に立っていなかった所が残念でした。
返信削除それとやっぱり岡田と愛ちゃんのいらなさが本当に心のこり。
岡田が空気どころか見てるだけでなにも助けてくれない意地の悪い傍観者みたいになってしまった・・・、実際見て居て腹が立つ場面もいくつかあったし突然大統領になったのも美味しい所をかっさらったみたいに見えました
> 中盤で死んだ幹部が特にその後の展開に影響が無かったのと最終回のマナ以外役に立っていなかった所が残念でした。
返信削除[色:0000FF]そうですね。中盤のエース編は水増しで、全体のストーリーからは除外して考えるほうが良いように思います。[/色]
> それとやっぱり岡田と愛ちゃんのいらなさが本当に心のこり。
> 岡田が空気どころか見てるだけでなにも助けてくれない意地の悪い傍観者みたいになってしまった・・・、実際見て居て腹が立つ場面もいくつかあったし突然大統領になったのも美味しい所をかっさらったみたいに見えました。
[色:0000FF]あの2人は謎ですよね。どこかで終止符を打っておけば、それで済んだはずなのに。
何かゴタゴタがあったのか、あるいは岡田がアン王女を見つけて隠れたりしたのが制作側にとってはそのつもりだったのか。アイちゃんに至っては、王女の身体がアイちゃんになったというわけのわからない説明で済まされてしまいました。[/色]