■唐突of唐突
・ストーリー展開自体も細かいところも唐突なことだらけでした。
ウイの退場宣言にはいろいろびっくりしました。個人的には「言うのが遅くない？」という印象が一番に来ました。最近出てきてないから10話前くらいに言っていてもいいくらいだと思います。ウイの空気さは何だったのでしょう？　役者さんの都合がつかなくなったりしたんですかね？

・ドリンクには意味があったけどウイには無かった点も驚きました。
いきなり映画とか不自然過ぎるので、てっきり「実は映画監督はワイズルーが化けていた偽物だったんだよ！　ウイが人質にされたからリュウソウジャーはやむなく罠とわかっていて飛び込むことになる」とかあるのかと思ったらウイ自体が影も形もありませんでした。同じくらい不自然なドリンクは使われましたがウイは完全に消滅していました。ドリンク以下のウイって本当に何なのでしょう…

・ワイズルーはあまりにも形式張ったやられ方だから「あぁ、前回クレオンと話してたし、死んだふりをして逃げるのか」と思ってたら普通に時間差で死んで戸惑いました。
「心臓をプリシャスに取られている」という設定もあるので「心臓刺されて死んだと思ったけど、プリシャスに取られているから大丈夫だった！」（心臓はプリシャスが倒されたときにこっそり回収しよう）なんてズッコケ展開で生き残るのかと思ってました。
ワイズルーはコミカルな印象はありますけど人間に危害を加えたことに違いはありませんし、死んでも特に感慨はありませんでした。悪役だから死ぬし、ワイズルーだからこういう形式になるのも唐突だけどまぁ納得でどこまでも普通でした。

・コウがクレオンを見逃したことも不可解でした。
リュウソウジャーとしてはマイナソーを生み出すクレオンは他の幹部以上に生かしておくわけにはいかない存在だと思うので改心しようが一番始末しないといけない相手だと思うのですが。

・ワイズルーとの一騎打ちをお膳立てするために巨大化したマイナソーと並行して戦うのは悪くない手だと思いました。ただ、ワイズルーにレッドとの因縁が特にないんですよね。レッドが残る理由がないのは片手落ちだったと思います。

・全体としては
１）役者さんのために変わったことをさせたい。
２）ワイズルーの退場をどうにか盛り上げたい。
というノルマを取り入れながら話を作ろうとしたけど失敗した、という印象です。調べてみたらワイズルーの歌も売り物だったことがわかりました。これは最初からノルマにあったのか、作ったから売ることにしたのかどっちなのでしょう。

・アクションはいつもどおり見どころもあって良かったです。
Gロッソっぽい舞台でのアクションはユニークでした。ブラックメインのファイブナイツは出るのは嬉しいのですが特にそこが活かされることがなかった点は残念でした。普通のファイブナイツとの違いが感じられませんでした。


次回はバンバのマスターが敵として登場するようです。
前フリはありましたが実質知らない人なので意外性はないし「お、いよいよか」という気持ちもなく反応に困ります。敵はプリシャスとサデンだけで間に合ってますし、「リュウソウ族の裏切り者」もガイソーグでやっているから存在意義をまるで感じません。