『機界戦隊ゼンカイジャー』 第34話「カボチャをトリトリ競技会!」:感想

2021年10月31日
■これでいい、のかな?
・例によってネタの盛り上がりが薄く、まぁまぁ退屈でした。かぼちゃ探しが実質ステイシーの話でしかなく、全然盛り上がらなかった点がきつかったです。
ゼンカイジュウオーのゆるい仮装は面白かったのでそういうバカバカしい方向に伸ばすほうがハロウィンネタらしくなったのではないかと思いました。

・個人的にはゾックスの反応に違和感を感じました。
ハロウィンワルド相手にもったいぶった挙げ句に取り逃しかけていました。ゾックスなら相手がカイゾクワルドじゃないとわかった時点で「もういいや。死ね」と淡々と処理するモードに入ると思うんですが? 今回はわざと逃して弄ぶような態度を取ったり、「それで終わりか? もっとできることはないのか?」みたいなプロレス的な姿勢を見せたりしていて違和感を感じました。そんなキャラでしたっけ?

■ステイシー
・介人の「協力したほうが良いんじゃない?」という説得が効いていて戸惑いました。
個人的にはステイシーが言っていたように「自分の手柄でないと意味がないんだよ」というのは事実だと思ったので仲間と一緒にやってもいいかと言い出したことが不可解でした。
一緒にやっても手柄にならないというのは、バラシタラとイジルデが協力しない点からも明らかだと思うのですが違うのでしょうか? 大前提のトジテンドの評価制度とステイシーの考えるゴールの定義がわからないので困ります。

■ハカイザー
・介人以外に正体バレをした、と思ったら次回にはもう介人にもバレるみたいです。
ステイシーや介人の母親など他のネタは延々と引っ張ってきたのに、父親バレだけは速攻で回収するんですね。ペースがよくわかりません。

・正体バレへの流れがだいぶしょぼかったのも残念でした。
その前のシーンからハカイザーもジュランたちも棒立ち気味なように見えていましたし、アラートの出たハカイザーに追撃しろよというのも前からのツッコミどころだったのでその辺りに何のフォローも必然性もなく雑にやられたのはがっかりしました。
今回の流れなら「ハロウィンワルドorステイシーを守ろうとハカイザーが無理をして…」なんて展開にすればステイシーの仲間も必要かもという心変わりにも説得力を出せたと思います。


次回はステイシーがハカイザーと協力して戦うようになり、ハカイザーの正体が介人にも伝わるようです。

個人的には伝わったから何なのかという点が疑問です。
世界の平和を優先して母親を放置している以上、「父親と戦えるかどうか?」という点は回答済みだと思います。ハカイザーの正体がわかってもトジテンドにいる限りは手を出せない状況なのは1話の頃から変わりません。正体がバレたのに戦わせ続けて父親が奪還されたらイジルデがアホ過ぎてご都合主義で萎えるでしょう。あとは介人かステイシーが父親をうっかり殺すくらいしかないのですがそれはそれで平凡な展開ですよね。介人が激昂しても戦う気が失せても、正義の味方と言っていても結局その程度のやつだったかと印象が悪くなるだけでプラスの要素が思い浮かびません。


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