『王様戦隊キングオージャー』 第33話「シューゴー!キングとキョウリュウ!」:感想

2023年10月15日
■想像以上に何もなかった
・小競り合いをひたすらしてただけでした。
アクションが多いのは悪いことではないんですが生身なのであまり充実感もありませんでした。
キョウリュウジャーなら変身できなかろうが戦えることは重要なんですけど、これキングオージャーなんですよね…

■違和感
・王様たちをどうにか活躍させようとした結果、王様たちが一般人を元気付けていました。
でも王様たちはそういうキャラじゃないと思います… 行動力と結果だけが取り柄で人格者じゃないのがキングオージャーでしょう。ヒメノの治療以外はかなり謎でした。ヤンマなんて肉体労働してましたし。
解釈違いどころか捻じ曲げちゃっているように感じました。

■誰かを踏み台にしないといけないのは三流
・ブレイブの取り戻し方は酷すぎました。
「誰も歌ってないからダメだった」なんて酷すぎます。キャンデリラのキープスマイリングが聞いて呆れますよ。ラッキューロが漫画持ってくる間に鼻歌の一つも歌ってれば解決できた問題で2年間も苦しんでたとか馬鹿みたいです。
せめてコーカサスカブト城が来たときにスズメも連れてきて、「スズメが歌っていた歌もまた地球に伝わっていたメロディーだった」なんて形にできなかったのでしょうか?

■物じゃなくてお互いに認めあった相棒なんですけど…
・ガブティラを取り戻した後のプリンスとダイゴのやり取りも酷いと思いました。
ガブティラを物みたいに扱わないで欲しいです。ガブティラの意思を無視するなんておかしいです。
プロセスを重視するなら普通に「ガブティラがプリンスを認めた」でいいでしょ。必要なのはダイゴの承認じゃなくてガブティラの承認だと思います。

■桐生ダイゴロウ
・プリンスの本名は桐生ダイゴロウでした! 名字が同じなのでダイゴの子孫のようです。いや~びっくりびっくり…しませんでした。普通です。
私はむしろ2年近く一緒にいたのに誰も名前聞いてなかったことにびっくりしました。仲間なんですよね? 師匠もいましたよね? プリンスは呼び名で本名じゃないって話もしてましたよね? えぇ…
前回の時点でもプリンスの心情が全然わからんし周りも気にしてないと書きましたが、どこまでも雑なままでした。結局、キングオージャー世界についていくわけでもなさそうですし、プリンスって本当に何だったんでしょう?

■移民問題
・ジェラミーが地球の壁画を書いたのは俺の親父と言っていました。チキューへの移民ってそんな最近の出来事だったんですか?!
今回の内容を真に受けると、ジェラミー父が数百年生きない限りは、地球移民はチキューに着いて100年も経たないうちに我が物顔で国を作ってバグナラクと戦争を起こしたことになっちゃいますよ???
バグナラクもヤバいです。移民と関係ない原住民だとすると遺伝子の交雑がすごいことになるし、地球から移民した民だとすると内輪揉めと肉体の変化の早さがすご過ぎます。
どっちにしてもバグナラクを化け物扱いする伝説を残したジェラミーの罪は重くなりました。
何一つ良いことが見当たらなくててこの設定の意義がわかりません。整合性を取ろうとした結果キングオージャー本編の設定がめちゃくちゃになってるように見えてなりません。


次回からはチキューに帰って本編に戻るようです。
王の不在の間にチキューはダグデドとシュゴ仮面によって支配されてしまったようです。嫌々従ってるとかでなければ、相変わらずチキュー市民の民度は糞ですね。3話前に「ダグデドこそが諸悪の根源!」と王様たちが演説した効果は無かったようです。
なぜかキングキョウリュウジンも一緒に戻ったようです。なんでです? プリンスは来てないですし、ガブティラたちがついてきたら地球の守りはどうするんです? というか探してるダグデドがチキューにいるのだからプリンスたちがついていくるのも有りだと思うんですけどね。
めちゃくちゃな上にしょうもない展開に見えて既に萎えています。






