『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第41話「消えた聖剣」:感想

2020年1月12日

■前提条件まで独特
・私にはゲストキャラがクズに見えて「こんなクズでも守らなければいけないのか?」という話なのかと思うほどでした。
特に「地球を守る使命ってそんなに大事なものなの? そんなことより監督になるほうが私にとっては重要」と言っていたのは理解不能でした。地球が滅んだ後にどうやって監督をするつもりなんでしょう。彼女にとっては大切な小道具なはずのリュウソウカリバーの扱いも雑に見えて、これじゃ鳴かず飛ばずの雑用係扱いなのも仕方ないと思いました。

・しかし実際の作中ではなんだか「夢を追う人」みたいな感じに肯定されていて戸惑いました。リュウソウジャーで描かれる価値観は独特だと理解しているつもりですが、こういう路線になると引きます。
とばっちりで肩入れしたオトまでクズっぽくなっていてかなりダメな内容だったと思います。

・東映公式ページの
”「ミヤ」という、故郷を捨ててカナロ達に突っかかるように疑問をぶつけつつも、陸の環境で上手くいかずもがいている少し難しいキャラクターでしたが”
という文面からすると設定としては「あの発言は単なる八つ当たりで本心ではないし、深い意味はない」という方向性だったようです。今回初登場したキャラでそんなことやられてもわかるわけないと思います。

■クレオンをどうしたいのか
・最近は最高幹部になるために暗躍したり人間に直接的危害を加えたり、悪役ムーブをしていたので最終的には悪党として処理するのかなと思っていたら今回では急に無害アピールを始めました。スタッフはいったいクレオンをどうしたいのでしょうね。

・これまでクレオンの内面や目的を描いていないので急にやられても話についていけません。
全部真面目に受け止めると「自分が楽しく生きるためなら人間に危害を加えても何とも思わないし、突然心変わりしたりもするやつ」となってしまって、やっぱり殺しておいたほうが良い危険人物のように見えてしまいます。積み重ねがない状態でやれる話ではないと思います。こうしたいなら最低でも「まぁ無害だし生きててもいいか」くらいに思える程度に悪役ムーブは避けておくべきです。

■サデンが空気
・とてつもなく空気でした。サデンじゃなくてマイナソーかガチレウスが生きてるうちにやればいいんじゃないかと思うほどいなくてもいい存在でした。おまけに生き延びていて更にうんざりしました。残り10話もないでしょうに今更出てきては逃げ帰る幹部なんて要りません。
幹部が増える度に言っていることですが頭数を増やす意義がわかりません。増えたキャラに必要性を感じないからです。


次回はワイズルーが退場しそうです。しかし脚本は下亜由美さんだそうです。個人的には期待できそうもありません。


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