仮面ライダードライブ 第22話「F1ボディでどうやって戦えばいいのか」:感想

2015年3月15日

【ストーリー】

■つまらない
・今回ははっきり言ってつまらなかったです。
普段ならともかく強化フォームの登場回である以上メイン回の一つであろう今回で、これは無いです。
ストーリーは最近ずっとやっている操られたチェイスを倒す倒さない問題で「悪いことする前に倒すわ」という当たり前の結論で意外性もゼロ。倒す前の葛藤も倒し方もあっさりでまだ生きているんだろうなと思ったら、やっぱり生きててこれまた意外性ゼロ。三条さん得意の販促も雑で、フォーミュラもトレーラー砲も取ってつけたような登場でした。
今回は良いとこなしで、つまらないと言わざるを得ません。

・テンポが遅いことが引っかかります。
チェイスをどうするかも、剛が独断専行する理由も、初登場からわかりきってる展開です。気になるのは「それで次どうなるの?」というところなので、進展がないまま引っ張られても興味が薄れていくばかりです。テンポを早めるなり、他の要素と絡めて展開を入り組ませるなり、工夫が必要だと思います。

■チェイス
・倒されたときに明らかに何かナンバーのようなものが爆発していましたが、爆発したのはメディックのプログラムか、それともプロトドライブのシステムでしょうかね?
ベルトさんに与えられた人間を守るというプログラムを失って、プロトドライブでも死神でもなく、ただのロイミュード000、チェイスに戻ったのかもしれません。
この展開は楽しみなのですが、進展するまでにまた4話くらい間つなぎのどうでもいい話が入るのは勘弁してほしいです。その間にメディックや剛の話を進めてくれるといいのですが。

■剛
・今回は剛の焦りが強調されていました。霧子のためだけとも思えませんし、やはり何か隠し事があるみたいですね。
もう登場してから10話も経つので、そろそろ剛が焦っている理由を明らかにしてもいいのではないかと思います。


【アクション】

■フォーミュラ
・色合いはかっこよかったです。原色寄りの青と黄色はあまり主役ライダーには使われないのでビジュアル的に新鮮味がありました。

・しかし戦い方にこれといった特徴がないのが困ります。
加速は定番の動きで見慣れてますし、張りぼてがかさ張るせいで動きもよくありません。腕のタイヤでのカウンターは良かったですが、あまり汎用性があるようには見えないので期待はできません。武器のトレーラー砲もただ撃つだけでいつも通りの期待はずれでした。フォーミュラのアクションに何を期待したらいいのか途方に暮れてしまいます。
次回は腕のタイヤ交換があるみたいなので、そちらで希望を持てると良いのですが。これまでにタイヤ交換を活かせた例が少ないのでやっぱり不安です。


次回はウィザードでお馴染みの香村さんが登板するそうです。
ロイミュードと事件の感じからするとメインストーリーとの関連性は薄そうですが、香村さんは単発のゲスト脚本なのでしょうか。今はもっと展開を急いでほしいのでちょっと心配です。

コメント

12 件のコメント :

  1. チェイス決着編、この葛藤と洗脳の繰り返しというのを長く引っ張りすぎたと僕も思います。
    そして細かな粗が感じられるのでもやっとしてしまう。
    霧子がチェイスの「心の声が聞こえない」というのは飛躍しすぎている印象を受けました。まったく動揺していない、という程度の意味かもしれませんが。
    そもそもチェイスにとっては霧子は助けた人間の一人でしかなく、霧子側が一方的に運命を感じているはずだと思うんですが、チェイスも霧子の名前に対して特別に反応していて、それならそういう描写を挟んで欲しかった。

    ボルト回でメディック復活から話のテンポが遅くなりすぎたと思います。海外の幹部が日本に集まっているというベルトさんのセリフがあったのが11話。いつまでたってもその影すら見えてこないのは不安になります。
    フォーゼみたく幹部怪人が2話ごと処理されていくのはもったいないと思うので。

