烈車戦隊トッキュウジャー 第46話 『最後の行き先』:感想
【ストーリー】
・イマジネーションの使い方に驚きました。
イマジネーションって写真がないと思い出せない程度だったんですね。てっきり何も残ってなくても心に描くだけで充分なのだと思っていました。意外と現実的でした。まぁ、そうでなかったら規則にだけはうるさいレインボーライン側が、記憶消去装置とか抹殺装置とか用意してるはずですもんね。
・今回はライトとゼット以外のパートがグズグズでした。
倒れて動けなくなった烈車はいつの間にか直っているし、レインボーラインという単語が連呼させるけれども視聴者はレインボーラインが何なのか未だにわからないままですし、イマジネーションは全く創造性を感じさせない使われ方で台無しでした。ライトとゼットにこれまで力を注いで、他を適当に済ませてきたツケが回ってきたようでした。ダークな部分を書くのに尽力するあまり、表の設定を置き忘れてきた結果でしょうか。ここまで無視して来たのだから、特に触れずに終わらせたほうが良かったと思います。
・今回の4人もそういう理由で気分がのりませんでした。
4人がいったところで何の役に立つのでしょう。これが30話くらいなら、これをきっかけにして4人も頭角を表すのだろうとも考えられますが次回は最終回です。イマジネーションや乗り換えなど設定を無視するのは許容範囲なのですが、人数揃ってなんぼの戦隊でレッド以外の存在価値が感じられないのは問題だと思います。
■驚愕の真実
・車掌たちの突然の告白には驚かされました。
まさか闇の中に入りたくない理由が「恐いから」だったとは。てっきりイマジネーションの弱い車掌たちだと闇に触れ続けると死んでしまうのだと思っていました。恐いだけでやろうと思えば全然平気だったんですね。まさかこんなタイミングで車掌さんたちの好感度が更に下がるとは思いもよらないことでした。偉そうにするばかりで何もしないし何も説明してくれなくて、ただでさえ印象が悪かったのにどん底まで落ちました。なんでわざわざ入れたのか不思議です。
■超クリーン戦隊
・ネロ男爵もモルク侯爵も最終回まで生き残るとは思っていませんでした。
よく考えてみればトッキュウジャーが仕留めた幹部って1人もいないんですね。幹部クラスは5人もいたのに、シュバルツもノア夫人もグリッタもみんなボスのゼットがやっちゃって、トッキュウジャーは何も関与していません。最終話1話前の時点で幹部を1人も殺してない戦隊って過去にいたのでしょうか? 地味にすごい気がします。
次回はいよいよ最終回です。悪い意味で実感がありません。
残った要素を1話で終わらせるかと思うと気が重いです。たぶん脚本上では既に片が付いていてあんまり残っている要素はないのだと思いますが。
> 最終話1話前の時点で幹部を1人も殺してない戦隊って過去にいたのでしょうか? 地味にすごい気がします。
返信削除ジュウレンジャーは誰も倒してません。
そもそもラスボス以外の幹部で死んだのは、もともと死んでたのを復活させたカイただ一人です。
そのカイを倒したのも最終回でのことなので、最終話1話前の時点で幹部を一人も殺してません。
ジュウレンジャーはそうなんですね。
削除だとすると、あり得るとすれば「幹部は死んでるけど、戦隊側が関わっていない」という点ですね。
他に、最終話1話前の時点で幹部を1人も殺してない戦隊と言うと、
返信削除タイムレンジャー、デカレンジャー、(微妙なところですが)バトルフィーバーです。
タイムレンジャーは、ドルネロが幹部ギエンに殺されたのみ。
デカレンジャーは、そもそも敵組織が存在しないので殺す幹部がいません。
バトルフィーバーは、ヘッダー指揮官が殺されたのですが、殺したのは戦隊ではなく、その司令官です。
その後復活してヘッダー怪人となり戦隊に殺されたのですが、一般怪人みたいな扱いでした。
そのため、戦隊が殺した幹部に入れて良いのか微妙です。
いずれも、幹部がいないか極端に少ないです。(デカは0人、タイムとバトルは3人)
デカレンジャーは仰るとおり組織としての対立構造が薄いので、除外するほうが適切だと思います。
返信削除タイムレンジャーは確か目的が犯罪者(怪人)を冷凍にして捕獲することでしたね。6話くらいしか見てないので最後はそうなのかはわかりませんが。この場合、当初の目的通りということになるので、個人的には今回の話題からは除外したいと思います。
バトルフィーバーは難しいですね。戦隊もあくまで組織の構成員と考えれば、その司令官も同じ組織のメンバーと言えます。組織だって動いているのであれば、それも戦隊側が殺したとみなしていいと私は考えます。あんまり突き詰めると、アバレキラーやシュリケンジャーみたいな独立勢力として動いていたキャラが殺害した分はどうするかとか定義がややこしくなりますので。