『仮面ライダーゼッツ』 第32話「超える」:感想
全くついていけなかった
・人類が生まれたときに悪夢も生まれ、人類の争いや災害は全て悪夢が引き起こしたものだった。
前に「そういう説があります」と語られていただけのオカルト論がそのまま事実でしたと言われてもついていけませんでした。
コードも悪夢に対抗するために生まれた組織だそうですけど、なんで諜報機関扱いなのかとか説明になってない気がしました。
つくづくスパイもの要素が浮いてますね…
あくまで「極秘防衛機関」が実態であってエージェントごっこの方が意味がわかりません。
それを逮捕しようとしている富士見たちに至ってはもっと謎です。
「公安として許すわけにはいかない!」とか言ってますけど、コード自体がもろに公安に該当する上位組織じゃありませんか?
・何より今までやってきたことと今もやってることが「内輪揉め」や「組織内トラブル」でしかないから壮大な話をされても「今その話してないよね?」と論点をズラされてる感じがして良い印象を持てませんでした。
コードの真の目的が悪夢の克服だったとしても、実際にやってきたのは元コードのレディやノクスが起こしたナイトメアを使ったテロ事件の対処と同じく元コードで暴れてるジークの対処、あとは意義のよくわからない粛清ばかりですよね?
言ってみれば「養殖物のナイトメア」しか見たことがない気がします。
一連の事件すらまともに片付いていない段階で真の目的が~だの人類の敵が~だの言われても「まずは目の前の問題に対処することが先じゃありませんか?」と冷めた反応しか返せません。
こういう話って普通コードやジークを倒した後に
「これで問題は解決した! 世界は平和になったぞ!」と喜んでるところに
「いや、まだだ。真の問題は何も解決されていない」と今までの出来事の背景にあった問題の中枢について説明する内容じゃないかと思いました。
更なる謎理論
「ゼロが莫のことを思うほどナイトメアも強くなる」
とか言われて全然意味がわかりませんでした。
ナイトメアって夢主の意思とは全然関係ない寄生虫みたいな扱いじゃありませんでしたっけ…?
百歩譲ってその理屈を認めても、
「ゼロの夢から生まれたナイトメア」と
「自分のナイトメアを動力にして変身する莫」
は別個のものだから連動しようがないと思うんですけどどうなってるんでしょう?
そこが連動するなら、今度は逆に「莫は悪夢の根源たる力に今回打ち勝った=全てのナイトメアや人類の根源悪にももう勝てる」ってことになっちゃいませんか?
相変わらず何ができて、何ができないのかわからないから話に全然ついていけませんでした。
もっと意味がわからないこと
・結局、莫がベルトを犠牲にしてまであのナイトメアを倒した価値って何だったんでしょう?
莫も気づいていたみたいでしたけど、ゼロの言っていた抹殺指令は嘘で、コード側の動きは本当はゼロの逮捕の話だったんですよね?
ゼロも莫たちを殺す気は嘘で、抹殺指令も無くて、ゼロはずっとあのナイトメアを抱えたまま最低でも20年以上は過ごしてきたなら別にリスクを犯してまであのナイトメアを倒す必要は無いんじゃありませんか?
莫「ゼロを救いたいんだ!」とか、
「あのナイトメアすら倒せないなら悪夢の根源に太刀打ちすることなんてできはしない!」
みたいな考えがあっての行動ならわかりますけど、なんで莫は戦ったんでしょう…?
ネム
・結局、ネムは何なのでしょう? 私は全然理解できませんでした。
なんかネムは「そういうことだったんだね。だから私は人々が苦しむ元凶なんだ…」と納得してたみたいでしたけど、私は全然ついていけませんでした。
雰囲気からすると「ネムはナイトメアそのものであり、しかも夢主無しで現実に実体化してるハイパーやばいナイトメアで、呼吸するだけで毒ガスを撒き散らすような人類の不倶戴天の敵なのである」
みたいな雰囲気でしたけどそういう理解で合ってるんですかね?
・個人的にはヤバさを強調するあまりにこのままだと折り合いの付け所がないように感じました。
暴走するとヤバいとかじゃなく存在自体がヤバいとなると「ネムを殺すか、人類が死ぬかの二択」って話になって結論が決まりきってますよね。
現実的な妥協点が見当たらなくて、こうなるともう
A)いつもどおり設定が無かったことになる。
B)莫が現実を書き換えてネムを普通の人間にして夢オチみたいにする。
と投げる方向性しか見当たらない気がします。
リアルタイムネタの解説
・リアルタイムで見たわけではない人向けに説明を残しておきます。
途中で出てきた謎の婦警さんは32話の放送当時に公開された
映画『(仮面ライダー)アギト超能力戦争』に出てきた役者さんで宣伝用のコラボ出演みたいなものです。
次回は最強フォームが登場するようです。
なんでベルトが壊れたのかも、そもそもベルトが何なのか、コードが用意した道具なのか莫が生み出した物なのかすらわかってないので「もうダメだ! 莫はもう変身できない!」とか言われてもこれまたついていけません。
リカバリー使えば良くね? また夢の中で明晰夢パワーで創り出せばいいんじゃないの?と首を傾げるばかりです。
オルデルムを使わないでインパクトで舐めプした挙げ句にベルトを壊していることがまたついていけない要因です。
次回で最強フォームが出るとなると、オルデルムの出番は2回だけ、せいぜい次回以降の噛ませ犬役しかないまま終わっちゃうんですね。
同じアイテムで変身できるカタストロムの出番が長かったとはいえ、大胆な扱いですね。
アギトのバーニングフォームみたいに先に出るフォームが前座扱いであまり活躍がないことは珍しくありませんが逆は珍しいと思います。
ドラマ的にも全然最強フォームの土壌ができてる気がしません。
莫は相変わらず教えられてばかりで能動的に動けていませんし、数少ないドラマ要素もオルデルムの話で使い切ってしまった印象なので突拍子もないお話以外にできることが思いつきません。
「(カタストロムのときに現実逃避として悪い意味でセブンになりきったのに対して今度は良い意味として)俺は(現実でも)エージェントセブンだ!」みたいなしょうもない話をするか、
散々放置してきたくせに「ネムのために~」とか白々しいことを言い出すかくらいしか思いつきません。
レディの話を今更やる意義もないし
「ネムのために犠牲になるレディ! レディからネムと新アイテムを託された莫! 父であるゼロと母であるレディの愛を受け取って今最強の力に目覚める!」
みたいなエモエモ話でもやるんですかね?
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