『仮面ライダーゼロワン』 第18話「コレがワタシのいける華」:感想
■何もかも狂ってる
・「騙された」事件の真相は死ぬほどくだらなかったです。作中の「バレないと思ったんですか?」が煽りのように聞こえるほどしょうもない事件でした。騙されたヒューマギアの株まで下がります。
・ヒューマギアが復活した理由も謎でした。
「滅亡迅雷ネットにつなぐとバックアップが機能しなくなる」という話は初耳だと思うんですが、なんで今まで言わなかったんでしょう? 唐突過ぎて後付で考えたように見えます。
・不破を撃退する社長の言い分もおかしいように感じました。
不破が公権力の執行者として動いているなら普通に公務執行妨害になると思います。不破だから根拠なしの私刑かもしれませんが。しかしこれだと不破が狂ってることになるので隙がありません。社長vs不破の狂人対決だったのでしょうか。
・倫理観の狂い方は特に凄まじかったです。
「花は人の心を映すもの。そうあなたから学びました」なんて良い話ふうに話していましたが、実際にその結果言い放った言葉は「お前の薄汚い心を表している!」だったんですよね。全然良い話になってないと思うんですが何の話をしてたんでしょう。
たぶんスタッフ的には「あれは暴走してたからノーカン」なのかなと思います。華道家があれだけやらかしても最後に平然と再勝負してるのも同じ理屈だと思われます。暴走したのはテロリストや謎の人物のせいでヒューマギアや先生には何の落ち度もありませんからね。企業イメージが下がったりするわけありません。
・倫理観で言えば「先生にもしものことがあったらどうするんだ!」もとんでもない発言のように聞こえました。
前回のサウザーとの戦いや不破との戦闘のときに或人が手加減してた覚えがないんですが… ヒューマギアだと認識していない頃の滅や迅にも容赦なく攻撃していましたよね? 相変わらずナチュラルに倫理観が狂っているように見えました。
・作品全体として一番ヤバいのは「ZAIAスペックのこと忘れてない?」という点だと思います。今回の勝負は「人間の華道家はヒューマギアに勝てるか?」が主題じゃないはずなんですけど。最後の勝負のどこにZAIAスペックが関わっていたのか全く理解できませんでした。あの華道家に必要だったのはZAIAスペックよりメンタルを安定させるためのカウンセラーだと思います。
・人間だけでなくヒューマギアのほうも貶めているのはさすがのお手並みだと思いました。
あの程度の嘘まで信じてしまうのではそれこそテロリストに悪用される余地がありまくりだと思います。もしも医療ヒューマギアが「この患者さんは死ぬことを望んでいるから助けないほうが良いんだよ」とか吹き込まれたらどうなってしまうのでしょう。
対決をやればやるほど「ヒューマギアもZAIAスペックも危険過ぎるから廃止すべき」という風向きが強まっていくように見えてなりません。
次回は「家を売る」勝負だそうです。いつもにも増して理解不能な展開です。それって短期間で勝負がついて結果を客観的に比較できるような案件なんですか? 対人能力が問われるヒューマギアはともかく、ZAIAスペックがどこで活きるのかもわかりません。ヒューマギアに続いてZAIAスペックまで実態が不明な存在になっていっているように感じます。
こんにちは。
返信削除徹頭徹尾公平さの欠片も無い<勝負>と称する意味分からないイベントでした。
前回、審査員が色眼鏡で作品を見ていたのは軽いジャブだったとは全く予想できませんでしたが、おまけに「<勝負>に提出する為の作品を、提出前に対戦相手に指導を求める…と称して触らせて、そのまま提出」し、いざ負けたら「家元の作品は何と醜くておぞましい」と侮辱しておきながら(ここまで17話)、「私は家元から華道の心を教わりました」と良い話風にまとめててビビります。
適当に華道をラーニングした花屋型ヒューマギアに負ける程度の家元がザイアスペックを掛けた所で、だから何なんだ?レベルなのですが、作中描写や5番勝負のお題目だけ見ると<人間の思考速度を上げるデバイス>である必要性を感じません。
今回の或人くんはレイド化(怪人化)した家元を見た時に、<家族>なヒューマギアが暴走してマギア化した時のそれより露骨に感情的なっていたんですが、この人の優先順位いつから人間>ヒューマギアになったんですかね?
従来の発言や行動を加味するなら、「ヒューマギアは暴走して人間を傷付けるけど壊しても即復活出来る」「人間を傷付ける事は許されない」だけど「人間とヒューマギアは手を取り合える」って言う凄まじい多重人格者みたいな事になるのでは…?
というかこの人18話にもなって、「あれはダメこれもダメそれもダメでも俺は具体案一切持ってない」みたいな思考回路のままですね…。
マッソさん、こんにちは。
削除>作中描写や5番勝負のお題目だけ見ると<人間の思考速度を上げるデバイス>である必要性を感じません。
今のところ「ZAIAスペックを付けるとこんなことができるようになる!」と理解できる描写はありませんね。無難に計算の早解きとか将棋とか思考能力の差がわかるものにすればいいのにと思います。
>この人の優先順位いつから人間>ヒューマギアになったんですかね?
さっぱりわかりませんね。人間が最優先だとしたら1話の頃からヒューマギアに襲われる人間は出てきてるのでその時点で「人間に危害を加えるやつは許さない!」と即断即決で動けてるはずなのですが。
今のところの印象だと「そもそもヒューマギアも重要ではない。その場その場の思いつきで動いているだけ」です。
>というかこの人18話にもなって、「あれはダメこれもダメそれもダメでも俺は具体案一切持ってない」みたいな思考回路のままですね…。
「ヒューマギアは人類の夢」を繰り返すだけの壊れた機械なのでそこは特に違和感はありません。そんな主人公が存在していることは不可解ですが。