『機界戦隊ゼンカイジャー』 第31話「ギュウっと合体! NEWっと公開!」:感想
■逆効果
・セッちゃんが敵の能力で機能停止して思ってたよりも重い展開でした。ただ、どうして機能停止したのか理解しづらくて、展開にノレませんでした。直接かけられなくても効果があるというのがピンと来ませんでした。
・また結局やることは怪人を倒して元に戻すだけなので緊張感が薄いし、マイナスの意味まで発生していました。
介人はめちゃくちゃ動揺してましたけど、これまで被害にあってきた一般人も似たような状況だったと思います。その被害は気にせず「全力ぜんかーい♪」とかお気楽にやってきたのに、いざ自分のことになるとあんなに真剣になるとヒーローとしては信頼できません。まぁ介人は他人を守るためにヒーローをやってるとは言っていないので問題はありませんね。
■ハカイザー
・ゼンカイジャーは全体的にアクションがパッとしませんでしたが、ハカイザーは動きが良いですね。やっぱりスーツの造形が大きいのでしょうか。
武器のブーメランも大型で取り回しが悪そうな分、動けてるとかっこいいです。
■ゼンカイキャノン
・武器としては撃つだけだからギアトリンガーと代わり映えしませんね。ハンドルグルグルがないだけマシですが、ゼンカイキャノンは大きくて取り回しが悪い分だけマイナスなので結果としてはどっちもどっちです。
召喚も戦隊ギアと大差ないのでこれも代わり映えしません。
■ゼンリョクゼンカイオー
・プレステ3くらいのCGで、相手が強敵どころか突然湧いてきた雑魚の強化版だったので気持ちがとても冷めました。
基本的にはいつものきぐるみ巨大戦と大差なかったです。ジャンプなどキグルミではできない柔軟な動きができるところくらいでしょうか。しかしながらCGのクオリティが高くないのでパッとしませんでした。
■真面目に考えたほうが良いと思う
・東映公式にこんなことが書いてありました。
「ゼンカイジャーの縦糸回は微妙」
と、ぶっちゃけてくださったのは、田﨑竜太監督。
「ゼンカイ脳」の命名者でありつつ、『スーパーヒーロー戦記』や『科捜研の女』などを手がけるため、第12カイをもってゼンカイジャーを離れました。
でも、つかず離れずゼンカイジャーを見まもってくださっており……
「すっかり視聴者モードで、毎回『何をやらかしてくれるんだろう』と楽しみ。だからこそ、縦糸回(メインストーリー主体のエピソード)が来ると、『今回マジメかい!』と肩すかしを食らった気になります」
図らずも、「やらかす」「はっちゃける」番組というイメージが定着してしまったよう。
多少そんなような回があったことは否定できませんが、ゼンカイジャーの基本線は、あくまでもドラマ……のはず。でも、「やらかし」がなかったら、ゼンカイジャーではないのかもしれません。
田﨑監督の助言を受け、やらかしとドラマの共存をさらにさぐります。
話していい笑い話じゃないと私は思いました。
ドラマがつまらないと認めてることもおかしいですし、ギャグを「やらかし」と呼ぶこともおかしいと思います。どちらがメインにしても本気でやるべきことであり、それがやれないなら映像作品としての意義がなくなる部分だと思います。「そんなんだからダメなんだよ」と読んでいて本気で腹が立ちました。
次回は介人とステイシーが入れ替わるようです。
ネタ回かと思ったら介人がトジテンドに潜入できるのでメインストーリーに絡むみたいです。話が進まないのも良くないと思いますが、トジテンドに入れない問題は解決されない壁だったのでこんなことで解決されても微妙な展開に感じそうです。
こんにちは。 介人が泣くほど動揺してましたが、今までの積み重ねやドラマが足りないので、違和感しかありませんでした。
返信削除ギュウニュウワルドの能力は全体にまで及ぼすのでしょうか、曖昧なのでよくわかりませんね。