    剛は生き急いでいるように見えるので、長く生きられないっていうのがまっさきに浮かびますがこれもあまり長く引っ張って掘り下げができないっていうのも勘弁してほしいです。
    「マッハは敵をぶっ潰す、それでいいだろ」というセリフは進之介と自分は役割が違ってて剛は自分の役割をなんとしても全うしようとしているのだろうなぁ、と見えて今回の中では好きなシーンでした。もっとぶつかり合って欲しいです。

    対して進之介は掘り下げが少ないので、新フォームの変身過程でも「考えるのはやめた」「ひとっ走り付き合ってもらうぜ」という定番のセリフでしかキメれないのが残念でした。進之介中での人を守るということや、人を殺すということをどう考えているのか、その具体的なエピソードがあるだけでチェイスと闘うことを覚悟するに至るシーンも違って見えると思うんですが。

    アクションはそもそもが加速ライダーであるので今までの延長線上の加速アクションでしたね。あと気になったのが超加速演出の紫のもやもやが若干見えづらい画になっているように感じました。せっかくの新フォームのアクションお披露目なのにもったいなかったと思います。

    フォーミュラのフルスロットルと魔進チェイサーのトリプルチェーンの撃ち合いでもそうですし、デッドヒートのキックもそうですが、必殺技が横から引いた画なのが嫌いです。
    特にキックは溜め(ポーズ)→走る→ジャンプ→キックの体制を前から映して、キックのヒットからカメラを引いて爆散。という一連のカットがライダーキックの好きなとこであるので、横から映してスーッと加速して当たる演出はガッカリ感がすごいです。別にドライブだけってわけじゃないですがドライブは横からの画が多すぎるように感じます。

    次回から鈴村監督・香村脚本回を29日のニンニンジャー合体スペシャルと挟んでやるみたいですが、それが終わったら他幹部がでてきて第2章!ぐらいの勢いがほしいです。

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    1. そうですね。霧子のあの台詞には私も「えっ?!」って思いました。
      霧子の思い込みが強いのは知っているつもりでしたが、あんな電波まがいのことまで言うとは思っていませんでした。
      チェイスに関しては演出と顔出しできる役者さんの都合であって、別に霧子に特別な感情を持っているわけではないと思っています。チェイスにとっては助けた人全てが平等であり、同時に全てが特別な存在ということなのかもしれません。

      ベルトさんの言っていた幹部は結局、デコトラたちだけだったのでしょうかね。
      どちらかというと新戦力のデッドヒートやフォーミュラのほうが増えてるのでちぐはぐな印象を受けます。

      そうですね。剛は自分のしていることが悪いことだとはっきり認識した上でやっているのだと確信が持てました。同時に進ノ介に対していつもの「勝負」など軽口ではなく、そういう切実なことを口に出してしまうくらい余裕がなくなってきているのだなと感じました。

      進ノ介の掘り下げはほしいですよね。警察だから、という理由にしても「なぜ警察官を志したのか」というエピソードくらいはほしいです。
      今回も「フォーミュラで戦うと命に関わる」という話になったとき、以前にハート戦で捨て身で戦って「俺の代わりを探せばいい」って無茶したときの再演になるのかと思ったら、進ノ介は何も言わずにベルトさんの言うとおりにしていて拍子抜けしてしまいました。

      ドライブや実写番組に限らないですけど、横からの引き画は単調でつまらないですよね。
      戦う二人を互角に描こうとすると、いつもこんな構図になって飽き飽きしてます。後ろからだと遠近感がわかりづらいし、正面からだと撮るのが大変と理由はあるのでしょうが、必殺技は見せ場なのですからかっこよく撮ってほしいです。

