仮面ライダーW 第45話 「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」:感想
【ストーリー】
・フィリップが実は死んでいたり、謎のアイテムのイービルテイルが出てきたり、超急展開でした。
新規要素だけでも急なのですが、更にミックの撃破に翔太郎と照井の敗北と既出の要素でも忙しい展開でした。2周目で改めて見ても急ですね。今回の内容を分散したり、前振りを入れたりして4話かけても良かったと思います。
・私は若菜の変貌がストーリーの中で一番理解しづらいところだと思っているのですが、今回出てきた要素が若菜の心境の変化に大きく関係していると思います。フィリップが弟だったこと、そして既に死んでいたこと。家族を犠牲にしてでも計画を進める父親の琉兵衛の真意、そしてそれを読み解く鍵であるイービルテイル。この辺りにもう少し時間をかけても良かったのではないかと思います。
・Wは全体の構成としてはけっこう破綻としていると思います。
「探偵ものだから1話完結(1時間分ないので2話完結)」と「ライダーに付きものの悪の組織・園咲家を登場させる」という2つの要素を混ぜた結果、園咲家の存在感が微妙になってしまいました。しかし探偵要素を薄めると「風都を守るヒーローとしてのW」は描けなかったでしょう。少し考えただけでも難しいことだとわかります。面白いだけに、何か上手い方法はなかっただろうかと、無いものねだりしてしまいます。
■映画未視聴者向けの解説
・冒頭に修理中の風都タワーが映っていました。
あれは映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』で登場した敵に壊されたものです。劇場版は44話と45話の間に起こった出来事であることが公式に語られています。ですが今回の風都タワーのように細かい要素以外は本編に関係していませんのでご安心ください。園咲家や財団Xのことは何も語られていないので、見なくても支障はありません。もう2個ほど関連する要素があるので、本編で登場するごとに簡単な説明を加えていきたいと思います。
【アクション】
・今回はエクストリームよりも通常のWのほうが目立っていて嬉しかったです。
決め技でのスタッグの使用も必然性が感じられる使い方で良かったです。玩具だって使い方次第で活かしようがあるものですよね。剣一辺倒のエクストリームに比べて、基本フォームのほうがバラエティ豊かで魅力的に感じます。
記事と直接の関係はありませんが、運命のガイアメモリにおけるロストドライバーの出自はどのように解釈されましたか?
返信削除論理的に考えるなら、シュラウドしかないと思います。他に助ける人もドライバーを持っている人もいないと思います。スカルは幻覚でしょう。
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