『手裏剣戦隊ニンニンジャー』 第1話「俺たちはニンジャだ!」:感想
【ストーリー】
・多すぎる説明+硬い台詞*戦隊クオリティの演技による化学反応で固まってしまいました。
久しぶりに「うん、戦隊だからね」と諦めの境地に至りました。最近は比較的良かったので、この感覚も新鮮な感じがします。
・1話のストーリーとしてはかなり微妙でした。
いきなり世界観や主人公たちの背景の説明から入っているのがマズイですね。キャラの作り方としては間違っていません。世界観や舞台設定を考えて、そこから登場人物を作るほうが統一感が出ます。
しかしストーリーもその順番でやるとつまらなくなります。まず中核になる要素やキャラを見せて、そこで充分に引きつけてからその背景を説明しないと話にノレません。料理を食べる前から薀蓄を聞かされるようなものです。
・今回のシリーズ構成は下山健人さんです。
下山さんというと、ゴーバスで微妙な回を担当していたことと、ジャンプでサッカー漫画を書いて10周打ち切りをくらった印象くらいしかありません。
人に使われるといまいまいでもシリーズ構成なら上手い人はいるし…、と一縷の望みをかけていたのですがやっぱダメでした。次回もまた世界観説明のようで、ストーリーに関しては早くも悲観的になりつつあります。
【アクション】
■名乗りシーン
・名乗りシーンは派手で良かったと思います。ここでだいぶ印象が良くなりました。
最近は個々人の動きが少ない名乗りが多かったので新鮮味があって良いです。特にアクションとCG演出が噛み合っていたところに好感を抱きました。
■通常戦
・刀は逆手持ちが基本なんですね。
逆手持ちは構えているときの見栄えが良いのですが、振ろうとすると動きが限られてくる印象があります。誰か1人ならともかく、逆手持ちが基本というのは興味深いです。上手く決まればかっこいいアクションになるでしょうね。どんなアクションを見せてくれるのか楽しみです。
・固有武器?の弓や爪は、元は共通で組み替えて使うタイプみたいですね。
メカニカルな感じがかっこよかったです。仕掛けを活かして、状況に応じて使い分けたり、いつもは別のキャラが使っている武器をたまに使ったりしてくれると熱い展開になりそうです。
■巨大戦
・今回一番良かったのは巨大戦でした。
人型ロボのシノビマルが動きまくるのがインパクトがありました。飛んだり跳ねたり、かなり動けてびっくりしました。通常戦と似た動きを巨大戦でもしてくれると本当に操縦している感じがしました。久しぶりに巨大戦でワクワクしました。
・合体方式も面白かったです。
設定上だけでなく、ちゃんとロボがロボを操縦する搭乗型ロボになっていました。公式の記述によると合体している間のシノビマルの手足はリモコン操作で動いているそうです。かなりの手間だと思いますが、充分な成果を挙げられたと思います。
しかも一発ネタかと思っていたら、次回予告で頭がドラゴンになっていてもう一度驚かされました。入れ替えによる変形もあるんですね。
・弱点丸出しとか犬の位置とかふざけたところもありますが、思いのほか期待できる内容でした。
当面は巨大戦目当てで見ることになりそうです。
【デザイン】
・怪人のデザインはK-sukeさんなんですね。
キョウリュウジャーのデザインがユニークでとても面白かったので嬉しいです。
・今回の鎌鼬も可愛いようなおっかないような絶妙なバランスでした。
鎌鼬は3匹で1組だからイタチの頭も3つ付いているところが丁寧ですね。
今日から始まった新しい戦隊『手裏剣戦隊ニンニンジャー』。
シリーズ構成が良い実績のない下山健人さんで不安がありましたが、良くも悪くも概ね予想通りの内容でした。アクションは通常戦も巨大戦も良かったので、ストーリーには目をつぶってアクションを楽しみにしていきたいと思います。
こんにちは。1話期待していたのですが、話しの引きが弱いと感じました。下山さんと言えば、昨年のキカイダーREBOOTの脚本が、大事な部分を説明セリフで済ませたり、戦いに勝つ手段が「うーん?」だったり。上手く絵で見せてくれない描き方だったので、ニンニンもまぁ、こんなもんなのかなぁと思って見ておりました。初シリーズ構成の人なので、進化を期待したいです。役者陣も揃ってみんな学芸会。近年はキャリアの浅い役者たちの中、演技を締めてくれる上手いメンバーが1人はいたので、別の意味で新鮮に映りました(笑)。脚本も役者もこれから1年どのように成長するのか見守って行きたいですね。ロボが軽やかに動き回る姿はカッコイイと思いました。最近の戦隊ロボはゴテゴテで、剣もロクに振れずビームに頼るのが多かったので、期待大ですね。
返信削除こんにちは。
削除キカイダーもいまいちだったのですね。
初めてならば仕方がないこともあるので、私も進歩してくれるといいなと思っています。ストーリーに関しては期待をかけないで見るつもりです。
アクションは良かったですね。巨大戦は期待したいと思いました。