      29日に合同番組やるんですね。ニンニンジャーの公式ページを見ていて気がつきました。
      次回の内容はどうなるんでしょうね? 間を空けるとは思えないので、1話完結なのか、合同番組に続けるのか。スペシャルで一旦空くなら、そこで心機一転、一気に風向きを変えてほしいですね。

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  2. 前回、見た時はえらくごつかった新フォームが今回はえらくほっそりだったのに違和感を覚えました。単なる見間違いだったのか、ミスリードなのか少し疑問です。

    チェイスがえらくあっさり倒されたと思ったら、案の定、生きていましたね。洗脳はどれぐらい残っているか気になります。

    後、進ノ介の掘り下げというと、本編以前で助けられなかった親友以外の話という意味でしょうか? それを言ったら、霧子も似たような物だと思います。

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    1. 上からのショットだと大きく見えるけれど、正面からだとそうでもない、っていう話ですか?
      ひょっとしたらアップ用とアクション用の違いかもしれませんが、今のところ私は目に見える違いは感じていません。

      その辺は次回以降次第ですね。
      残っていてそれで苦しむのかもしれませんし、何も命令がなくなってそれから何を見出すのかが焦点になるのかもしれませんし。

      もちろんそうです。早瀬は「なぜ進ノ介がエリート街道を外れて特上課に来ることになったのか」「なぜドライブとして戦うことを選んだのか」という理由のためのキャラクターで、進ノ介の全てではありません。

      私は根本的に進ノ介と霧子を対等な存在として捉えていません。
      進ノ介は主役で、霧子は脇役です。主役の進ノ介を描いても、脇役の霧子が同じように描かれなくてもそれは優先順位があるので仕方のないことだと考えます。ですので霧子が描かれていないから進ノ介も掘り下げがなくても仕方がないとは思いません。
      あまりキャラの掘り下げが行われていない進ノ介の優先順位はもっと高くてしかるべきだと思っています。

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  3. フォーミュラの戦い方がただのクロックアップもどきですごく驚きました。殺陣のやる気あるのかすら疑ってしまいます。フォーミュラが動き回って倒れているチェイサーから合成の火花が散っている場面はギャグシーンだと割り切って楽しめましたが、結局よく分からないトリプルチューンVSトレーラー砲の単純なビームの打ち合いでドライブが勝った!バンザーイ!みたいなアクションはもう笑えませんでした。
    結局超重加速とかチェイサーの強化とかがよく分かりませんでした。メディックも現状理由なくチートキャラみたいで、メディックがロイミュードの長となったほうがいいんじゃないの?とすら思えてきます。
    色々謎がありますが、うまいことまとめてくれたらいいんですけど、今までを見ていると無理でしょうね。ロイミュード夏の大決算祭みたいな感じで適当に殺されないことを願っています。

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    1. 今回のアクションはやる気が微塵も感じられませんでしたね。
      どこかで見たことあるようなものばかりで、ストーリー展開でのフォローもなく、全然見どころがありませんでした。監督にはもっとやる気を出してほしいです。

      チェイサーの強化は超重加速能力くらいで終わってしまって、あまり膨らまなかったですね。
      改造をきっかけにハートやブレン、それにチェイス自身も含めてもっとドラマが広がるかと期待したのですが。

      メディックはわざわざハートたちが手の込んだ作戦を行ってまで復活させたロイミュードですから、能力がすごいことに不思議はないかと思います。ただし、ここまで1人で派手に散らかして、どうやって収集をつけるのかは確かに不安ですね。メディックを始末したとしても、その後釜が必要になるわけですが、ハートは未知数なままで、ブレンはダメダメ、チェイスはいない、と候補者が見当たりません。新キャラで埋めるのは微妙ですしね。

