仮面ライダードライブ 第36話「銃弾はどこに正義を導くのか」:感想

2015年7月5日

■ブラックリスト行き確定
・捕まったはずなのに全然捕まってないシフトカー
・なぜ設置されているのか謎なカメラと線条痕が一致するはずがない弾
・全部タブレットがやってくれました
・敵に使われたり剛たちに使われたり、セキュリティフリーで謎通信のモニター
・肝心なところの締めはブレンのうっかり
・効果不明な「運転を代わろう」
・3人ライダーキックで殺せない相手をどう倒したらいいのか
・1クールかけたことがようやく終わったとは思えないあっさりしたラスト
・「ロイミュードと仮面ライダーの戦いは続く!」という内容ゼロの雑過ぎる前振り

・要素を書きだしただけでも説明が要らないくらい酷い内容でした。たった1話にこれだけ詰め込めるのは逆にすごいと思います。多くの場合、脚本家や他のスタッフの良心が働くものなのですが。酷すぎて具体的に触れる気もしません。前編を犠牲にしておいて、後編がこんな内容だなんて、放送されたこと自体が理解不能です。

・「銃弾はどこに正義を導くのか」が今回のタイトルですが、個人的には「長谷川さんはどこに視聴者を導くのか?」という感じでした。めでたく正式に地雷脚本家の仲間入りです。今後は長谷川さんが担当という時点で酷くて当たり前という扱いでいきたいと思います。

■原因は仁良ではない
・3クールのグダグダの中心にいた人物、それが仁良です。
ネタと不快感の塊のような存在で見るだけでうんざりしました。仮に役者さんの都合なので突然でなくなったとしても歓迎されたことでしょう。

・しかし仁良が最悪だったのは、仁良のキャラクターと役者さんの演技のせいではないと私は考えます。今回のシーンを見ても明らかですが、そもそもああいう演技無しでは間がもちません。普通に演技しても間がもたず、さらっと流して先に進めてもその先に楽しみがありません。だからといってカメラワークやコマ割で補えるほどの撮影力もありません。
この結果は仁良という存在と役者さんの責任ではなく、脚本の薄さと撮影スタッフの力量不足のほうに原因があると思います。

・これは最悪です。なぜかというと再現性があるからです。
ニチアサのスタッフは代替わりが少なく、毎年同じようなスタッフが関わるのが通例となっています。似たような傾向は前作の鎧武でもありました。だからたとえドライブが終わったとしても、再発する可能性は充分にあります。ただでさえ現在の販促の路線やシリーズとしてのライダーの方向性に懸念があるのに、別の問題材料が増えてしまいました。


■蛮野タブレット
・ハートを倒したので「タブレット>>バーストマッハ」ということになりました。雑魚扱いが重なってるマッハを死体蹴りして何がしたいんでしょう? まさか蛮野博士がラスボス化する前振りじゃないですよね…?
こんなアホみたいな展開で前振りだなんて常識的に考えてあり得ないのですが、今回の内容が雑過ぎてあり得るように思えてしまいます。

・それと今回気になったのが、ゆかりちゃんを治療したときに再構成しているように見えた点です。
あの光景を見たときには「ゆかりちゃん、ロイミュードにすり替えられてない?」と疑ってしまいました。あれはちゃんと意味のある描写と捉えて良いのでしょうか? 半信半疑でいます。

■新章とは…
・「新章」と触れ込み付きで始まった3クール目が終わりました。
しかし変化がまるでありませんでした。ようやく進ノ介を軸にして描かれるかと思いきや、父親の仇をとれただけで終わってしまいました。進ノ介の心境の変化や価値観の変化は何も見当たりません。
あと何をしたかといえば、剛とタブレットに、進ノ介の殉職騒動くらいで内容が乏しく、テーマと呼べるものはここにも見当たりません。いったい新章とは何がしたかったのでしょう…?
2クール目以前のほうがチェイサーを軸にしてまとまっていて、まだマシだったように思えてきます。


・次回から最終章という触れ込みですが、そんな次回のタイトルは「究極の味覚を狙うのはだれか」。タイトルはどう見てもギャグ回です。でも次回予告の感じはシリアスでした。それでいて脚本がどこのYさんかIさんかと思ったら、三条さんでした。何がどうなってるのか全然予想がつきません。


コメント

6 件のコメント :

  1. こんにちは
    凄い雑な回でびっくりしました(笑)。
    仁良の逮捕劇が説得力も何もなく雑過ぎ。子供番組だからってこれでいいんですかね?

