『機界戦隊ゼンカイジャー』 第11話「渡る世間は鬼ごっこかい?!」:感想

2021年5月16日
・鬼ごっこは鬼ごっこなのでメインの内容は特に語ることがありません。特に面白くもないし、つまらなくもありませんでした。
ゼンカイジャーが敵味方に分かれた状況なら、やろうと思えばレジェンドギアを駆使した能力バトルふう鬼ごっこみたいなこともできたでしょうが予算がないから無理でしょう。

■フリント
・メイン回のはずなのに印象が地の底まで堕ちました。公式に「フリントと双子の掘り下げ回」と書いてあるので間違いないはずなのですが。

・前回の失敗から何も学んでないところが最悪でした。
なんで兄弟がケンカしてたせいで呪われたと後悔しているはずなのに、またケンカを始めて敵に突進しても呑気に見てたのでしょう? 本当にそう思っているなら必死に止めないとおかしいと思います。
兄弟も同じ失敗を繰り返しているから、てっきり「兄弟は後悔なんて全くしてないので今も全力でぶつかっている(そのおかげで作戦が成功した。後悔するより前へ進もう)」みたいな話になるのかと思ったら特に意味はなく、ただ馬鹿なだけでした。なんなんですか、これ?
馬鹿さを肯定するわけでもなく、「挑戦すれば失敗なんてよくあることさ!」みたいな話でもなく、馬鹿が馬鹿を馬鹿みたいに繰り返している様子を見せつけられて全く意味がわかりませんでした。何がどうお話として成立しているのでしょうか?

・しかもこれで海賊なんですよね。ただでさえ迷惑行為をするのが当たり前の連中に「自分の得になるかすら考えてない馬鹿」というお墨付きを与えてどうなるんでしょうか。
ゾックスたちを認めて放置している介人の人格まで疑われます。本当に何がどうなってるのか理解できません。

■ゴセイジャーと言えばこれ
・テンソウダーで風を起こすのに力を使っていたところが実にゴセイジャーらしくて良かったです。ゴセイジャーはなぜか竜巻を起こすやつを多用してましたからね。他にも岩とか水とかあるのにあればっかり使うんですよね。「ゴセイジャーと言えば天使! 天使の羽で空を飛ぶ!」とかやらないところがわかってるなと思いました。そんなのゴセイジャーじゃありませんからね。1話と最終回くらいしか出番のない羽より竜巻を起こすほうがゴセイジャーらしいです。
最近はレジェンド戦隊の武器を使うことが多かったり、無難ではあるけどマシな路線になってると思います。


次回はゾックスのロボとステイシーのロボも?登場するみたいです。
イジルデが開発していたのは普通にゾックスのロボだったようです。レジェンドのロボを召喚できるのに自前のロボが必要なんでしょうか? 理由が省エネくらいしか思いつきません。でもこれだと理由が消極的でつまらないと思います。せめて「ギアをはめることでレジェンドロボの能力や武装をステイシーロボで使える」くらいの拡張性があってほしいです。話の流れからするとまたステイシーが登場するのはラストで、顔出しだけして「次回に続く」になりそうな気もします。


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