ゴールドだけどいぶし銀。キョウリュウジャー 第11話『ウッチー! クールでござる』:感想

2013年4月29日
【ストーリー】
ゴールドだけどいぶし銀
・空蝉丸がすんごい良い人で驚きました。なんて良い先輩。
戦隊の追加戦士と言うと、無茶苦茶明るい性格のゴールドか、無愛想で取っ付きづらいけど根は良いやつなシルバーの二種類が定番ですが、空蝉丸は両方の性質を持っていますね。相反する要素を強力な先輩戦士の立ち位置と年上キャラでつなぐ。流石は三条さんです。


・空蝉丸の性格と言えば、あの性格が生来の武士ではなく下っ端から取り立てられたから。と思わせる過去設定が地味に効いてる気がします。気配りと苦労人設定を裏で結びつけて、1話でこれだけの情報量を無理なく入れるのは本当にすごいと思います。

アミィの存在感
・毎度ながらアミィの存在感には驚きます。今までこんなに存在感のあるピンクはいなかったと思います。
ピンクというと女性キャラなのですが、アミィは使い方が上手いです。女性らしい気配りで、ムードーメーカーとは違ったアプローチでチームを結んでいます。ラミレスとか関わり合いの少ない登場人物を引っ張りだすにも便利でいつも感心します。

【アクション】
■特撮がすごかった!
・今回はアクション中のエフェクトが印象的でした。
ゴールド変身からの飛び回りながらの射撃戦。あそこのゴールドの飛行エフェクトと飛び交う弾がすごくかっこよかったです。

・その後もザンダーサンダー三段活用もバッチリで、とにかくワクワクしっぱなしでした。
ザンダーサンダーはフィニッシュホールドまであるんですね。ケレン味溢れる良い武器ですわ。

■そういえば坂本監督だった
・と、アミィの一輪車のシーンを見て思い出しました。
『どうせ役者さんが一輪車が得意なんだろうな~』と生暖かい目で見てたら、やっぱりでした。もう生身病は覚悟の上なので、せめてもうちょっと無理の無いシーンにしてくれることを望みます。いくらなんでもあれじゃ脈絡が無さ過ぎで継ぎ接ぎ感が酷いです。
・でも今回はバイクシーンがかっこよかったのでトントンですかね。あのシーン、初めはピンクの騎乗キックが大変だろうなと思いましたが、見返してみるとやられ役のゾーリ魔のほうが大変ですね、あれ。何も無い平原でワイヤーに釣られてやるなんて大掛かりで手間もプレッシャーも相当でしょう。あのシーン、見た目のインパクト以上にそのプロさに感じ入ったのかもしれませんね。

■電池設定補完
・前回『ゴールドの電池多くない?』と疑問に感じた部分がフォローされましたー
ごく普通に『拙者6本持ってるでござる。』って言われちゃった、てへぺろ♪
そう言われてしまうと、もうどうしようもないですな。バックルが前後二つあるのかと思ったらそうでもなく、依然どこにもう3本仕舞ってるのかは不明なままですが。

・でも6本あるということは、その気になれば6人全員プテラ電池で必殺技撃てるってことですよね。また一つ先の楽しみが増えました。

■今回の敵デザイン
・地味に今回の敵はかっこよかったです。
強敵らしいコンパクトで堂々とした戦い方とユーモラスな能力が実にキョウリュウジャーらしいです。
見ての通りの骨モチーフですが、公式解説を見ると意外と凝ってて驚きました。カエルの骨が混じってるとか気づきませんでしたよ。

・個人的には被弾する度に骨が飛び散るエフェクトがすごく好きです。ああいうダメージ描写って良いですよね。わかりやすいってのもそうですけど、敵もダメージをちゃんと受けててそれでも戦ってるって思えて、怪人にも血が通う感じがします。


・次回は早くもゴールド因縁の相手登場。5人との和解&6人名乗り。さらに合体まで行っちゃいます。
だいぶ慣れてきた感もありますが、こうして文に起こすと異常なハイペースと改めて感じます。まだ11話ですけど、もう25話くらい見た気がします。
5人のサンバとゴールドの和風ステップ、どうやって合わせるのか楽しみです。

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