トリンは二度死ぬ キョウリュウジャー 第45話『うそだろオヤジ! シルバーのさいご』:感想

2014年1月20日

【ストーリー】
■トリンは二度死ぬ
・トリン2度目の死。死ぬ前に語られたこれまで生き延びられた理由が興味深かったです。
29話での悪のメロディによるデーボス化作戦が実は二段構えの作戦だったとわかりました。戦騎として戻れば良し、戻らなくても戦騎化すればスピリット化せずに殺せるので良しという抜け目ない作戦だったようです。思っていた以上にエンドルフらしい作戦だったんですね。

・反面、この設定が語られたおかげでトリンの復活への道が開かれました。
ダンテツに殺す気が無ければスピリット化して復活できるわけです。しかも鉄砕たちスピリットレンジャーズも来ないことが強調されていました。明らかに裏で何か進めています。

・一度死に戦騎としての過去に終止符を打ち、今度は戦騎としての肉体を失い、地球に産み直される。
そのときに今まで語られなかったスピリットの存在の意味も語られることになりそうです。今回明かされたフェザーエッジの呼べば飛んでくる機能もトリン復活時の演出用でしょうね。心・技・体、全てが揃ったときに何が起こるのか、今から楽しみです。

■ラッキューロとキャンデリラ

・仲間化フラグが立ちっぱなしです。
2人が仲間になると戦略が大きく広がります。
ラッキューロは、巨大化を封じるシュクシュクボールに、いろいろ使えそうな復元水、更にスパイらしく凍結城の情報なども持っています。キャンデリラは、歌によるサポートはもちろん、これまで本気で戦ったことがないので力押しでも充分な可能性を秘めています。どちらも状況を大きく変えそうですね。ラストが間近なのに、先の展開が入り組んでいて全然見通せません。

■戦騎の謎

・謎の白&黒マントがキャンデリラとアイガロンの代わりの戦騎だと正式に明らかになりました。
キャンデリラもアイガロンも感情収集自体の成果は悪くなかったように思えるので、わざわざ作った理由が不思議です。人間を滅ぼしたら感情収集も必要ないはずです。それでもわざわざ作りなおしたからには理由があるはず。

・ここで気になるのがドゴルドです。
アイガロンもキャンデリラたちもいなくなり、敵側で孤立しています。最後にデーボスが戦騎たち全ての感情を吸収して完全体になる、そのときにドゴルドが鍵になりそうですね。


【アクション】
■夢の共演
・蝶絶進化したデーボス様の必殺技がどう見てもドリームアタックでした。
当てた後に舞う蝶のエフェクトまでそっくりです。まさかプリキュアまで吸収していたとは。デーボス様の強大さが伝わってくるシーンでした。

・なぜデーボス様の姿が蝶かというと、「恐竜が絶滅したのは蝶のせいだった」という新説があるからだそうです。
わりと新しい学説みたいなのに、取り入れているのはすごいですね。スタッフの熱心さが伝わってきて嬉しいです。


次回はアイガロンとイアンの話に決着がつく模様です。
アイガロンは死んじゃうようですが、まだ完全に死ぬと決まったわけではありません。大地の闇での余生やスピリット化など、まだ生き延びる道はあります。哀しみの戦騎だから、死んでみんなが悲しんだらその力で生き返っても良いと思います。

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