『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第29話「カナロの結婚」:感想

2019年10月6日

【ストーリー】

■まずまず
・カナロのお話は順当でした。
警察官でもダメなら平和のための戦いと言っても受け入れられないでしょうから仕方ないですね。結果としては結婚できなくても「成功しかけたこともある」実績は無駄にならないのでやっておく価値はあると思います。

・他は微妙でした。メンバーを分散させるまでは良かったのですが分散したメンバーを活かせませんでした。
コウたちのマイナソー対策は成果が出さないまま巨大化してちょっと情けない形になってしまいましたし、バンバたちはガイソーグとの戦いが後回しにされたことで緊張感がなくなってしまいました。

・個人的には、ぬいぐるみが呼応して光りだした後に「あれはあの光ってるところはゴミじゃないんだ! あそこを打ち抜けば!」という話になったときに戸惑いました。どうして攻撃することになるのかよくわかりません。まさかぶっ壊して解決する気なのかと思いましたが最後にぬいぐるみが無事だったところを見ると違うみたいですし。敵が固くて攻撃が通らないという話がありましたから「ゴミ=固い。ゴミじゃないところ=固くない」みたいな話だったんでしょうかね? あの展開はいろいろよくわかりませんでした。

■ガイソーグ
・正体は兄弟子のナダで特に捻りはありませんでした。
次回はコウが「それでもナダを信じる」とか言っているようですが、個人的には思い入れも良い印象も特に無いのでわりと話についていけません。「まぁ、コウがやりたいって言うなら止めないけど」くらいの他人事に感じてしまいます。

・大枠の話に進展がなく、幹部ですら余っている状況なのでガイソーグの話自体にあまり関心が持てない点がネックだと思います。ガイソーグが勝とうが負けようが特に状況に変化があると思えません。


【アクション】

■坂本監督
・坂本監督なのでアクションはいつも以上に良かったです。必殺技をアクションに組み込んだり、フォームの使い方が上手いところは素晴らしいと思います。

・アクションしながらの変身もかっこよかったです。
しかしその映像を撮るために敵がいるとわかってるところに攻め込むときまでやるのはおかしいと思います。女優贔屓といい、好みで展開を捻じ曲げるところはやはり問題だと思います。


次回はガイソーグこと兄弟子の話がメインのようです。
今回突然登場した卵は何なのでしょうね? パキガルーみたいなフォームチェンジなのかスーパー化なのか時期が時期なので判断に迷います。次で30話だからスーパー化の前フリとしては遅いくらいですからね。ストーリーに卵が絡む感じがしないし下亜友美さんだしでストーリー面ではあまり期待が持てません。

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