仮面ライダードライブ 第18話「なぜ追田警部補はそいつを追ったのか 」:感想

2015年2月15日

【ストーリー】

■掘り下げには賛成
・いつも通りの長谷川さん&石田監督でした。
でも現さんを中心に据えたことは良いと思いました。特状課の存在感を出すためにもキャラの掘り下げには賛成です。長谷川さんなのであまり掘り下げになっていない感じもしますが、やろうとしていることは良いと思います。次回が本番だと思いたいです。

■剛の違和感
・今回の剛に違和感を感じました。あんなに自信過剰で他人を見下す性格でしたっけ?
私のイメージでは、剛は自信家ではあるけれどそれは不安と焦りの裏返しで強がってるだけで、根は真面目な人間です。理由もなく人を馬鹿にし、霧子ともケンカしたりするのは剛らしくないように感じました。これが私の思い違いなのかが気になっています。

■ブレン
・相変わらずお馬鹿役だったのですが、一つ衝撃的なことがありました。
それはチェイスにまで言い負かされていたことです。無口でわりとズレたことを言っていたチェイスにまで正論で打ち負かされたのはショックでした。
戦闘においても毒(笑)とか通常技で瀕死など良いところなしのブレンに、この先生き残る術はあるのでしょうか。

■疑問
・今回、ヤクザのところに張り込んでいるシーンで、ある疑問を抱きました。
現さんはロイミュードに備えてピコピコくん2号を着けてるのに、進ノ介は着けていなかったことです。シフトカーがあるから必要ないのですが、現さんの手前ピコピコくんも着けるのが普通なはずです。それに現さんはピリピリしてるので着けてなかったら「なんでお前着けてきてないんだよ!?」と怒りそうな気がします。明らかに不自然だったのですが、そのやりとりの部分がカットされたりしたのでしょうかね?


【アクション】

■妙な凝り方
・石田監督だからか今回はビジュアル面が妙に凝っていました。
不良集団は『時計じかけのオレンジ』がモチーフでしたし、ロイミュードも竹刀とスタンロッドを合わせたような武器やテーザー風のワイヤー電撃などデザインに統一感がありました。特にロイミュードはデザインと内容がマッチしていて、とても良かったです。

・それは良かったのですが、個人的には今回の主役のデッドヒートに力を入れてほしかったです。
蒸気の演出は適当過ぎて見るに堪えませんでした。動かない間は安っぽいだけで、動くと蒸気がズレてかっこ悪くて最悪でした。この手の演出は他作品でも度々やっているので難しいことではないと思います。演出で力を入れるところが間違っていたと思います。


次回は後編です。
見た感じだと妹さんか剛にくっついてる青年が真犯人っぽいですが、どこかで予想を裏切ってくれるのでしょうか。
橘さん1人の犯行だった場合、どう落としこむのかが気になります。下手にやると「橘さんは道を踏み外してしまった」と個人の資質の問題にすり替わってしまって、警察や正義という問題からは外れがちです。復讐ものとテーマ性は組み合わせづらいものですが、どうなるでしょう。

コメント

8 件のコメント :

  1. 今回、ロイミュードは何らかの形で人間を取りこんでいることが多いので、橘さんに関してはそのケースの可能性が有ります。本人は、何も知らない感じでしたが、ロイミュードに記憶操作能力が有るのは、前回で分かっています。

    マッハに関しては、前々から、警察の事をノロマとか言っていましたが、今回はいつもより余計なひと言が多い気がしました。

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    1. 記憶操作能力なんてありましたっけ? ちょっと心当たりがありません。
      橘さんの姿のロイミュードはいろいろ考えられますよね。本人が望んでやってる可能性もありますし、妹さんが正義の執行者として勝手に姿を借りたのかもしれませんし、その中間で妹さんがそう望んで、橘さんが黙認する罪を犯したのかもしれまん。

      のろまと言ったのは興味を引くための挑発であって、本心から言った言葉ではないのだろうと私は思っていました。違ったのでしょうかね…

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    2. 前回、女優のロイミュードが元になった人間の記憶を消していたことは覚えていますか?

