Gのレコンギスタ 第18話 『三日月に乗れ』:感想

2015年2月4日

■みんな馬鹿
・様々な思惑が入り乱れる乱戦になった結果、傍から見てるといつも以上に馬鹿っぽかったです。
能天気な地球人たちはともかく、タブーを理解しているはずのマッシュナーまでくだらない理由でクレッセントシップの方向に砲撃し始めてびっくりしました。月にいる連中もこの程度ならクンパ大佐が直接行動に出るのも納得です。あれなら改革を目指すよりも地球人を扇動したほうがよっぽど目的を果たせそうです。

■今回の馬鹿その1:ロックパイ
・今回のMVP級の馬鹿はロックパイだと思います。
どうやら正式にポンコツの名をアイーダから受け継いだようで、素晴らしいポンコツっぷりでした。言うに事欠いて「僕がんばったんですよぉぉぉー」って子供か!
こんなのが隊長やってたら、ガヴァン隊長が苛つくのも無理ないですね。腕も頭も勇気もないロックパイは宇宙に名だたるポンコツだと思います。

・ガイトラッシュは強かったのにロックパイのせいで霞んでしまいました。
ビームマントが恐ろしかったです。ガンダム史上でも有数の兵器だと思います。4話でGセルフがカットシー相手に使っていたのも同じような原理なんでしょうかね?

■今回の馬鹿その2:マスク
・マスクの本来の計画はどういうものだったのかさっぱりわかりませんでした。
丸腰で来てベルリと取っ組み合いをして負けて帰るって何なのでしょう。当たり前に返り討ちにあっていて、予定ではどうするつもりだったのかわかりませんでした。
本来はブリッジを脅して奪い取るつもりだったけど、他の連中も来ていることがわかったので急いだんでしょうかね?
後で「マニィをスパイとして潜入させるのが本当の目的だったのさ!」くらい言ってくれると嬉しいのですが。

■馬鹿その3:クレッセントシップ
・今回一番驚いたのはクレッセントシップの反応でした。
「エンジン動かしてくれてありがとう。これで早く帰れるよ」なんて予想の斜め上の反応でした。

・まず動かないメインエンジンをそのままにしていたのが不思議です。動かないエンジンなんて爆弾も同然だし、相当なデッドウェイトになって輸送船としては大問題のはずです。動かそうとも外そうともしないとはどういうことなのでしょうか?

・次にベルリやメガファウナへの反応です。
「軍や謎の部隊に追われてる謎の戦艦が飛び込んできて、しかも一機がメインエンジンルームに無断で侵入して起動した」ってかなりの異常事態だと思うのですが。何を呑気にお礼を言っているのでしょうか…?

・キャピタルガードのお役所仕事っぷりが前半に何度も描かれてきましたが、フォトンバッテリーの定期便であるクレッセントシップの乗組員も同類ということなのでしょうかね。
今馬鹿をやってるアメリアやドレット軍は技術を開発する連中であるのに対し、キャピタルガードやクレッセントシップは既存の技術に寄りかかっている連中と言えます。調子に乗るのも問題だし、既存のものに頼りきって自分で動こうとしないのも同じくらい問題である、というメッセージなのかもしれないと少し思いました。

■バララ
・ベルリも考えていることがわからないのですが、バララもよくわかりません。
前回は何か企んでいそうな感じでしたが、今回はとても従順でしおらしかったです。マスクを騙すための芝居という可能性もありえるのですが、マスクには顔が見えないのに泣いていたのでその可能性は薄そうです。裏表が激しすぎて二重人格みたいに見えます。
「実は耳の装置で操られている」とか「実は双子で入れ替わってる」とか言われても納得してしまいそうです。


・次回は金星?のMS部隊が登場するみたいです。
顔がどう見てもガンダムな機体たちが気になりますね。普通だったら主役機の後継機で奪い取るか、譲渡される展開なのですがGセルフから変わるとは思えません。
どういう扱いになるのかとても気になります。一機くらいケルベスさんにあげてくれないですかね…

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