・前回の時点でこれで後編やられてもキャラ描写が全然ないから話についていきようがないぞ？と思っていましたが当然のごとくそうなりました。

子供の物分りが良すぎて”感動の展開”に全くついていけませんでした。父親の偏愛は度を過ぎた部分はあれども子供のためになっていたようですが知らない話なので理解しようがありません。

子供の家に行って父親とツーショットで笑顔で映ってる写真がたくさんあるところを見せるとかできなかったんでしょうか？　父親が神経質になっているのも昨今のマルガム事件が原因で、息子が危険な目に会わないか心配していたせいにすればケミーとの共存問題にも絡められたでしょう。

・サボニードル関連はもっとわかりませんでした。

結局、前回のラストで逃げた理由って何だったんでしょう？　子供を守りたいならあの場で倒しちゃうほうが良かったと思うんですが。

その後のサボニールドに「傷がついてる！」云々の話もつながりが謎だったので、合わせて考えると「変身中に怪我をしてそれでビビって逃げた」って話だったんでしょうか？

・何にしても、「じゃあなんで二度目は逃げずに戦ってくれたんだ？」という疑問が残ります。

流れからすると「信用」とかの話のつもりなのかなと思いましたが、特に宝太郎が信用された理由も見当たらなかったのでやっぱりわかりません。

何がどうしてどうなったんでしょう？　普通にわからなくて困惑しています。理由がわからないとか以前に流れすらよくわかりませんでした。前後編で時間を持て余していたのになんでこんなに意味がわからないんでしょう？　それが一番不思議です。

・東映公式ページには「錬金術のタブーを破って花を残したことが大きな前進なんです！」とか「親子の絆！」とか書いてありましたが全く意味がわかりませんでした。こっちはよくあるネタのはずの親子の絆すら感じられてないんですが…

・急に先生が「錬金術のタブーがあるから俺は助けない。お前はどうする、リンネ？」みたいなことを言い出して戸惑いました。

秘密厳守で目撃者の記憶を消すのとケミーは封印以外にルールなんてありましたっけ？？？　今までだったら「マルガムぶっ倒してケミー回収して目撃者の記憶を消しに全員出撃だ！」となる場面だと思ったので予想と全然違う展開にびっくりしました。

話の流れからすると、「今回の事件は宝太郎がサボニードルを子供に返そうとしたのが原因。マルガム襲撃も宝太郎がタブーを犯したせいで引き起こされた事件だから他の錬金術師は関与するべきではない」みたいな話に見えましたが合ってますかね。

成績の話といい、ノリが今までと違いすぎてかなり違和感が強かったです。

・恐らく脚本が内田さんに変わったことによるズレだと思うんですが、アカデミーやタブーといった基幹設定に関わることなのでかなり不安を感じました。

「え？！こういう話はもう長谷川さんがやってるはずですよね？」なのか、「俺の脳内ではそうなってるんだが知らないの？（言ってないから視聴者にわかるわけない）」なのか、何が原因なのかはわかりませんが、いずれにしても致命的な齟齬がスタッフ間ですら発生しているようです。設定を凝らした作品でこれはかなり問題です。

・スパナもだいぶキャラが変わってました。

カードを貸しただけで「次は高くつくぞ」とか言っていてリンネにも冷たい反応でした。いつものスパナなら「お安い御用さ（キラっ）」とかやってリンネに若干引かれてる場面だと思いました。

ただでさえ空気で、今回もなんか出撃したけど逃げられて終わってはのこのこと帰るだけで持て余しっぷりがヤバいのでキャラまでブレがあるのは不安を感じました。そんな複雑なキャラじゃないと思うんですけどねぇ…

・手品師とショベルで蔦を切るのに全然関係ないし、マジシャンっていうか泡を出しただけで特徴すらわかりませんでした。

トドメもホークニードルに持っていかれて地味でした。見た目も個性が薄く、顔の横のシュノーケルみたいなのが何なのかすら伝わってきませんし、しょぼ過ぎます…

・キックは相変わらず変形を挟むのが謎でした。

あの流れなら「飛び上がるときにワイルドフォームに変形して急上昇。落下しながら人型に戻ってそのまま急降下キック！」とかでいいと思うんですけど。

次回は東映太秦映画村回のようです。

錬金術アカデミーを拠点にしてるガッチャードで時代劇セットって有りなんですねぇ。高校とアカデミーの二重生活が全然描かれていない段階でやるのも疑問です。

販促同様に「捨て回のうちにさっさとノルマを片付けたい」以上の内容はあるんでしょうか？