侍はサンバを踊るか? キョウリュウジャー 第10話『ザンダーッ! ゴールドふっかつ』:感想

2013年4月22日
【ストーリー】
復活のキョウリュウゴールド
・登場して3話で仲間入りなのにあっさり感が無いのはドゴルドとしての下積みが長かったおかげでしょうか。悪の幹部としてのノルマをゴールドのバックグラウンドに使うアイディアがすごいです。スピリットの設定があるのも大きいでしょうね。過去の人物登場しても違和感が無いです。

■ちょっと駆け足気味
・たださすがに今回は詰め込みすぎだった感じはします。
ゴールド復活に変身アイテムと武器、プテライデンオーの販促。それにトリンの身体の秘密。幹部勢揃い。ミニ合体武器シールドランスラッシャー。シアン再登場などなど、話の流れとしては違和感なく仕上がってたと思います。ただ情報量として多すぎでした。ちょっと疲れちゃいます。

特訓再登場

・個人的にはソウジの親父再登場が良かったです。
定番の特訓をこういう形で使うのがなんともたまりません。空蝉丸の過去の達人という設定と上手く絡んでいて自然な流れでした。特に特訓のときにいつもフレンドリーなキングが『先生』や『ありがとう!』と改まって言うのが良いですね。見せ場になるシーンで大げさに言うだけじゃなく、自然なところでも教育的な内容で感心します。説教的でなく、『子供が見るものだから子供のためになるように。』と思いやりのある感じがして好きです。

【アクション】
■いまいち掴めないゴールドのアクション
・豪快で荒々しいキョウリュウジャー5人に対し、コンパクトで手数の多いゴールド。
これまで回想で描かれたゴールドの印象と違って、けっこう戸惑ってます。
変身時のすり足ステップなど和風イメージが強い印象ですがアクションのモチーフがまだ掴めません。ゾーリ魔の指を掴んだりするあたりは柔術っぽいような感じなんですが。

ザンダーサンダー!
・その点で剣を持ってからは明快で良いですね。
大振りで分厚いところが痺れます。必殺技の見栄えは特に良いですね!
ZANDERTHUNDERの文字が浮き上がってから爆炎が追従するのが、ポップだけどダイナミックでキョウリュウジャーらしいです。

■今週の演出
・敵の爆破でグリーン側から、レッド側に視点変更するのはすごく良い演出でした。
時間軸がはっきりして、グリーン側で繰り広げられた戦闘がレッド側でもあったんだろうなと思えて、ドゴルドがいきなり必殺技を撃った感じがしません。
個人的には地形を使って、空間の広がりを感じられる撮り方が好きです。こういうのは縮尺が安定してる実写ではもっと取り入れてほしいですね。謎ワープして廃工場に行かなくたって盛り上がるんですよ。

■細かい疑問
・ゴールド電池3本全部剣に入れたはずなんですが、プテライデンオー変形にもう1本使ってるんですよね。
残量が残ってればOKということなんでしょうか?
電池本数は良い設定だと思ってるのでそこんとこが気になります。


次回はゴールドのキョウリュウジャー入り+戸松遥参上!回。
声優登場は賛否両論あるでしょうが、何でも有りな感じはキョウリュウジャーらしいと思います。
それにそういう軽い要素を入れるということは、本筋のゴールドを重たく書ける余地があるってことなのでそっちに期待します。
果たしてゴールドはサンバを踊るのか、それとも異なることも良しとするのがキョウリュウジャーなのか。その辺りに注目したいです。

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