役者さんは強烈でしたが、戦隊の歴史では珍しいことではありませんしね。むしろ最近の運が良かっただけでした。さすがに全員強烈なのは珍しいですけど。いろんな意味でお父さんが癒やしです。
こんにちは、初めまして。個人的には脚本の下手さやらやたら物量的に詰めまくってる情報量の多さもそうですが、何より主役5人が軒並み演技棒読みでビックリしました。ジュウレンジャーの千葉麗子以来じゃないかと思う位です。しかも一番下手なのがよりにもよって赤の子なのが…去年の「トッキュウジャー」は不満点こそそれなりにありましたが、第一話の段階で役者全員がきっちり役をものにしてリアクションを起こしている印象を受けたので、恐らく今年は役者の方もキャラが掴めてないんじゃないかと思いました。探り探りで演技してた感じを受けます。
返信削除脚本の下山さんですが、この人は大和屋暁と並ぶ浦沢義雄門下生だそうですね。だから折角の導入なのに必要のない無駄なギャグが多かったのかって気になります。浦沢師匠のカーレンジャーと比べてもギャグ・コメディ下手過ぎだと思います。どこをドラマのポイントとして見せたいのか分かりませんでした。だからあんまり期待してはいけないのかなあなんて…。
はじめまして。
削除5人ともというのは強烈でしたね。最近日和っていてすっかり油断していたのでKOされかけました。
1話の時点ではキャラの”普通”が掴めない構成だったので演技するのも大変だったのかもしれませんね。赤以外の4人は「忍者なんて…」という態度でしたが、忍者じゃない4人の姿が1秒も描かれていないので共感も反発もできませんでした。
親子三代の部分を強調したいようでしたが、それなら1話では親子と敵とおじいさんの話に絞って、4人の描写は減らして今回の内容を次回に回したほうが良かったと思います。
笑いの感覚は人によるので何が正解なのか何とも言えませんが、同じノリのギャグを乱発気味だったように思いました。セルフツッコミみたいなのがいくつもありましたが、あんなに連発してはかえってしらける気がします。
浦沢さんと比べるのであれば、最大の違いはストーリーからギャグが浮いていることでしょうね。
浦沢さんはギャグも込みで1話のストーリー展開を作りますが、ニンニンジャーの場合ギャグは単独で独立したギャグシーンでしかありませんでした。
私も巨大戦には驚かされました。あそこまで俊敏に動くロボはハリケンの旋風ハリヤーやカクレンの獣将ファイターでもなかったです。
返信削除あるブログ主も言ってましたが、今作は特撮の「曖昧さ」と「適当さ」が出てしまっていましたね。まあ戦隊はリアリティーはドブに捨てとけって感じなので仕方ないんですよね。要ははまれればそれでよしと。
巨大戦良かったですよね。
削除「動く」と言っても巨大戦だと早送りの映像加工やCGになりがちですけど、シノビマルは普通にアクションしてるところが良いと思っています。純粋なアクションで驚かされたのはゴローダーGT以来かもしれません。
私はニンニンジャーのギャグ要素は特に好きではないですけど、別に構わないですね。
1話の時点で「この作品はギャグもあります」と提示してきているので、好きじゃないならそこを受け流せば済む話ですから。突き詰める良さもあれば、曖昧であることの利点もありますから、意図的に曖昧にするなら曖昧も有りだと思います。
スーパー戦隊は、トッキュウジャーからルパパトが始まるまで離脱していたので、
返信削除今回初めて見たのですが、アクションがとても良かったですね。
忍術やワイヤーは予算もあるので期待できませんが、楽しめそうです。
ただ、演技は問題ありでしたね。桃はニンニンジャーが始まる前に、刑事ドラマに出ているのを見たこととがあったのですが、全然変わってなくて驚きました。赤は逆に終了した後に出ていましたが、そっちも変わっていなかったです。演技の道は難しい。
シノビマルの動き良かったですよね。最近見た、テトラボーイを思い出しました。
ロボがロボを操縦するって発想も面白い。
>今回初めて見たのですが、アクションがとても良かったですね。
削除ニンニンジャーのアクションは良いほうだと思います。
大掛かりなのはやはり数が限られていますが普通のアクションもあるので期待してもいいと思います。
>桃はニンニンジャーが始まる前に、刑事ドラマに出ているのを見たこととがあったのですが、全然変わってなくて驚きました。赤は逆に終了した後に出ていましたが、そっちも変わっていなかったです。
そうなんですか。ニンニンジャーの役者は特に酷かったのでまぁ納得です。
>シノビマルの動き良かったですよね。最近見た、テトラボーイを思い出しました。
ゴローダーGTとかルパンマグナムとかスリムなロボは動きがかっこいいですよね。
キシリュウオーでもそれなりに動けていたのでやろうと思えばできるみたいなんですけど、スタッフは”重厚感のある動き”ってやつが好きみたいなんですよねぇ。