『仮面ライダーゼロワン』 第17話「ワタシこそが社長で仮面ライダー」:感想
■ワタシこそが社長
・今回も見事なヘッポコっぷりでした。さすがは”或人社長”のライバルですね。
「計画の720%の売れ行き」とか相変わらず馬鹿っぽい発言が冴えてました。予定の7倍以上の販売数って普通は在庫切れになっているはずなんですがどんだけ在庫抱えていたのでしょう? 在庫を用意していたならそれはもうただの予定どおりなのでは? 好意的に解釈するなら「予約や問屋からの引き合いが720%」というところでしょうか。
・しかもZAIA社長って自分で起業したのかと思っていたんですが、実際はただの”ZAIA日本支店”の社長でしかないんですね。
現状だと何やっても「まぁ、それ開発したのZAIA本社だけどな」とか「それ本部からの指示をやってるだけだけどな」でしかないのではないかと思えてしまってかっこ悪いです。普通に社長が自力で築いた会社でいいと思うのですが、いったい何のための設定なんでしょう? ヒューマギアやAIの設定と同様に「多国籍企業ってかっこいい!(意味や仕組みはわかってない)」ってオチじゃないといいのですが。
■こんな生け花は嫌だ
・何かいきなり負けた側のヒューマギアが「この花はお前の品性の悪辣さが表れていてむなくそ悪いわ!」みたいな罵倒を言い出して気持ちの持っていきように困りました。
芸術なのでどこでそう感じたのかよくわかりませんし、負けておいて言うのは負け惜しみのように聞こえてしまいます。
次回で「生け花とは花をありのままに活かすもの。萎れた花があってもそれを取り除くのはおかしい!」とか「生け花ってそういうものじゃないのでは?」と思うような勝手な定義に基づいた独自理論が展開されないことを祈ります。
■ヒューマギアの定義がまたブレてる
・「ZAIAスペックがあれば人間はヒューマギアを超えられる!」とか訴えかけてましたが、そもそも超える必要性がある世界だった気がしないのは私だけでしょうか?
最初は警備員や警察官などきつめな肉体労働系やレストランの店員など単純作業など人が嫌がる仕事をヒューマギアにやらせているという描写だったのが、途中からお仕事と言い出して寿司屋や漫画家など職人系になったと思ったら今度は「ヒューマギアは労働力ではありません。人類より進化できる存在」ということになっていて戸惑いました。いつの間にか或人が言っていた絵空事が常識になっていたようです。
ZAIA社長の言うことを真に受けるとZAIAスペックを着けた超絶技能のレストラン店員や警備員などが誕生しないといけないんですがそんなことをわざわざやりたがる人がいるとは思えません。それこそ機械に任せればいいと思うのが普通だと思います。或人もZAIA社長もどっちも現実的でないアホなことを言っているように見えて話にノレません。
■そんなことより
・買収とかZAIAスペックとかいう以前に、滅亡迅雷ネットがいなくてもヒューマギアが勝手に暴走すること自体が大問題だと思います。普通に考えたらZAIAが何もしなくても飛電とヒューマギアはおしまいだと思います。作中で「何で暴走するんだろ? 不思議だなー まぁいっか。そんなことよりZAIAだ!」くらいの扱いになっていることが不思議でなりません。
■仮面ライダーサウザー
・ライダーでは珍しいトゲトゲなデザインですね。
個人的には使っているプログライズキーのモチーフがどこに反映されているのか理解できませんでした。黒いパーツと銀色のパーツに2種類のキーがそれぞれ反映されているのでしょうか?
次回は後編のようです。1話で終わらせるのかと思ったら続くんですね…
破壊されたはずのお花屋ヒューマギアも映っていましたがどういうことでしょう? 雰囲気的には人間が怪人に変身して暴れそうな感じでしたがヒューマギアでも人間でも倒されるためだけに出てくるポっと出には変わりないんで重要性を感じません。
次回予告の台詞からして、立花流の人が「ヒューマギアと言われると先入観で評価されるから、作品を入れ替えよう」と言われて従ったら、わざとダメな生け花と交換されて、そこを本人に指摘されたからムカッときたのかな、と思いました。
返信削除それで怒るのは人間的=シンギュラリティ到達で正しいと思いますけど、その怒りで怪人化しちゃうのはやっぱりセキュリティ問題に戻っちゃいますね。
次回予告の「騙された」という言葉から考えるとそんな感じの展開を連想しますね。
削除ただ、それだと「華道家がクソである」「ヒューマギアは人の悪意もラーニングしてしまう」という話で終わってしまってこれまでにやったことの繰り返しになってしまうと私は思います。そこをどうするつもりなのかがわかりません。
>それで怒るのは人間的=シンギュラリティ到達で正しいと思いますけど、その怒りで怪人化しちゃうのはやっぱりセキュリティ問題に戻っちゃいますね。
結局、ヒューマギアのリスクが変わらないんですよね。スタッフは「ヒューマギアは人類の夢」だから使わない手はないと考えているようですが。
ひょっとしたら次回で「人間も暴走する危険性は同じだからヒューマギアを恐れる必要はない!」みたいな発想の転換が来るのかもしれません。
あけましておめでとうございます。本年もお世話になります。
返信削除唐突に「飛電買収をかけた5番勝負」なるビルドの代表戦の二番煎じ的なイベントが勃発しました。
何故そこに至ったのかも何で5番勝負なのかも分かりませんが、ゼロワンだから特に尺稼ぎ以上の意味はないでしょう。
まぁ審査員からして「ヒューマギアにしてはよくやってるけど」的な事を言ってる時点でまともな勝負にすらなってないですね。
そもそも「飛電是之介の財産全て叩き潰して自分が上だと証明したい」というサウザーさんの理屈で言うなら、そんな面倒な事してないで素直にライダーバトルで解決した方が早そうなもんですが。
仮面ライダーサウザーは…なんていうか地味ですね。
デメリット&リスクという負ける言い訳揃えたシャイニングホッパーにすら無双出来ない様じゃ2月にでも床ペロ行きでしょう。
マッソさん、こんにちは。
削除>まぁ審査員からして「ヒューマギアにしてはよくやってるけど」的な事を言ってる時点でまともな勝負にすらなってないですね。
まともに審査するなら作者を明かさない状態で判定しないとダメだと思います。
>そもそも「飛電是之介の財産全て叩き潰して自分が上だと証明したい」というサウザーさんの理屈で言うなら、そんな面倒な事してないで素直にライダーバトルで解決した方が早そうなもんですが。
それは定義によると思います。たとえば「ヒューマギアは人類の夢だ」という言葉も否定しないといけないと考えるなら滅亡迅雷ネットを使ってヒューマギアの悪評を広めたりする必要もあるでしょう。また或人のことを見下しているようでしたから「こんなのに勝っても先代に勝ったことにはならない。先代の考えていたゼロワンはこんなものじゃない(現実には存在しないから或人を倒して我慢するけど)」と思っている可能性もあると思います。何がしたいのかがわからないとZAIA社長の考えは理解できないと思います。
>仮面ライダーサウザーは…なんていうか地味ですね。
今のところこれといった特徴がありませんね。キーを2つ刺していますけど能力を2つ使うわけでもありませんし。武器のコピー能力もキーが貴重品でも何でもないので「キーを刺すのとどう違うの?」という印象を脱せません。