『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第32話「憎悪の雨が止む時」:感想
【ストーリー】
・かなりまともなドラマ(リュウソウジャー水準)で驚きました。バンバの叫びとか「ソウルは一つ…!」の使い方とかめちゃくちゃまともな流れでした。まるでこれまでもずっとこんな話をしてきたような勢いがありました。
・個人的にはドッシンソウルを話の流れに活かしていた点が良かったです。
トワが持ち出したときには「衝撃で内部を破壊するドッシンソウルじゃ鎧よりナダのほうにダメージがいくのでは?」と疑問に思いましたが、実際そのとおりでそこから中身を弱らせて鎧がナダを見放すように仕向けるのが目的で納得行きました。
・ティラミーゴとピーたんの出し方も自然で理にかなっていました。
「街が大変がなっているよ!」と伝えに来る役割が ティラミーゴだったことは笑ってしまいました。しかし街に一番詳しいのが誰かと言えばティラミーゴなので冷静に考えると全くおかしなことではありませんね。一見すると異常なことですがこの世界では普通なので問題ありません。ファンタジーとしては正しい世界観構築です。
ウイの立ち位置が死んでいることには目を瞑ります。ウイはリュウソウジャーじゃありませんからね。
・とはいえ問題点もいくつもありました。
雑魚兵からマイナソーを生み出せるのはヤバすぎると思いますし、ガイソーグにかかりっきりでマイナソーが巨大化するまで放置していたのは問題だとも思います。
ガイソーグの解決策もマイナソーがたまたま憎しみを吸い上げる能力だったから解決できただけで、もしいなかったらどうにもなっていなかったでしょう。ガチレウスも退場したままでしたが、もしもガイソーグ対策や巨大戦の途中で邪魔をされていたらガイソーグの憎しみの雨が世界中に降り注いで大惨事になっていたと思います。
いろいろリスクとご都合主義が透けて見える内容でしたが、いつものリュウソウジャー、というかニチアサ水準としてはかなり良いほうなのでさしあたっては良しとします。
【アクション】
・等身大戦のアクションではトワのドッシンソウルが一番良かったです。
乱打するよくあるボクシングスタイルのようで、攻撃してくる敵の手元を狙って的確に相手の攻撃の出を止めていたりテクニカルな戦い方をしていました。圧倒する流れに合ったアクションで説得力があって良かったです。
■キシリュウオージェット
・蹴り技が多くて嬉しかったです。リュウソウジャーの巨大戦の特徴の一つだと思っていますが出番は限られてきました。
・雲のフィールドも面白かったです。リュウソウジャーはセットのバリエーションが多くて楽しいです。パッと見で「ドリフのコントで見た気がする」と思ったのは秘密です。
・雲のフィールドに関心していたら途中から暗雲の中でも空中戦に切り替わったことも面白かったです。飽きないうちに変わるって贅沢で最高ですよね。今回の巨大戦は最初から最後までワクワクしました。
次回はまた新幹部が登場するみたいです。その前にワイズルーやガチレウスを処分してほしいのですが…
ナダがガイソーグを使えるようになったけど追加戦士扱いなのかどっちなんでしょうね? レッドのスーパー化か新フォームみたいなのが映っていましたし、いろいろ面倒なのでナダは退場するのかしないのか、状況がいろいろ立て込んでて先が読めません。
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