えげつなさも公認! キョウリュウジャー 第7話『いかれ! ダイゴのだいピンチ』:感想

2013年4月1日
【ストーリー】
■公認!容赦無用の強竜戦隊
・前回あたりから容赦が無いとは思ってましたが、まさか公認されるとは。
敵も内面を抉るえげつない作戦やプテラ奪取をやった後だけに受け入れやすい気はします。
でもメロメロは許されないと思います。絶対幹部に使っちゃダメだからね!

イケメンなら許される
・催涙ガス、しかもオナラをするド外道な攻撃もイケメンなら許される。
ライダーならともかく、まさか戦隊でこの言葉を使うことになるとは思いもしませんでした。しかも鳥人間相手に。実際イケメンなのがまた困ります。

・一方でトリンはイケメンのもう一つの宿命を背負ってる気がします。
イケメンで兄貴分で、敵の大幹部とも互角に渡り合える歴戦の勇者。とどめに長年の夢まで叶えちゃってます。
しかもたとえ死んでもスピリット化可能と至れり尽くせり。イケメンは死亡フラグにも勝てるのか?
今回の流れがどちらの前振りなのか気になってしょうがありません。

■意外性って大切
・今回の作戦は意外でした。怒り担当で直情径行のドゴルドが立てたとは思えません。
味方に化けて仲たがいさせるのはよくある戦法ですが、それをドゴルドさんがやるのが面白いですね。それでも結局、最後は自分で出向くあたりはやっぱりドゴルドさんなんですが。

・三条さんはありきたりとも言える王道をちょっと捻ってやる意外性を出す一方で、根っこのあたりでは安定性を感じさせるのが上手いと思います。『枯れた技術の水平思考』ってやつですかね。

■ダイゴの父親は誰?
・ヒーローもののセオリーとポジションを考えると、大神官カオスなんですよね。
今回もなぜか無駄にフルネームでダイゴに語りかけたり、怪しさムンムンです。
その一方で電池に力を与える=人間にしかできないこと、をやっているあたりではドゴルドもワケありっぽいです。ドゴルドって地味にレッドとの絡みが多いですし、こっちもけっこう怪しげです。

【アクション】
■ついにウルトラマンまで
・今回のアクション監督は平成ウルトラマンの監督してた小中和哉さん。
キョウリュウジャーvs偽キョウリュウジャーのやや俯瞰気味に遠目から撮るのは全身を映す必要のあるウルトラマンのノウハウでしょうか?
ブラックを中心に映しながら、ぐるっと大きく回して視点変更するのが躍動感があって良かったです。次回も小中監督なのでどんな演出になるのか楽しみです。

■アクションシーンにも積み重ね
・今回カオスの攻撃をかわすダイゴを見て、アクションシーンにも積み重ねが効いてるなぁと思いました。
1話でガブティラ相手に特訓してたことを知っているので、カオスの攻撃を避けられても違和感がありません。
これってダイゴの強さの描写以上にカオスにとって重要です。悪役が弱く見られたらおしまいですからね。

プテラ争奪戦。親父の探し求めていたもの。カオスとドゴルド。ラッキューロの猫かぶり。まだ見ぬレジェンド戦士たち。トリンの余命。いろいろ先の楽しみがあって嬉しいです。
どれも単独で完結していて、その気になればいつでも投入できるってとこが上手いですねー

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