コメント

4 件のコメント :

  1. こんにちは。31話のコメント欄で今回のコラボの視聴に関して質問したものです。その節は回答してくださりありがとうございました。結局、ジュウオウのゴーカイ回を思い出して視聴しましたがこの有様でした。もう戦隊のコラボ回には2度と期待しません。

    アミィがゾーリ魔に簡単に捕まったり五連獣電剣の設定だったりキョウリュウジャー見たことあればそうはならないでしょとなる描写ばかりでした。高野さんは自身のTwitterでキョウリュウジャーを視聴したと言っていましたが金子さんは見たことがなかったということですかね?

    ただ、ガブティラをプリンスに託す流れは本編でのブンパッキーやプレズオンをキングに託す描写に即していたと思います。主さんはキョウリュウジャーのそういう相棒軽視の風潮が苦手なのかそれともキングと比べてプリンスが託されるだけの信頼がないように思えたか教えていただいてもよろしいでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんにちは。

      >もう戦隊のコラボ回には2度と期待しません。

      コラボはだいたいそんなものだと私は思っています。
      オリジナルのスタッフが関わっていない時点で公式権利者だろうが二次創作のようなまがい物で、コラボする理由が商業的な都合という時点で好きで作ってる同人以下なのは当然の帰結だと思っています。

      だから私は基本的にコラボが嫌いです。
      そもそもオリジナルの商品を売ろうとしてるなら自力でどうにかしないと意味がないと思います。コラボのほうが売れるならキョウリュウジャー2でも再放送と再販売でもすればいいでしょう。制作や開発の面倒は避けて美味しいところだけ取りたいという根性が気に入りません。

      >高野さんは自身のTwitterでキョウリュウジャーを視聴したと言っていましたが金子さんは見たことがなかったということですかね?

      どうでしょう? 原作付き作品だと原作を見た上で「このほうが派手だから」で無視する人も珍しくありませんし。
      しょせんは雇われなのでプロデューサーや監督の意向なら逆らえなくても不思議はないとも思います。

      >ただ、ガブティラをプリンスに託す流れは本編でのブンパッキーやプレズオンをキングに託す描写に即していたと思います。主さんはキョウリュウジャーのそういう相棒軽視の風潮が苦手なのかそれともキングと比べてプリンスが託されるだけの信頼がないように思えたか教えていただいてもよろしいでしょうか?

      いくつかありますが、主な要因としては
      「プリンスはキング”キョウリュウレッド”なのだからガブティラから認められるべきである」という意識だと思います。ダイゴレッドならダイゴに認められればそれでいいでしょうがキョウリュウレッドではダメだと思います。そもそも変身しているのもクワーゴンの力でしかありませんからキョウリュウジャーと名乗る資格があるのかすら怪しい状態だと言えなくもありません。
      「いや、原動力もクワガタメインなので…」と言うのならそれはそれで構いませんが、その場合にはガブティラに乗る資格が無いでしょう。「他に乗るものがないから」という理由で関係ない獣電竜に乗るキョウリュウジャーなんておかしいと思います。

      ブンパッキーなどの例に関してはダイゴは既にガブティラやトリンからも認められていましたし、鉄砕など獣電竜の加護を受けた代理人のような存在もいたので二重に認められるプロセスを省略しただけだと考えています。

      削除
  2. まあそもそもこのコラボ回を真に受けると、Vシネの100イヤーズアフターにキングオージャー関連の力や話が残っていない理由がよく分からんし、その辺の兼ね合いもよく分からないですからね

    ちなみに地球の壁画の件は2000年前にジェラミーパパが未来を予言して書いたらしいです。なんでそんな予言ができたのかは謎ですけど

    返信削除
    返信
    1. 制作順から生じる矛盾地味た要素すら解消できていませんでしたね。パラレルとでも言い張るつもりなんでしょうか。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。