    今回は何気に3人ライダー揃い踏み初変身でしたね。でも、感動が無かった(笑)。
    なんといいますか、剛とチェイスがずっとギスギスしてるし、そのせいで進ノ介とも
    疎遠だし、何より剛の扱いも悪いままだし、そろそろこちらも良い方向に導いて欲しいです。
    「ダチ」が何かに繋がるのでしょうか。

    蛮野タブレットが万能すぎて笑いました。ハートは撃退するは、宙に浮くは、解毒するは
    仮面ライダーやシフトカーも立つ瀬がないですね。剛とチェイスが蛮野博士の知識に導かれて
    協力して少女を助ける。じゃダメだったんでしょうか。チェイスの「ダチじゃないが協力しろ」
    も単に、お前の持ってる万能タブレット貸せよ。でしかない展開で残念でした。
    確かに少女は、再構成しているように見えました。おいおい、ニセモノじゃないか?みたいな。

    次回から最終章ですが、蛮野博士とクリムの対立もあるようで、蛮野ラスボス説もあながち
    アリまもしれませんね。

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    1. こんにちは。前編を後編のために捨てたのに、この雑な展開でびっくりしました。何なんでしょうね?

      3人集合はもったいなかったですね。
      剛も含めてぎくしゃくしていた3人が一堂に会した記念すべき瞬間になりえたはずなのですが。戦う前も戦った後も、まるでいっしょに戦ったのが当然のような態度で違和感がありました。
      ダチに関しては普通ならつながると思うのですが、私は長谷川さんに何かを期待することは止めました。

      「また蛮野えもんの情報頼みか」と思ったら、実行役もタブレットで驚きました。あれだけの力があるのに、なんでブレンなんかに捕まってたんでしょうね。ますます怪しく見えてきます。

      蛮野博士ラスボス化自体はあってもいいと思います。ただ、ありきたりで面白みがないんですよね。現段階でラスボス候補も特にいないので展開に意外性もありません。約束の数も「約束の数が揃ったとき、蛮野博士がロイミュードの身体で復活する」という展開だと、ハートなど最後まで生き残った幹部も一掃できちゃいますし。できれば違う人がいいです。

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  2. そこまでしつこく見れるなら、批判よりもここをこうしろよという
    あなたの意見が聞きたいんですがね。批判ならいくらでも別の人がやってますし

    前も誰かが言ってましたが、特撮と朝8時という制限。仮面ライダーが何かを定義してきた
    こと。初期のコンセプトからして、どうしても残酷なものを見せないといけないということ
    あなたがテレビの前で偉そうに語ってることに、多くのどうしようもなく苦しい理由はいくつもあると
    思うのですが。少しは社会学者の解説本を読んだ方がいいと思います。

    それと、もう少し時代を考えた方がいいと思います。ネタに嫌悪感を持ってるようですが、
    今はSNS全盛期時代です。たった一つ面白いことがあればそれで視聴者は盛り上がります。
    もちろん、あなたみたいに嫌いな人もいるでしょうが

    あなたは、結局どういうライダーが見たいんですかね? はっきり言いますがもう
    昔みたいな(クウガ、555、龍騎)ライダーは見れないと思いますよ。朝8時から脱出でもしない
    限りは

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    1. 改善点は前々から言っているので割愛しています。
      総合的に言えば、1)キャラの掘り下げ不足(特に進ノ介)

      2)先の展開が気になるような前振り(ハートやメディックなど適格者はいるはずです)、
      あるいは一話単位で楽しめるようなエンターテイメント性(この方向を目指す場合、今回のような前編を完全に犠牲にした展開や2クール目のチェイス編のような先が見えてる展開は論外)

      3)構成の行き当たりばったり感の改善(タブレットやタイプトライドロンなど、事前に前振りをいれておけば問題がなかったであろう事例が目立ちます)

      最近の流れに関して私の望む方向で具体的にいえば、もっと進ノ介の掘り下げにつなげてほしかったです。
      進ノ介は警察官という職業に対して誇りや理想と呼べるものを抱いていたはずです。だからこそ「刑事で仮面ライダー」になるはずです。
      3クール目になってから仁良というその夢を否定する存在が現れました。私利私欲で動く最低の人間であり、しかも父親を殺した仇だったことが明らかになっていきました。この流れであれば、「警察官とは何か?」「自分の信じてきたことは間違っていたのか?」と疑問に思い、アイデンティティが揺らぐのが当然だと思います。
      そこから特状課というチームであることを活かして、確かに仁良はクズだけれども自分だけが特別な正義感を持っているわけではない。同じ正義感を抱いている警察官は他にもいる。だから諦めないし、仁良にも屈しない。そして仮面ライダーとして仁良をロイミュードとして断罪するのではなく、警察官として法に則って仁良の不正を暴いて逮捕する困難な道をあえて選ぶ。(だから今回の記者会見のような周りくどい方法を取る必要があった)

      ざっと考えるだけでもこういった展開もできたはずです。
      しかし実際に3クールで行われたことはネタに走った茶番であり、進ノ介が冷静さを失うほどの父親の事件を解決したにも関わらず何も精神的変化がありませんでした。これは期待していたものと違うという以前に、やるべきことをやっていないように思いました。最近具体的な改善点を割愛していたのもこれが理由です。何が悪いって論外なので1つ1つ言っていたらキリがありません。

