『仮面ライダーギーツ』 第42話「創世Ⅳ:女神完成 闇の刃」:感想
■それもう見た
景和がジットたちと手を組む。
ナッジスパロウを倒す。
ツムリが女神にされる。
全部次回予告から想像できる内容しかありませんでした。全てが延長線上の出来事なのでマジで書くことがありません。
・景和がクソなのは周知の事実ですし、願いも予想の範疇でした。
「DGPの犠牲者を生き返らせる」だとナッジスパロウに殺された姉は生き返らないんじゃないかと見ていて思ったんですが、「今やってるのも英寿主催のDGP。今のDGPの目的はジャマト殲滅と市民の安全確保。ナッジスパロウは実質ジャマト」だからジャマトに殺された姉はDGPの犠牲に入るってことなんですかね? 直感的には全然ピンときませんでした。
■公式見解
・ちなみに私のように景和を本気でクズだと思ってる人は今回の東映公式ページを読んでおいたほうが良いと思われます。
物語序盤は母のことを中心に考えて、
今は世界中の幸せを目指し戦っているのが英寿。
一方景和は、序盤は世界中の幸せを願い
今は姉のためだけに戦っている。
見事に逆転した主役と主人公の立ち位置です🦊
また、景和が就活で言っていた「世界平和です!」は
あえて薄っぺらさや危うさが込められています。
巧言令色鮮なし仁👐
きっと世界平和を願う気持ちは本物ですが、
それが具体化していくのはライダーとしての戦いに身を投じてから。
また、8話で沙羅を救わんと必死になる英寿に「姉さえ守れれば、自分たちさえ幸せなら誰かが幸せになれなくても構わないっていうのか?誰よりも傲慢なのは、お前の方じゃないのか」と諭されたように、景和がお手本の様な良い子ちゃんではなく盲目になりやすい人物だと描かれ続けてきました。でも「景和は性格が悪い!」と言いたいのではありません。実際、人々を守る描写が最も多いライダーでもあります。
人間誰しも様々な面があるのが“普通”です。
彼は曲者揃いのデザグラに“普通”代表として送り込まれた一般人。
何も不思議なことではないのです。
タイクーンがニンジャからブジンソードになったのも彼の意識の変化が出ています。
これまた8話で英寿に言われていた「自己犠牲も厭わない忍の心」が
「全てを統べる王となる!」という支配欲に変化し、将軍へ昇格。
・スタッフは本気で「普通の人ならこうなるでしょ。それが普通だよ」と思っているようです。怖いです。徹頭徹尾、自分のことしか考えてなく、相手の立場になって考えるという発想が見当たりません。ブラック労働で社員から訴えられたことと合わせて考えると洒落になりません。
■英寿
・相変わらず無能な醜態を晒していました。
ナッジスパロウを殺させないなら、せめて真意はさておき「こいつからはステージ2の戻し方を聞き出さないといけない」くらいは言ってほしかったものです。
同じ女神の力で作られた景和は止められないし、前回信用した景和に裏切られて世界はまた創り変えられるしで良いところがゼロどころかマイナスでした。
誰かを立てようとすると他の誰かを下げずにはいられず主人公の株まで下げるとは本当に作劇が下手です。
次回は新世界は治安がボロクソな無法地帯になっているようです。
…なんでそうなるのか全然わかりませんね。景和の望みは”平和な世界”も含まれていたと思うのですが文面に書かなかったから含まれなかったんですかね。
運営も「女神が手に入ったらこの世界はグランドエンドしておさらば!」と言っていたので嘘じゃなければそんな世界にする意義はないはずです。
一番ありそうなのは「女神が不完全だから叶えた世界も不完全」という理屈ですが、これだと景和もジットもアホ過ぎて世界がアホアホになって格好がつきません。
祢音父が次回のメインになってるのは完全に意味がわかりませんでした。需要すら見当たらない気がするんですけど… まぁそれを言うなら景和の完全クズ化も需要があるとは思えないんですけどね。
こんにちは。東映のパワハラ問題…久しぶりに聞きました。それって解決してましたっけ?メディアは一切続きを報じてないので闇を感じます。
返信削除祢音父を登場させるということは、昨年のジャンヌよろしくナーゴのパワーアップ展開に繋がるのでしょうかね。バンダイの考えてることはよく分からん。
匿名さん、こんにちは。
削除>東映のパワハラ問題…久しぶりに聞きました。それって解決してましたっけ?
是正勧告が出されて「社内で改善に取り組みます」みたいな話はあったようですが、その後はさっぱり聞きませんね。いろんな意味でそれで”終わり”のように見えます。体制が改善しない限りは本当の意味での解決にはならないでしょうから今回のギーツも良いようには見えませんね。
>祢音父を登場させるということは、昨年のジャンヌよろしくナーゴのパワーアップ展開に繋がるのでしょうかね。バンダイの考えてることはよく分からん。
メタ的視点で順当に考えるとそうなると思います。
作品としてはそこらの爺さんやアイドルオタクがライダーになってるので祢音父だろうが出せますが、さすがに祢音父で新商品がイケると思うほどにとち狂ってはいないでしょう。このままだとナーゴも出しようがありませんし。
それを差し引いても「なんで今更、祢音父なの?」という点が疑問ですがね。
キューンを再登場させるなり、ボディガード二人なり、もうちょっとキャラクターの好感度がマシなキャラはいると思います。
いつも拝見させて頂いてます。
返信削除タヌキが中々すごいことになってますね。ゼロワンの時もそうでしたが、寄生されてしまった人を殺すのは正しいのか否か、という難しいテーマを描ききれもしないのにやるのはやめて欲しいです。
最近のライダーは大人向けというよりかはただ小難しいだけで、本来のライダーの魅力(勝手な意見ですが)である怪人という絶望の象徴を傷つきながらも吹き飛ばす、という痛快さを捨ててしまっているように感じます。その点で言うとエボルトは絶望的でした。
あと何で小林さんのような腕のいい脚本家さんでなく、高橋さんのような人ばかり採用するのでしょう
匿名さん、こんにちは。ご愛顧いただきありがとうございます。
削除>ゼロワンの時もそうでしたが、寄生されてしまった人を殺すのは正しいのか否か、という難しいテーマを描ききれもしないのにやるのはやめて欲しいです。
簡単に生き返る世界でやってるのがまた凄まじいと思います。「後で生き返れば殺せれてもいいのか?」とかそういう葛藤もゼロなんですよね…
>最近のライダーは大人向けというよりかはただ小難しいだけで、本来のライダーの魅力(勝手な意見ですが)である怪人という絶望の象徴を傷つきながらも吹き飛ばす、という痛快さを捨ててしまっているように感じます。
少なくともバトルものはやりたくないんでしょうね。
勝手な印象としては”高尚な作品”にしたがるプロデューサーが多いんだろうなと思っています。具体的に作りたい作品やイメージがあるわけではないから、キーワードだけが先行して内容はふわふわになってしまうのだろうと思っています。
そういうことは基礎であるバトルやヒーロー部分をしっかりやった上でやることだと思うんですけどねぇ。
>何で小林さんのような腕のいい脚本家さんでなく、高橋さんのような人ばかり採用するのでしょう
なぜでしょうね?
単に腕の良い脚本家はやりたがらないのか、本気で面白いと思って起用しているのか。
個人的には「仕上がりが早い」とか「リテイクが少ない」など制作にとって都合が良いんじゃないかなと邪推しています。全話単独脚本もできるならそういうのは得意なんでしょう。私は中身を伴わないと単独脚本なんて意味がないと思いますけどね…