『仮面ライダーセイバー』 第37話「未来を変えるのは、誰だ。」:感想

2021年5月30日
■あっさり解決
・手も足も出なかったカリバーがあっさりソロモンを消しかけ、それを今度はセイバーがあっさり打ち破り、ついでに世界を滅ぼすらしい本を消滅させたと思ったら、ソロモンにはあっさり負けて、でもユーリが月闇を持ったらあっさりソロモンを異空間に閉じ込め、ソロモンも次回を待たずにあっさり出てきました。
何もかもあっさり過ぎる超展開に呆れるばかりでした。どれ一つとっても「馬鹿か?」と思う内容ばかりで内容の良し悪しよりもスタッフの正気を疑うほうが早いと思います。特に「結末は”俺が”決める」をあそこで言うのはイかれてると思いました。そこは”俺たち”じゃないんですか?

・その一方、世界中の人は特に争わなかったのはまともで温度差が酷かったです。
前回の時点で「いきなり知らないやつにこんなこと言われても戦争を始めないだろ。う~ん、でもソードオブロゴスは代々馬鹿の集まりだし、セイバー世界の人間ならやるかな?」とか思っていましたが普通にやりませんでした。マスターロゴスが馬鹿なだけでしたね。

・蓮はよくわかんな過ぎて、説明されても「そうなんだ」という気持ちにすらなれませんでした。強いかどうかを尺度にしてきたのに負けても認めないってどういうことなんでしょう?
元々支離滅裂でキチガイみたいに見える言動をしてきて、今回説明された師匠の方針や蓮にとっての強さの話も意味不明で結局なんにもわかりませんでした。これで次回で味方になるんですか。仲間になったらもうウダウダやってる余地はないと思うのですがちゃんと形になるんでしょうか。

・説明されたことから推測していくと、強いかどうかじゃなくて「正しいかどうか」が蓮にとっては重要だって話なんですかね? 強さは自分の正義を保証するから重要なのであって自分が強いかどうかは本質的に重要ではないんでしょうか。組織内で特別強いわけでもない賢人のことだけやたらに持ち上げていたのもこの歪みによるものでしょうか。
こう考えても結局、「っで蓮の正義って何なの?」って話になるんですよね… 強さにしても正義にしても内容が全然わからないので結論の出し様がありません。

・バハトは見た瞬間「あ、糞なやつ」と思いました。
ライダーだと「ギャグをやったからもう悪役じゃありません。味方になっても問題ありません」って展開がよくありますけど私は大嫌いです。そんなくだらない話じゃないといいんですが。


次回は最強フォームが登場、じゃないですよね? 基本フォームを青く塗って模様をつけただけでめちゃくちゃ地味です。劇場版用の流用フォームでももう少しマシだぞと思うほどの雑なカラバリに見えました。ソロモン同様にこの次が本番だと思いたいです。

個人的にはそれ以上に次回の脚本が内田裕基さんだということに驚きました。
4話前に担当したばかりなんですけど??? 内田→長谷川→毛利とローテしてまた内田でシリーズ構成がいないまま一周しちゃいましたよ。新フォーム登場で重要な回っぽいのにローテの新人というだけでもびっくりなのに完全にシリーズ構成不在とは… いっそのこと福田さんが更迭されたんだと良いのですが、まぁセイバークオリティなのでそんなことはないのでしょうね。


コメント

2 件のコメント :

  1. 更新お疲れ様です。

    先週から視聴再開したのですが、かなり支離滅裂に感じるのはきっと私が6話分見逃してるからなのでしょうね...。
    見れなかった分の感想も読ませていただきましたが、特に目立った改善もなくだめなままのようですね。

    それなりに変化あったかな?と淡い期待を抱いていましたが、未だに賢人がぐずってたり蓮が信念もなくフラフラしてたり斜め下です。蓮は強いかどうかも賢人への執着も本人がそう思い込んでいるだけで意思や感情は無いのではと思えてきます。でもそういう話をやりたいわけでもなさそうですよね。
    身勝手な脇キャラが成長するベタな展開でも、無いよりは多少はプラスだろうになんでやらないんでしょう。予想はしてましたが全く人数も減ってなくてがっかりです。初期に管理人さんの予想されていた通りの大人数でごろごろ転がる地獄が繰り広げられていて呆れます。

    決め台詞の使い方も絶望的ですね。飛羽真の独善ぶりを強調してるだけに見えました。

    メインライターの方は全然登板しないんですね。脚本家繋がりでゴーストとのあまり引きのなさそうなコラボなんかもあったようですが、本人の都合なのか意図的に外されてるのかどっちなのでしょうね?

    アクションは動きそのものは悪くなくても工夫がなくて凡庸マンネリですね。ゼロワンでもそうでした。

    あの青いのが最終フォームではあまりに地味なのでもう一形態ありそうですね。
    物語として形が見えないので収拾がつくかどうかの心配すらしなくていいレベルなのは利点かもしれません。

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんにちは。
      ここ6話はあらすじ以上のことは何も起きてないと思います。あらすじを読んでも理解できないでしょうが、実際に見ても理解できないと思います。ようするに、相変わらずセイバーはセイバーのままです。

      >蓮は強いかどうかも賢人への執着も本人がそう思い込んでいるだけで意思や感情は無いのではと思えてきます。でもそういう話をやりたいわけでもなさそうですよね。

      蓮は前よりも更に理解し難い存在になっているように感じます。
      賢人への思い入れの理由がまるでわかりません。賢人は特別強いわけでもなく、だからといって人柄なのかもわかりません。相変わらず「強さ」にこだわっているような発言しかなく、といってそれが本心なのかも怪しく、ヒステリー加減だけは相変わらずでどれを信じればいいのかわかりません。ストーリー上の立ち位置としても特に役割が見当たらず、「剣士A」でしかないためこんなに時間をかける価値もわかりません。

      >大人数でごろごろ転がる地獄が繰り広げられていて呆れます。

      一時期は聖剣が封印されて変身できなくなったりもしていたんですけど戻っちゃいました。その結果がラスボス?に大勢で突っ込んでは一振りでまとめて薙ぎ払われて床を舐めるペロペロ地獄です。もういっそのことカブトみたいに飛羽真の強化フォーム用に全部の聖剣が使われて人数を減らしてほしいくらいです。

      >決め台詞の使い方も絶望的ですね。飛羽真の独善ぶりを強調してるだけに見えました。

      決め台詞は相変わらず壊滅的ですね、ゴーストも決め台詞の浮きっぷりが酷かったのでどうしようもなさそうです。

      >本人の都合なのか意図的に外されてるのかどっちなのでしょうね?

      私は本人の都合なのかなと勝手に思っています。
      シリーズ構成が更迭されて交代したにしては話に特に変化を感じませんし。シンプルにやる気がないか、これでいいと思っているのかのどちらかなのかなと思っています。

      >アクションは動きそのものは悪くなくても工夫がなくて凡庸マンネリですね。ゼロワンでもそうでした。

      個人的にはゼロワンより悪いと思っています。クオリティ自体はそれほど差がないと思いますが、武器が剣だらけでマンネリで味方の頭数が多い分だけマイナスが増えてるように感じます。

      >物語として形が見えないので収拾がつくかどうかの心配すらしなくていいレベルなのは利点かもしれません。

      終わらせるべき要素自体が見当たりませんからね。「ラスボス倒して世界は平和になりました。めでたしめでたし」以上に解決すべきことが見当たりません。順当に行くならまだストリウスが残っているので真のラスボスになるか、マスターロゴスがストリウスを吸収したりするかあるんでしょうけどそれも10話もあれば余裕で終わるでしょうし。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。