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  4. 名無しの星2015年3月16日 1:34

    今のところハート(002)、ブレン(003)、メディック(不明)以外でドライブ0話でしか影の形が出てない、シングルナンバー(倒された005は除く)がどれ程の奴らかによるでしょう。恐らく001はラスボスになるでしょうが。
    人を誰も殺してないという経緯のせいか、チェイスが死ななかったのが予定調和って感じですよね。これがわかってても面白い予定調和なら良かったのですが。
    次回でるフォーミュラのタイヤですが、シフトカーは一般で出ますが、TKシリーズはフォーミュラ本体は一般販売だが、専用の交換タイヤはプレバンでの販売のみと言う……。

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    1. 一桁ナンバーは気になりますね。005が大した扱いじゃないようなので001以外は気にしなくていいのかもしれませんが。

      最近のメイン要素だったのに展開に意外性がなかったのは困りましたね。
      死なないこと自体はこの先チェイスをどう立ち回らせるのか楽しみもあるので構わないのですが、1話の展開としては順当過ぎて退屈でした。倒す前の進ノ介や剛の葛藤などドラマがほしかったです。

      そうなのですか。
      タイヤ交換がメインのギミックのはずなのに、タイヤがプレバン限定というのは奇妙な感じがしますね。フォーミュラにはトレーラー砲があるからいいという判断なのでしょうか。

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  5. こんにちは。「つまらない」とバッサリな感想で目から鱗です。
    霧子の唐突な「心の声が…」や、ビーム打ち合いの単調なアクションなど、私も今回はなんだかなーと思いました。
    主人公である進ノ介の掘り下げが欲しいのは本当にその通りですね。
    早瀬はまた登場するようなので、そのときにでも刑事になった理由も明かされるといいのですが。
    父親が刑事だったから、だけじゃ薄いですよね。

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    1. こんにちは。
      身も蓋もないので普段は言わないようにしていますが、今回ばかりは言わざるを得ませんでした。

      父親が刑事だったから、という理由でもそれはそれで良いと思います。
      ただし、父親が理由でも人によって自分もそうなりたいと思う人もいれば、反発してならないという人もいます。物語である以上、そこにはやはり相応のドラマがあるべきだと思います。

      進ノ介は現状「ドライブになって人々のためにロイミュードを倒す」、これ以外の目的がありません。
      行動だけで過去も未来も現在も、どことも流れがつながっていないんですよね。ドライブにやられてロイミュードが追い込まれているわけでもなく、進ノ介にとって勝利以外の収穫があるわけでもなく、話が淡々とし過ぎているように感じます。

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  6. 今回の話は、筆者さんのおっしゃる通り、
    よく言えば、安全牌。
    悪く言えば、つまらなくて単調。
    そんなイメージの回だったと思います。

    まだ黒歴史回のことがありますので『最悪の出来』とも言えませんが、
    なんとなく盛り上げに欠けて意外性の薄いラストだったようにも思えます。
    まぁ、『ヒーローもの』としては王道のストーリーなので嫌いというわけではありませんが、
    たまには王道から外れた邪道を地で行くようなストーリーも見てみたいと思うこのごろです。

    コメントでおっしゃっている通り、進ノ介のドラマももう少し掘り下げて欲しいとも思いました。

    あと、これまた話題に出ているのですが、あの霧子の『心の声が聞こえない』のセリフ
    もう少し言葉でなく感情を前面に押し出してもらいたかったような気がします。
    例えば、暴走するチェイスへの絶望と恐怖からその場でへたりこんでしまい
    言葉も発せずにただただ呆然とする……とか。
    まぁ、そこまで過剰な描写をするのもどうかとは思いますが。

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    1. 悪いところはないんですけどね。良いところもありませんでした。
      王道から外れたのが見たければ直近では『鎧武』がオススメです。面白いかどうかは一切責任持ちませんが。

      霧子は微妙な問題ですね。
      まだ22話でそこまで演技が上手いわけでもありませんし、演技力に頼るのはけっこう危険な賭けだと思います。それを避けて台詞に頼ったこと自体は致し方ないと私は思います。台詞自体が突拍子もなくていまいちなのが難点ですが。

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