『機界戦隊ゼンカイジャー』 第37話「恨みダイコン、根が深い!」:感想

2021年11月28日
■いつもよりはマシ
・今回は比較的に話がまとまっていたほうだと思いました。ゲストの少女の存在が大きいですね。
いつもは「何だこりゃ?」とメンバーがワルドの能力に驚くだけであとは倒して終わりですからね。それと比べるとだいぶネタとストーリーが絡んでいました。1話限りのゲストは定番のフォーマットですが定番化するだけの意義があるのだなと再確認させられました。

・マジーヌよりもフリントのほうが目立っていたことは気にかかりました。それでいいんでしょうか?
ゲストやフリントの話を聞いて「自分もそういうことあったなぁ…」みたいなことをモノローグし出したので、ここからがマジーヌの本番か!と思ったら何もないまま終わって拍子抜けでした。

・オチが弱い点は特に良くなかったと思います。ゲストと人形の和解が済んでから怪人を撃破するのかと思ってたらむしろ倒すことで無理やり終わらせていました。
え、それでいいんですか?! こういうネタって普通ならわからない人形側の気持ちを描くための怨霊化じゃないなんですか? 捨てた側の気持ち一つで終わっていいなら怪人に襲われてでも見つけたいと言い出した時点で既に一件落着だと思うんですが。気持ちが描かれたのは非常にどうでもいいウガッツのほうで余計に唖然としました。何をどう描きたかったんでしょう?

・「戦いよりも子供の人形探しを手伝うほうが優先」というのは悪くはないと思いました。
ゼンカイジャーは元々大それた組織ではなくボランティアの集まりみたいなものですからね。個人の事情を優先するのも有りでしょう。そういう方向のほうが介人の家庭事情も通りやすいのでこういう路線にしたほうが合ってると思います


次回はボッコワウスの差し金でハカイザーになにかありそうです。今度こそロボ化でしょうか、それとも武器が増えるだけでひとまず終わるのでしょうか。


コメント

4 件のコメント :

  1. こんにちは。
    マジーヌの過去とか振り返るのかと思ったら特に何もなく終了でしたね。スタッフ側も機械であるゼンカイジャーのメンバーにあまり興味がないんですかね?だから生身の人間キャストの方が扱いが大きくなるのかなとなんとなく思いました。
    ステイシー関連も引っ張りますねぇ。無理矢理話に出てきては邪魔しに来る癖に、話の進展もないのでまたかよ…って感じになりました。

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんにちは。

      >スタッフ側も機械であるゼンカイジャーのメンバーにあまり興味がないんですかね?だから生身の人間キャストの方が扱いが大きくなるのかなとなんとなく思いました。

      実情から判断するとそう見えますよね。元々戦隊は役者さんを育てるとかそういうのを重視しているスタッフが少なくないみたいですし。
      「キグルミなんかより生身の役者さんのほうが重要でしょ」と考えたのか、それとも「元々どうでもいいキャラだからキグルミで済ませよう」と考えたのか、その辺りはスタッフの証言がないと判断がつけられません。

      >ステイシー関連も引っ張りますねぇ。無理矢理話に出てきては邪魔しに来る癖に、話の進展もないのでまたかよ…って感じになりました。

      話の都合で出てきてバトルを雑に扱うせいで特に理由もなく強くなっていて違和感を感じます。
      ここまで来たらステイシー関連は最終章に入るまでは終わらないだろうなと思っています。ボッコワウスがハカイザーに何かするみたいですし、ゲゲがステイシーの回収を命じたこととまとめて片付けられて、ラスボスのゲゲへのヘイトを煽る展開に使われるんじゃないかなと思います。

      削除
  2. こんにちは。 今回はゼンカイジャーで一番まともだったのでは?というくらい怪人の能力とゲストのお悩みを使ってドラマできてました。
    ただ、マジーヌがほぼ付属品のような扱いでフリント回のようなものでしたが、過去について掘り下げがあっただけいつもの回よりマシだったなと。
    スーパーツーカイザーと張り合えるくらいステイシーが強くなっていたのも違和感すごかったです。あまり考えずにその場のノリでバトル方面やってますね。

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんにちは。

      >ただ、マジーヌがほぼ付属品のような扱いでフリント回のようなものでしたが、過去について掘り下げがあっただけいつもの回よりマシだったなと。

      いつもよりはマシなんですけど、それがマシになってしまうことが嫌なんですよねぇ。キャラに肉付けする余地はキャラクター的にも時間的にもまだまだ有ると思うので。

      >スーパーツーカイザーと張り合えるくらいステイシーが強くなっていたのも違和感すごかったです。あまり考えずにその場のノリでバトル方面やってますね。

      その場のノリというよりも無計画さや練り込みの甘さによるものだと私は考えています。
      具体的に言うと消去法の結果でしかないと思っています。
      1)介人たちの活動実績を作るためにハカイザーをピンチにしないといけない。
      2)ピンチにしたからにはピンチを脱出しないと父親を取り戻されて話が終わってしまう。
      3)ハカイザーのピンチなので救出者はハカイザー以外でないといけない。
      この状況で動かせるのがステイシーだけだからステイシーがやたらに活躍しているだけだと思っています。ワルドは護衛される側なので実力不足ですし、トジテンド幹部たちは直接動く気がないので出せません。よって変でもなんでもステイシー以外に選択肢がありません。

      もっとバトルに興味があれば以前のステイシーと戦い方を変えるとか、以前は「復讐のために死んでもやり遂げる!」みたいな無謀さがあったけど今はハカイザーを守るために戦っているとか勝てる理由になれそうなものを出せたんでしょうが現状だと使えるものが見当たりません。せめてステイシーザーの改造を「ハカイザーを守るために自主的に受けた」とかにしておけばもう少しパワーバランスがスムーズだったと思います。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。