仮面ライダードライブ 第27話「詩島剛が戦う理由はなにか」:感想

2015年4月26日

【ストーリー】

■剛の戦う理由
・それは剛の父親がロイミュードの開発者である蛮野博士だったからでした。
進ノ介共々、父親関連に焦点が絞られてきているようです。チェイスやハート、001も開発者=父親というラインでつながっていきそうです。最近影が薄い霧子やベルトさんには父親の縛りがないことを活かして活躍してほしいです。

・剛が責任を感じる理由はわかりましたが、焦る理由は別にありそうです。
霧子は父親のことを知っているように見えませんが、なぜでしょうね? 普通だったら姉である霧子のほうが詳しいはずなのですが。
連れ子や養子など出生に理由があるのか、それとも剛だけが誰かから蛮野博士のことを聞かされたのか。ひょっとしたらそれも001の策略なのかもしれません。001以外に、ベルトさんという余計なことをすることに定評のある人物もいますが。

■片道通行
・今回は前振りと説明ばかりで全然話が進みませんでした。
それは前編なので仕方がないのですが、一度に1つのことしか進まないのは勘弁してほしいです。一度に1人の意見しか描かれないのではドラマになりません。

・特に顕著だったのがブレンこと、能見です。科学的にロイミュードを見分ける術がないのに、新参者の第三者とずっと活躍してきた警察官、いったいどちらを信じるのでしょうか。あまりに無理があります。それなのに一方的にブレンと仁良の言い分が通ってしまいました。仁良や001の暗躍を描きたいのはわかりますが、もう少し客観的な見地を保ってほしいです。
たとえばブレンが変身したところに監視カメラがあるからそれが証拠になると思っていたら、その映像が書き換えられていたとか、周りが納得せざるを得ない理由が必要だったと思います。


【アクション】

■チェイサー
・今回は信号アックスよりもブレイクガンナーのほうが目立っていました。
やっぱりチェイスの雰囲気にはスマートなブレイクガンナーのほうが似合いますね。

・しかしこれは問題です。
ずっと使って武器だから似合うように見えるのは当たり前です。別の武器を持たせるなら印象を変える必要があります。そうでないと「ブレイクガンナーのほうがいいのに…」と今後ずっとネガティブな印象が付き纏うことになってしまいます。
仮面ライダーチェイサーが登場したてのここでブースタートライドロンが入ってきて、そっちに時間を取られたのは大きなマイナスだったと思います。


次回は後編です。剛が焦る理由も描かれるのでしょうか。
敵のロイミュードの正体は失踪した弟ではなく姉のほうみたいなので姉の弟に対する屈折した感情を見て、剛が考えを改める一因になりそうです。
感情を増幅する能力は便利なので、できれば進ノ介や霧子、チェイスにも当てて、キャラクターの再確認を行ってくれるとありがたいです。

コメント

6 件のコメント :

  1. あれはブレンたちの言い分が通ったというよりただ単に権力でごり押ししただけのように見えます。

    ハートたちから見ても、あのおじさんから見ても、特状課は目の上のたんこぶです。

    ただ、静止する理由さえあれば構わないという風に見えました。監視カメラは映像が有ったとしても仁良 光秀が表に出すわけないと考えます。

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    1. 私が問題しているのはそこではありません。
      仁良がああいう人物である以上、何を言っても難癖つけてくるのは目に見えています。問題は周りの方です。
      たとえば、あの状況に周りの警察官が疑問を感じた場合、今回の戦闘のように警察官の前でドライブに変身しても口裏を合わせて「ドライブは変身していません!」と庇う可能性が出てきます。こうなると問題が1つ解決してまいます。そういう事態を引き起こさないためには周囲をある程度納得させる必要があります。そのためには客観的な証拠が不可欠だと私は考えます。

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  2. 今回は剛のストーリーが中心となっていきましたね。

    今回の話は自分の中では可もなく不可もなくといったところの、
    なんというか言葉で表しきれない不完全燃焼感があったように思えます。
    これがまだ前編ということもあるのでしょうが、個人的には〝融合進化体ロイミュード〟についての話の進み具合が早すぎると感じました。
    まだ融合進化体が1体しか出てきていないというのに
    〝極悪人以外からでもロイミュードと融合させられる者を見つけ出す〟
    という展開はあまりにも早すぎるのではないかと思いました。
    あと1,2話、本編と関係があまりないゲスト回でもいいので融合進化ロイミュードについて〝悪の心を持った者と融合する〟という描写があればこの唐突過ぎる感じは解消されるのではないかとおもいます。

    剛がロイミュードを憎む理由もなんとなく想像できていたものだったような気がします。
    しかし、先にも述べられている通り焦る理由、時間が無いというワケは他にありそうなので後編でどう展開を変えてくるかに期待したいと感じました。

