『手裏剣戦隊ニンニンジャー』 第18話「八雲が愛した妖怪」:感想

2015年6月28日

■仲良き事は美しき哉
・今回の脚本は毛利さんなので、いつもとは違う作風でした。
5人にまとまりがあるところに好感を持てました。いつもは「全員ライバル」ということになっているせいか、基本ワンマンなんですよね。それに比べると今回はチームとしてまとまっていました。ニンニンジャーらしいのかという点では疑問もありますが、見やすいことは確かだと思います。

・特にキンジに関する対応は良心的で良かったです。下山さんの作風だと、みんな自分勝手でキンジに対して何かしてあげるタイプじゃないんですよね。毛利さんの作風は常識的なんですが、普通過ぎて天晴の存在感がないなど問題点もあります。下山さんと毛利さんで作風で正反対なところが目立ちますが、上手いことすり合わせできることを願います。個人的には足して割るくらいでちょうどいいと思っています。

■キンジの帰還
・何だかよくわからない流れで戻ってくることになりました。一度呼び出せば手裏剣なくてもオトモ忍って操縦できるんですね。それかシノビマルとロデオマルには明確な自意識があったので、潜水艦形態であってもサーファーマルの意思があったのかもしれませんね。ニンニンジャーらしい流れだとは思います。

・個人的にはキンジの流れは残念でした。
お爺ちゃんに頼んであげるからと説得されるのはかっこ悪く見えたからです。キンジは明確な立ち位置がないので、そこは与えられずに自分で確立してほしかったです。弟子入りはできなくても妖怪ハンターとして日本に滞在したって良いはずです。


・次回は天空のオトモ忍が見つかるようです。そんなに探した覚えもないのですがいよいよ見つかるそうです、そうですか…
晦は「遊び心のある作戦」のはずが真剣な作戦ばかりだったり、最初の触れ込みとズレてきている箇所が多いように感じます。全体としては変えたほうが良いと思うところが多いのですが、こういうところは一貫性を持ってほしいです。

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