『仮面ライダーゼッツ』 第30話「処する」:感想
予想通りのただの空騒ぎ
・結局美浪はスパイですらありませんでした。
莫が怒る理由がほとんど見当たりません。
普通だったら「人助けすると不幸が降りかかると思っていたけど、その不幸は俺にそう思い込ませるために全部美浪が起こしていたんだ!」とか、
「予知夢の中で莫がコードやゼロに不信感を持つ度に美浪がコードを信用するように誘導してきた!」とか、
そういう関与があって始めて許すか許さないかの葛藤が生まれるのに、実際は何もしてませんでした。
これでオチが「美浪は俺の家族だ!」では話になりません。
何も無い場所を指さしながら「誰かいた!」と騒いで、落ち着いたら「気のせいだったわ。あんなとこに誰もいるわけないや」と何事も無かったように振る舞ってるようなものです。
・そもそも美浪がエージェントになったのが4年前って…
莫と美浪が何歳だか知りませんけど社会人だから最低20歳以上だとしても少なくとも16年以上は本当の兄妹として過ごしてきたってことですよね。
それが家族じゃなかったら何なんですか?!
「結婚して10年です」という夫婦に対して「は?10年程度じゃ家族とは呼べませんね。そんなの赤の他人です」ってスタッフは言うつもりなんですか?
本当に何一つ成立している感じがしなくて呆れました。
こんな空騒ぎで強化フォーム登場と言い張ってるんだからレベルが低すぎてどうしようもありません。
高橋悠也さんは絶好調!
・「ナイトメアを倒して美浪を殺すか、ナイトメアを倒さずにお前が死ぬか」って話にいつの間にかなってたらしくてびっくりしました。
え? なんでナイトメアを倒さないと莫が死ぬんですか???
これ莫の悪夢じゃないから放置しても美浪がナイトメアに乗っ取られるか、せいぜい美浪が発狂して精神崩壊するかくらいの話じゃないんですか?????
・ジークがカタストロムを見て「これがお前の深層心理なんだよ…!」とか言い始めたことも戸惑いました。
え? この前「深層心理とかどうでもいいだろ?」とか言ってませんでしたっけ???
狂ったフリをしてるだけのファッション狂人でしかないと解釈すれば筋は通りますけど、それだと最近のジークの言動が全部でたらめで無価値になっちゃいます。
・ジークがネムにターゲットを定めた感じも描かれていましたけど、それも相変わらず「だから何なんだよ…」でしかなくて意味不明なんですよね。
そもそも莫はなんでいまだにリアルのネムを目覚めさせようとはしてないんですか? そこからわからないんですよ。
ネムを起こすには夢の中の月を破壊したりすれば起こせることは予知夢の中で実証済みのはずです。
今は夢を正常化できるっぽいオルデルムもあるからなおさら簡単でしょう。
予知夢が終わった現状でもネムの望みは目覚めることで変わっていないはずです。なんでとりあえず目覚めさせないんでしょう?
レディに悪用されるとか何か起こさない理由があるならまだしも特に見当たらないと思うんですよね。
「ネムが目覚めるとコードやレディがネムを使った真の計画を発動させ出すからダメなんだよ!」みたいな莫が知らないはずの都合で動かされてないかと疑っています。
・設定の放り投げと新設定が生えてくる展開の乱発が増えてきて、すっかりいつもの高橋悠也さん作品になったなぁと思いました。
ひたすら莫が馬鹿だった予知夢の頃とどっちがマシかと聞かれるとどっちもどっちです。
1人で喚いているだけの富士見
・富士見は客観的に見ると完全に終わってて凄まじかったです。
まず公式の方から「そんな浅い仲で何言ってるの?」と問題外の扱いになっていました。
16年以上過ごした美浪で熟慮の余地があるなら、何年過ごしたのかもわからなくて、コードのエージェントであることも知らなかった富士見は何も言う資格がありませんよね。
・そこを無視してもなおダメでした。
「お前は警察官だろう?!」みたいに語りかけていましたけど、コードのエージェントのはずですよね?
未だに小鷹がコードのミッションの一環で警察官になりすましていたのか、エージェントを止めた後に警察官になったのか、はっきりしてないと思いますがどっちにしても本気で警察官を志していたわけではないでしょう。
客観的に考えると自分の思い込みをさも事実であるかのように話している狂人でしかなかったと思います。
こんなので説得されたら小鷹まで異常者になっちゃいますよ。
時間の無駄過ぎて呆れる他ありませんでした。
仮面ライダーゼッツ・オルデルム
・建物を作る(再建する?)物体生成能力が特徴のようです。
個人的にはパッとしない能力だと思いました。
ゼッツ的には「夢の中なんだからデフォルトでできないの?」という点に疑問を感じました。
地形を変化させたり、1話でやってた謎火山とかとどう違うんでしょう?
そこが伝わってきませんでした。
・映像的には説得力を感じませんでした。
散々壁にぶつけたり建物壊したりしてきたのに、今更「壁に何度もぶつけたから死にます」とか言われても納得が行きません。
現実ベースでしか通用しない能力を超人バトルに持ち込まれても違和感が生じるだけで面白くはならないと思います。
・デザイン面では背中の脊髄風の意匠が目を引きました。
サイバー風のようでカタストロムという生皮を剥いで筋肉組織が剥き出しになってるイメージなのか?とか考えたのですが、他の部分はそんな感じには見えませんでした。
肩アーマーや手甲などは見るからに装飾物感が強いですし。
・デザインがチグハグな感じがして、ひょっとして「初期コンセプトの名残」みたいなパターンかなと思いました。
ゼッツという作品全体が「夢かと思ってたけど本当はマトリックスみたいな仮想現実だったことが途中で明らかになる(本編の予知夢のポジション)」という構想があって、
それを反映して「夢の中だから理想の姿としてムキムキの超人になる。という考えから、仮想現実であることを自覚した莫が仮想現実を操れるサイバー風フォームに変化する」みたいなのがデザイン時点でのオルデルムのデザインコンセプトだったのかな?なんて思いました。
次回はコードが莫の抹殺を決め、ゼロが抹殺に来るみたいです。
あの黒いゼッツは何なのか?!…ってカプセム割ったら出てきたナイトメアもどきみたいなやつじゃないんですか?
本当に無関係だとあれは何だったの?って話になるんですけど。
莫がゼロを敵視してるから「ゼロ相手に戦えるわけないだろ!」みたいな展開も無いはずですし、ゼロに強い印象がないので強敵感も無くて困ります。
そもそもコードはジークの存在を問題視していて、莫にすら協力体制を持ちかけていたはずなんですけど、いったい何をやってるんでしょうか?
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