『機界戦隊ゼンカイジャー』 第13話「リサイクルすりゃもう一回!」:感想
■展開についていけなかった
・ギャグの部分はギャグなので単純に「笑えませんでした」で流すとしても、展開についていけませんでした。
・まず明らかに地球人に危害を加える気満々のゾックスにはあくまで手を出そうとしない介人たちが不可解でした。
前に言ってたゾックスが好き勝手やる分はゼンカイジャーがフォローするって話はあくまで「二次被害」の話だと思っていました。トジテンド相手に暴れた結果生じる被害に対処するって話であって、直接地球人に攻撃することを含んでいるとは思っていませんでした。私の感覚だと地球人に攻撃すると宣言した時点で戦うのもやむを得ない状況だろうと思っていたので今回の展開に戸惑いました。
・操られた地球人への対策も疑問を感じました。
くすぐり作戦なんて効くかわからないものより、実際にその前に使っていたデカレンジャーの力で捕縛したり、マジーヌの魔法でどうにかすればいいんじゃ?と思いました。しかも結局後半のバトルではマジーヌの魔法を使っていてまたずっこけました。
・くすぐり作戦がゾックスが介人を認める展開につなげることも理解し難かったです。
ゾックスって「面白いかどうか」で評価する人なんでしたっけ? 基本的には兄弟を救うことを最優先で動いている真面目なやつという印象なのでそこで評価することが意外でした。
■水と油
・今回に限らないんですけど、シリアスなメインストーリーとコミカルな演出路線がゼンカイジャーでは全然噛み合ってない気がします。
シリアスとコミカル自体はそれほど相性は悪くないと思っています。「普段は軽いけど、決めるときは決める」というのはギャップがヒロイックに働くと思います。アバレンジャーやゴーオンジャーなど上手くいった例もあると私は思っています。
ただ、香村さんはシリアスを「真剣」ではなく「真面目」という方向でやってる感じがします。そこがコミカルさとのギャップではなく齟齬になってしまっている原因のように感じています。
ギャグは好みが大きく影響するところなので笑えない身には良し悪しを判別し難いことですが、ゼンカイジャーの場合はそういう話ではないんじゃないかと感じています。
■ツーカイオーリッキー
”・超力戦隊”なのにツーカイザーだと空手で、ロボだと空手でもなくガトリング???、とオーレンジャーのことをよく知らない身にはその時点で混乱する変化でしたが、いざ戦ったら銃よりも空手のほうが多くて超能力も使っていてむしろガトリングが一番空気で更に戸惑いました。あれってオーレンジャーらしいんでしょうか? いったいどんな作品なんだろうと戸惑うばかりです。
■時効?
・ツーカイザーがゴーオンジャーの力を使ったときに「ロケットダガー」と言っていてあれ?と思いました。ダガーによる殺傷事件が起きたから慌ててロケット”ブースター”に商品名が変更される一件があったと思うのですがもう時効なんでしょうかね?
次回は介人とゾックスが決闘をするそうです。
次回予告を見て「なんで?」と思いましたがステイシーに何か提案をされたとかでこれまでの内容からでは伺い知れない展開のようです。どうせテジテンドは履行しないだろうとか展開が透けて見えて萎え気味なので意外性のある展開があると良いのですが。
時効もなにもロケットダガーはゴーオンジャーの時点でこの呼び方に戻ってますよ
返信削除おや、そうでしたか。私の記憶違いのようですね。
削除