      >今はSNS全盛期時代です。たった一つ面白いことがあればそれで視聴者は盛り上がります。
      それで盛り上がる人もいるでしょうが、私はシリーズものでやるべきことではないと考えます。なぜならばネタはどんな作品のどこに入れようがネタになるからです。つまり差別化が図れません。
      またネタには積み重ねの進歩がないためすぐに行き詰まります。始めのうちはネタとしてネット上でもてはやされたものの、数話経ったら全く話題に挙がらなくなった作品がどれほどあるでしょう。
      毎年続けていくことが前提のシリーズものにおいてネタを主軸に置くことは自殺行為だと私は考えます。私が戦隊やライダーを気に入っているのは積み重ねがあるからです。たとえば戦隊のアクションはここ数年、年を重ねるごとに良くなっています。ストーリーや演出においてもそういった積み重ねが行われていくことを私は望みます。

      時代は変わるものなので昔のライダーが見たいとは思いません。という焼き直しには興味がありません。
      私が望むものは”熱意”です。どんなに玩具のノルマが増えようがストーリーに組み込む方法を考え、どんな奇抜なデザインのスーツだろうとかっこよく見せようと工夫する。たとえそれが上手くいかなくとも、その努力に私は感動します。こうした熱意は予算のかかった大作映画だろうが低予算のインディーズだろうが変わらないものだと思います。
      朝の時間帯の放送論理に、増加し続ける玩具のノルマ、毎回剣など代わり映えのしない道具でマンネリ化が必然であるアクション、それでいて増えない予算とスケジュール。これほど厳しい環境はそうそうないと思います。それが私がライダー(と戦隊)を見続けている理由です。

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  3. ちょっと今回は酷過ぎましたね。前回もそうでしたが、この物語にまともな大人はいないのか?と思ってしまいます。
    そしてこれがプロが作り上げたものなんですよね。視聴者側ももうこの程度のものしかないと諦めたほうがいいのでしょうね。次回いきなり新幹部ロイミュードが超進化しててもハーレー博士がベルトになってても霧子がロイミュードでも驚かないようにします。

    ドライブは多くが「唐突」で「なんとなく」済んでいる気がします。子供向けの空想世界とはいっても、過去も未来もあり、その世界なりの理屈付けがあるものだと私は思っています。しかしそれが感じられません。話の順番がやってきたから唐突に触れて、なんとなく苦境に陥ってなんとなく解決してしまう、そんな感じがします。

    アクションももうなんなんでしょうね?先週トライドロンとチェイサーでシーフロイミュードを倒せなかったのは偶然ではなかったんですね。これでロイミュード殲滅の可能性はなくなったと考えましょう。運転を代わろうもただの時間制限付き無敵形態と化しててとても驚きました。もうずーーっとクリムでいいですね。

    今回の話はなんかもう本当に疲れました。もう私見るの止めたほうがいいんでしょうかね。今更持ち直すとも思えませんし。今思うのは役者さんたちに申し訳ないということと、三条さんには今度はしっかりエネルギーを蓄えてもっともっといい作品を書いてほしいな、ということです。

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    1. 敵も味方も締まらないですよね。それでいて話がわかりやすいわけでもないので困ります。
      あくまで長谷川さん個人の問題だと思いたいのですが、少なくともプロデューサーや監督、三条さんなどの打ち合わせを通っているであろうことも確かなんですよね… 捨て回ならともかく1クールの最後がこれとは信じがたいことです。

      前後の文脈があるべきというご意見には同意します。
      各キャラにはそれぞれ考えが理由があって当然ですし、それは環境や状況によって変化するものであるはずです。アクションのノルマなので時間が制限されている以上、話を動かすために多少ご都合主義的設定やテンプレ的キャラが登場するのは仕方ありませんが、主要キャラでやるのはおかしいと思います。

      今回のアクションだとそうなっちゃいますよね。
      3人で完璧に決めても倒せない相手、しかもダメ押しでタイプトライドロン登場回で「これ以上のパワーアップは無理」と言ったばかりです。もうドライブたちにできることは雑魚ロイミュードを潰して約束の数を揃えせないことくらいです。それとも唐突に「もうコアがないから復活できない!」なんて展開になるのでしょうか。なんでこの展開を誰も止めなかったのか不思議でなりません。

      もう4クール目ですから持ち直すのは不可能だと思います。
      そもそも4クール目は幹部の一掃セールやラスボスの登場、「実は約束の数とはこういうことだったのだ!」という設定の種明かしなど、元から唐突な展開が多いのが普通です。普通はそこまでの積み重ねで違和感を軽減していくものですが、ドライブは積み重ねが全く足りていないので更に酷いことになることが予想されます。
      現状だとどういう展開で終わったらハッピーエンドと言えるのかさえわかりません。剛やチェイスが戦いが終わった後に何をするのかすら想像できませんので。これでは「終わり良ければ全て良し」とはなりえないでしょう。

      三条さんに関しては「キョウリュウジャーを一年ずっと書いた直後にまたシリーズ構成なんて無理なんじゃ?」と誰もが思ったことがそのまま現実になってしまいましたね。三条さんが悪いというより、このタイミングで起用したこと自体が間違いだったと思います。

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