    アクション面ではチェイサーがまた良いところを持って行きましたね。
    ブレイクガンナーで戦うチェイサーもかっこいいのですが、個人的にシンプルなライダーが小さめの武器で戦う、
    という構図はあまり好みではありません。今回もシンゴウアックスで魅せるアクションをするかと思いきや、まさかの必殺技のみの使用…。(アックスカリバーと同じような扱い…)
    まぁ、チェイサーも登場してまだ2話ですから恐らく戦い方の幅を見せているのでしょう。
    次の回ではチェイサーVSマッハのようなので、期待しながら見たいと思います。

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    1. むつさん、はじめまして。

      そうですね。融合進化体に関しても進み方が早いですね。
      正体を明かした進ノ介の環境に、チェイス、剛、001、融合進化体、これに加えてブースタートライドロンなど各種販促とやることが多すぎます。要素が多いことで展開に加速感が出ているとも言えない状況ですし、なぜこんなに急いで詰め込んでいるのか疑問に感じます。2クール目までのチェイス編がゆっくりだったので、進ノ介の父親関連の前振りなどそちらに入れられる要素もあったと思うのですが。

      剛の理由は定番どころの1つなので特に驚きはありませんでしたね。焦る理由のほうが気になります。

      せっかく斧があるのだから信号アックスを使ってほしいんですけどね~
      斧は扱いづらいから現場に嫌われてるのでしょうか?

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  3. 今までもそうでしたけど、描写が雑か後付けかどっちかなんですよね。
    今回001が人間を操れることが明らかになりましたが(先週書かれたとおりになりましたね)、今更警察の不自然さを問題にされてもピンとこないんですよね。ここまで散々放置しておいてようやく描かれ始めても腑に落ちません。これはむしろ今まで何の疑問も抱いてこなかった進ノ介や霧子も既に001に記憶改変されているとでも考えたほうがいいのでしょうか?
    また急に父親話が盛り上がってきましたが、進ノ介が父親のことでムキになってたりするのを見ても、「なぜ急にファザコンに?」としか思えません。ジャッジロイミュードの時に現さんの先輩刑事が出てきたのですから、そこで触れておけば、と残念です。

    チェイスはまさかの記憶喪失のままだったことが判明して驚いています。それでは基本的に彼にはグローバルフリーズ後、ハートと友達になってからのことしか記憶がないということになります。それではますます仮面ライダーとなったことが不自然です。彼にとっての霧子の特別さがイマイチ私には分からないので、チェイスの記憶が戻るまではモヤモヤしそうです。

    他にも気になることは多いのですが、こういった描写の足りなさは、脚本家さんたちの力よりも、数多くの要素を求めすぎる制作側の問題な気がします。ほぼ使い捨てのような数多くのアイテムを要求するのはそろそろやめておいた方が賢明ではないかと。

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    1. >記憶改変されているとでも考えたほうがいいのでしょうか?
      この点は同感です。論理的に整合性をとるならば、これくらいの事態になっていないとおかしいと思います。
      たとえば今回、001のところに抗議に来た政府高官も高官だけ洗脳しても効果は薄いと思います。
      来る前に怒った様子で向かったのに戻ってきたら急に態度を変えていたら、周りは確実に怪しみます。ロイミュードの仕業とは思わなくても、買収されたのでは、裏で癒着しているのではと疑う人も出てくるでしょう。あの程度で事態が収集できるとは到底思えません。カブトのワームのような隠密性の高い敵であればある一部署でのもみ消しで対応できるかもわかりませんが、どんよりが発生しているドライブ世界では無理でしょう。

      進ノ介や周りが父親に対して何とも思っていなかったのなら、今の展開もまだわかるんですけどね。
      課長や警察幹部まで事あるごとに名前を出しているので言い訳が効きません。

      チェイスの記憶関連も不明瞭ですね。
      ロイミュード側もプログラムの兼ね合いもあって全ては消去できず部分的には覚えているということなのだろうと、とりあえず認識しています。
      霧子の重要性は、「プロトドライブが公然と個人を助けたのは霧子の件だけ」とでも考えたほうがいいのかもしれないと考え始めています。確かにグローバルフリーズなんて大事件だったのに、進ノ介含めて誰もプロトドライブを見たって人はいませんからね。

      どちらなんでしょうね、そこは私は決めかねています。
      ノルマの多さでストーリー展開に問題が生じているのは間違いないと思います。「3話から敵(魔進チェイサー)の販促もお願いします。あ、ドライブも当然やってくださいね」なんて言われたらどうしたらいいのか、私では机上の空論すら浮かびません。この異常な販促物量は止めたほうがいいと私も思います。

      しかしマッハ登場以降、一旦それなりの時間はありました。その間に進ノ介の父親の件などを分散して上手く進める方法はあったと思います。この辺りはシリーズ構成の三条さんの責任であるように思えます。
      どちらも明らかに問題があると思うので、何が主な原因なのかは考えあぐねています。

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