      あれのことです。

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    3. あれってロイミュードの仕業でしたっけ?
      女優さんが都合の悪い記憶を消すために自己暗示で忘れたのだと思っていました。

      仮にあれがロイミュードの仕業だったとしても、今回はできないと思います。
      ロイミュードの能力には元になった人間により個体差があり、再現性はないことがこれまでに描写されています。適した人間を見つけない限り、記憶操作能力は得られないでしょう。今回は橘さんも妹も、関係者で記憶を消したがっている人は見当たらないと思います。そのため今回のロイミュードが記憶を操作する可能性は限りなく低いと私は考えます。

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  2. こんにちは。楽しく拝読させていただいております。
    ピコピコの部分、私も思っていました。後半は霧子シフトカー持ちではありますが、ピコピコ無しでしたよね。現さんつっこまないんかい、と。
    デッドヒートに関しては、随分簡単に乗りこなせるようになったなぁ、と。毎回霧子キックというわけにもいかんでしょうが、暴走をどう解決するのか、乗り越えるのかの描写もなく、なんか雑に感じました。
    今週の特状課はなんか寂しかったですね。鶴太郎さんも浜謙さんも売れっ子なので、大人の事情なんでしょうけど、残ったキャストに「まさか!?」とか言わせていたので、なんらかのオチでもつけるのか、ちょっと気になりました。

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    1. 山猫さん、いつもありがとうございます。

      ピコピコ2号はよくわかんないですね。3号を作れた点と必要性から考えると一台しかないとは思えませんし。

      デッドヒートはさらっと流されて拍子抜けしました。
      チェイサーにバーストされても即座に停止して暴走の兆候すらありませんでした。この変化をベルトさんの一言で片付けるのは乱暴に感じました。

      私も課長が今週もいないと知ったときには、役者さんの都合なのかなと思いました。
      次回は2人とも出るみたいですし、今回わざわざ台詞で言及していたので、どうやら役者さんの都合ではなくストーリーの一部みたいですね。本編用の前振りなのか、それともボックス特典のtype特状課用なのか、どちらでしょうね。

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  3. はじめまして。いつも感想を楽しく読ませてもらってます。アクションを中心とした視点が面白いです。私は特撮視聴歴が浅いため、そういう見方があるのか、といつも感心してしまいます。
    今回のドライブは違和感ばかりが気になってしまいました。進ノ介が現さんに敬語を使ってたり。剛の言動にもOwl0079さんと同じことを思いました。
    初めて全話みたのがキョウリュウジャーだったので、脚本家によるズレというのが出てくるのをトッキュウジャーまで知らなかったんです。トッキュウジャーはそれでもネタとして楽しめてたのですが、今回はシリアス回なせいもあるのか、違和感がどうにも。
    すみません、あまりの違和感に思わず書き込んでしまいました。

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    1. はじめまして。こういうお褒めの言葉をいただけると嬉しいです。

      その反応は至って正常だと思います。同じ作品のはずなのに全然雰囲気が違うと戸惑いますよね。
      仰るとおりトッキュウジャーはまだ良いほうだと思います。話が進むのはシリーズ構成の小林さんのときで、それ以外はギャグ回がほとんどできっちり分けられていました。これだと方向性が全然違うので割り切りやすいです。

      ドライブみたいに基本同じで微妙に違うと困ります。
      番外編と割り切ることもできませんし、剛くらいの違いだと自分のイメージが間違っていたのかと自信がなくなります。こういうのだと長年見てても難しいです。
      こういうときには私の場合は一旦保留にして、シリーズ構成(三条さん)の担当する次の話をよく見て判断することにしています。一致するようならそういうキャラで間違いないと判断しますし、違うようなら脚本家(長谷川さん)の独自解釈と判断します。

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