『仮面ライダーガヴ』 第39話「探し求めていたのに」:感想
■デンテ死す
・また死んでないパターンかとギリギリまで疑いましたがしっかり死んでるようでした。
この前のはあくまで「弱ってる」だけだったので、前の死ぬ死ぬ詐欺が撮影スタッフの暴走で脚本上には存在しなかっただけのようですね。
残念ながらニチアサではよくあるミスですね… もっとちゃんとスタッフ同士で話し合ってほしいものです。
■グロッタ
・グロッタの話がほとんど無かったので実感が薄いですが、「家族は無関心。理解者は敵」という気持ちの一方通行の悲劇って話なんでしょうかね?
ジープやシータのことを気にかけたり、比較的会社よりも家族に熱心なことはいくらか見受けられましたが印象というほど強くはないのでストーリーとしては弱く感じます。
殺しすぎていて和解の余地がほぼ無いところも逆風です。必要性のあまり無い殺しばかりなので「仕方がなかったんだ…」と言えるほどの同情の余地も薄いんですよね…
・今のところタイトルの「探し求めていたのに」が何を指しているのかピンと来ていません。
グロッタ→デンテかと思っていましたが今回描かれた範囲ではずっと探していた感じはしませんでした。
ラキアのコメルの仇の話に当てはまらなくもないですが、前に「勘違いでした」をやっていたり、仇よりも罪悪感など他の話を最近やっていたのでこちらもピンと来ません。
次回でグロッタの心境を描いて「(闇菓子作りもシータの死もデンテ殺しも)もう引き返せないんだよ…」という話をやったりするのですようか?
■どうでもいい部分の方が面白かった
・ゴチゾウお菓子つくりごっこは楽しかったです。
切られる側の食材までも自分たちで体現して喜んでいるところが「たとえ死のうが役に立つことこそ至上の喜び!」というゴチゾウの死生観が表れているようで良かったです。
・ラキアの器選びもグラニュートらしさが出ていて良かったです。
勘違いコントであり、グラニュートの能力を人間世界で活かせる可能性も示唆されているようで面白かったです。
・デンテの体調不良をコメルのことも気付けなかったの反省と結びつけてる様子も良かったです。
ラキアは以前はデンテのことも殺しかけるくらいに恨んでいたはずですが、戦う道具作りよりもデンテの体調を優先するくらいには関係が良くなっていたようです。
・個人的にはこういう細かい描写の方が今回は内容を感じました。
ただ、プリンアラモード作りの話は少し納得がいきませんでした。デンテが素人の腕で満足できるのかが疑問です。凝ったデザートというのは見た目とかの話ではなく味の面が大きい気がします。
お菓子屋さんのツテがあれば「パティシエさんに無理を言って、普通なら持ち帰り用には出さないデザートを作ってもらって急いで運ぶ」とか「プロに教えてもらって自分たちで作る」なんて手も有ったんでしょうけど、お菓子屋さんのツテが前回の和菓子屋さんくらいだから使えないんですよね… 今は和菓子屋さんに行っても職人さんが死んでそれどころじゃないはずですから。
次回はヴラムの新フォーム搭乗とグロッタ撃破…なんでしょうか?
いまだに確信が持てないんですがコメルの仇はグロッタで確定ってことでいいんですかね?
まだリゼルの武器が刃物で特に理由もなくコメルを辻切りしたという線が使えるので判断に困ります。グロッタを倒すだけならストマック社幹部というだけで理由は充分なんですよね…
感想お疲れさまです。
返信削除またしても傷跡で「コメルをやったのはお前だったのか!」ってなってる部分はもう少しやりようがあったのでは無いかと思いました。前回傷跡で犯人を断定して違っていたわけですから同じきっかけでやるとは思いませんでした。デンデとコメルの痛々しい傷跡が重なってってことなのはわかっていますが、ラキアは一度グロッタと戦闘しているわけで、その時気づかなかった理由も気になりました。
今までやってた死ぬ死ぬ詐欺はほんとに良くないと思いました。死んでるかと思いきや寝てました〜をやったのは杉原監督でした。ゼロワンでは お笑い芸人=脈絡なく突然大声でダジャレをいうだけの異常者 なんて発想になる笑いのセンスの持ち主なので、仕方ないと思います。全部が全部監督の提案だとは思っていないですが。
匿名さん、こんにちは。
削除>ラキアは一度グロッタと戦闘しているわけで、その時気づかなかった理由も気になりました。
ここが厳しいですよね。人違いをやってる時点でこの導入の仕方に説得力が薄い上に一度交戦済みですからね。
>全部が全部監督の提案だとは思っていないですが。
どこまで台本の指示でどこからが撮影の独断なのかは外からだと判別がつきませんね。
「ゴチポッド開発にデンテの歯を使うのは監督のアイディア」と東映公式に書かれていますが、倒れるシーンが指示通りなのかアドリブなのかは定かではありません。
誰の責任かはわかりませんが、描写はもっとマイルドに「持っていた物をよく落とす」とか「ショウマたちが訪ねたときにいつも寝ている」、「もらったお菓子をすぐ食べずに次に来たときにも少し残っている」みたいに衰弱を示唆する描写を重ねて「そのうち老衰で死んじゃうのでは…?」や「だいぶ無理して開発してない?」と思わせるくらいがちょうど良かった気がします。
次回もっと確定的なセリフや事実が出てきたりするんですかね?
削除「傷跡同じだからお前だ!」
「いちいち覚えてねえよ!」
だと結局やったのかやってないのかわからないですし。
今回イメージ映像が挿入されていたので、視聴者目線ではグロッタで確定ということはわかっていますが。
そういえば、歯を使うのもアドリブでしたね、その時の監督は柴崎監督だった気が。折角前倒しで撮影してるのだからそこら辺の連携は取ってほしいです。
それと、前回の和菓子屋さんがグロッタに処刑された件と、ショウマがジープを逃がした理由、どちらもどのタイミングで触れるのか気になりますね。触れない可能性もありますが。
>次回もっと確定的なセリフや事実が出てきたりするんですかね?
削除どうなんでしょうね?
グロッタが覚えていないというのは本人の言うようにいちいち覚えてないからどうしようもないでしょうし、今更思い出せるとも思えません。
あり得るとすれば、”家族”の線でしょうか。グロッタが自分の家族絡みのことを考えていて、前に殺したバイト(コメル)が死ぬ前に兄の話とかをしていたことを思い出して確信するとか。
>前回の和菓子屋さんがグロッタに処刑された件と、ショウマがジープを逃がした理由、どちらもどのタイミングで触れるのか気になりますね。触れない可能性もありますが。
ジープの方はジープが次に登場する前後か、あるいは関係者のニエルブかリゼルが「わざと逃がしたでしょ?」と尋ねるのが順当ですかね。ショウマの行動を咎め気味にやるなら、ラキアが尋ねる手もありでしょう。
和菓子屋さんは絆斗や幸果経由でいつでも出せると思いますが、タイミングは難しそうですね。
基本的に和菓子屋さんの死に話題を持っていかれるのが自然なので、タイミングを選ばないとそれまで進めていた話の腰が折れます。
グロッタが犯人なので無難に処理するなら次回の前半でショウマたちが知って「グロッタ許せない!」って流れに組み込むのが処理しやすさでは楽そうです。
その分、グロッタの凶行その2扱いで事件の印象は薄まるのでドラマの引き金として使いたいとかならまた後になる可能性の方が高そうです。