ゼンリョクゼンカイオー、初陣が強化型モブ2体・・・しかもこれがイジルデのとっておきみたいで・・・2重の意味でがっかりしました。
30話超えてますし、幹部退場させてもよかったと思うんですけどね。
合体後はジュラン達がギア化するのも、5人で戦ってる感じがしなくて残念なところです。
やらかしとドラマの共存とか言ってますが、ドラマの方全くできてないですよね。
登場人物のキャラを固めたうえで「やらかす」「はっちゃける」ならいいんですけど、ゼンカイジャーは「やらかす」「はっちゃける」最優先で他がおざなりになって歪なことになってるなと個人的には思います。あまり楽しめないのはここが原因なのかなと。
匿名さん、こんにちは。
削除>ギュウニュウワルドの能力は全体にまで及ぼすのでしょうか、曖昧なのでよくわかりませんね。
どうもそのようでしたね。序盤の様子だと直接かけたものにしか効果がないのかなと思っていたので基地にこもりきりのセッちゃんやスタンドアローンであろう基地のデータまで消され出して戸惑いました。
>しかもこれがイジルデのとっておきみたいで・・・2重の意味でがっかりしました。
イジルデのほうもがっかりでしたね。ハカイザー用か自分用のロボでも作ってるのかと思ったらあんなのでした。
>合体後はジュラン達がギア化するのも、5人で戦ってる感じがしなくて残念なところです。
いちいち「介人、俺の能力を使って!」と指示出しするのが残念でしたね。しかも出てくるのはレジェンドモチーフのものでジュランたちはあまり関係ありませんし。
>ゼンカイジャーは「やらかす」「はっちゃける」最優先で他がおざなりになって歪なことになってるなと個人的には思います。
私は中途半端なところが良くないと思っています。
別にストーリーは無視してひたすら面白おかしくやるならそれはそれで良いと思います。ゼンカイジャーの場合は露骨にメインストーリーにやる気がないのに、ギャグも「やらかし」とか言っておふざけ気分でやってるところがダメだと思います。どこにも本気が感じられません。
感想お疲れ様です。
返信削除>直接かけられなくても効果があるというのがピンと来ませんでした。
閉鎖的な場所ではなく屋外に居たんだったら、気化した牛乳の効果を受けたと解釈出来たんですけどね。存在しているだけで、遠くの機械までも初期化できるすごい奴だったということでしょうか?
>召喚も戦隊ギアと大差ないのでこれも代わり映えしません。
色が統一されてませんでしたが、前回のはハカイザーの趣味と考えていいんですかね?
>存在しているだけで、遠くの機械までも初期化できるすごい奴だったということでしょうか?
削除状況から考えると「牛乳をかけたのは特定の場所だけでも、効果は世界全体に及ぶ」という概念的能力だったと考えるのが妥当なのだろうと思います。そんなこといきなり言われても困りますけど。
>色が統一されてませんでしたが、前回のはハカイザーの趣味と考えていいんですかね?
作中に理由を求めるならそれくらいしか理由は思い当たりませんね。あるいは「システム的には召喚の際に色と戦隊をいちいち選ぶ必要があるが、ハカイザーは雑だから同じ色で戦隊だけ変えてる」とかでしょうかね。
メタ的にはハカイザーと介人の差別化のためと東映公式ページで説明されています。
>メタ的にはハカイザーと介人の差別化のためと東映公式ページで説明されています。
削除前回にハカイザーが戦隊を盾に使ったり、踏み台にしたりするシーンを見せ、今回ゼンカイザーがコピー?とはいえ戦隊を庇うシーンを作れば、色だけじゃない両者の対比がうまく描写出来たと思います。
色だけで差別化は、味気ないので。
そういう方向性のほうが健全だと思います。同じ色だけも違う色だけも、どちらにしても限定するのは面白くない方向性だと思いますから。
削除中身が介人の父親だとすると、印象が悪くなることはさせたくないという意識もありそうですが。