『仮面ライダーゼロワン』 第03話「ソノ男、寿司職人」:感想

2019年9月15日

・相変わらず決め台詞有りきのお話でした。
或人に続いて寿司屋の店主まで超絶手のひら返しをしていて仰け反りました。この世界の人間は考えが変わると強い言葉を断言したがる性質でもあるんでしょうか? この調子なら不破が「ヒューマギアは人類の夢に決まってるだろ!?一度も疑ったことなんて無い!」と言い始めても違和感なさそうです。

■話の趣旨と合ってない
・個人的には親方がニギローを認める過程がピンと来ませんでした。
ニギローがやったことは親方の握り方を分析することで、極めて一般的な論理的推測でしかないように見えました。「一見すると意味がない動作だが親方はそこにこだわっている」とするならば足りないピースを推測することは当たり前で、ニギローがすごいのではなくそこに思い至らない他の弟子や或人たちに人の心が足りてないだけのように見えました。典型的な「持ち上げるために別のを下げる」ダメな手法だと思います。 これならヒューマギアに心があるという話ではなく、「ヒューマギアの技能は人の心を動かせる(だから人類の夢になり得る)」という趣旨のほうが合っているんじゃないかと思いました。

■結局、独善的で視野狭窄なだけ?
・或人のマモルと腹筋崩壊太郎の扱いの違いが疑問でしたが、今回も「どれが一貫ニギローか区別がつかない=他のヒューマギアはどうなろうがどうでもいい」と、似た趣旨の言動を取っていました。結局、「或人は自分の思い入れがある個体以外はどうでもいいし知ろうともしない、想像力ゼロの独善主義者である」が答えのようですね。同じスタッフのエグゼイドもそうでした。「『主人公は正しい』よって主人公は正しい」という循環論法が基本なので根拠となる正当性が説明されることはないと思います。

■不破
・意外と冷静で驚きました
暴走したヒューマギアを見て「滅亡迅雷ネットの仕業か」と分析していました。てっきり「やっぱりヒューマギアは人類の敵だ!」と感情的になるかと思いました。思っていたよりも思考はまともですね。

■ガバガバセキュリティ
・唯阿の言動を見ていてまさかとは思いましたがそのまさかでした。あんな簡単にハッキングされるなんてやっぱりヒューマギアは危険です。
暗証番号から私生活まで覗き見し放題じゃないですか。しかもヒューマギアって大本の衛星とリンクしてるって話でしたよね? この仕様で末端から全固体とリンク可能って地獄確定です。人類の夢とか語る前にセキュリティを見直さないと話にならないと思います。

■もう設定の手のひら返し?
・前回までは「暴走したヒューマギアは壊すしかない」と言っていましたが今回では「バックアップを取れば元通りになる」と言われていました。シンギュラリティによる個性の発現までは再現できないのでしょうが、或人たちはそれを知らないから或人たちからすると元通りになるはずですよね。3話にしてもうお得意の手のひら返しが発動したのかと不安です。

■バイティングシャーク
・サメがモチーフのようですね。切断系の必殺技といい、どちらかというとアマゾンっぽく見えました。

・ゼロワンの基本フォームが変形して残るところは面白いと思いました。このほうが基本フォームを経由する意義が感じられますね。

・変身後すぐに必殺技でアクションらしいアクションをしていないのでアクション面の評価は保留です。
腕のカッターが武器みたいなので動けばかっこいいんじゃないかと思います。一番の問題はあと何回噛ませ犬以外での出番があるかですが…

■バルキリー
・パワー系のバルカンに対してスピード系のようですね。
スピード系が映像作品向きでないのはゼロワンでも克服できませんでしたね。「一方的に攻撃するだけ+スピードを表現するために止まった相手を中心にちょこまか動くだけ」になりがちで映像としては退屈です。レスキューとか奪取とかそういうミッション系のほうが映えるんですよね。


次回はデイブレイクタウンを観光するバスツアーに参加するそうです。
あそこってツアーなんてやってる場所だったんですね。敵が本拠地にしているっぽいのでてっきり人の近寄れない汚染地域とかなのかと思っていました。

また別のゼロワン用のフォームに加えて、バルカン用のフォームチェンジも出るようです。今年も例年どおり序盤に販促が集中するみたいですね… 空気化までは例年どおりじゃないといいのですが。

コメント

12 件のコメント :

  1. 更新お疲れ様です。
    1・2話の感想と合わせてコメントさせていただきます。

    AIにお笑いなんて、と毒づいた時にはてっきり「所詮機械でしょ」から「心があるっ!」と心境が変わっていく過程を描くのかと思ったんですが、啖呵を切る時は「人類の夢だ!」になるんですね…主観的な根拠もなく適当にヒューマギアに肩入れしてもまったく共感できません。
    お笑い芸人という設定自体は夢を追う若者の一つのかたちとしてナシではないと思うんですが、今のクドいギャグ描写を続けられるのはちょっときついです。役者さんも無理してる感が凄まじく見てられません。
    根本を人を笑顔にしたい、などとイイ話風にしなくても、人が面白いと感じて笑う仕組みとは?というところからAIに感情の再現は可能か、みたいなテーマに繋げることができる要素だと思うのですが。

    人工知能の学習能力=経験が個性となっていくこと、この世界でのヒューマギアの人権の定義などが現時点ですでに雑に扱われていることが気になります。
    2話のマモルや3話のニギローがバックアップから再生したことに対し、主人公がニコニコしていたのが気味悪かったです。そこは感情論で「同じプログラムだろうと前のマモルとは別人だ!」と憤るのを期待したんですが…

    表面の皮膚加工の下の顔が怖くて自分もぎょっとしました。物語的にはヒューマギアの素体はもともと兵器として開発されたみたいなことを匂わせてるんですかね。
    凶暴化(雑魚敵)・怪人化した姿がさして怖くないのはクレーム対策でデザインをあまり怖くできないみたいな事情があるのではと推測します。構想段階では怪人態がもっとも脅威として描くつもりだったのかもしれません。

    アクションは近年では良い方ですね。ワンカットでカメラがぐっと近づいたり離れたり臨場感があります。ドローン撮影等もこなれて来た感じがします。
    単色ののっぺりしたデザインはCGモデルとの親和性が高く切り替えがシームレスですし、エフェクトや新しい撮影技術を駆使して未来っぽい見ていて楽しいアクションになるといいなと思うんですが、これからフォーム数の物量で攻めるだけで使い分けや演出の工夫などもないいつもの新商品CM戦闘と化してしまうんでしょうか…
    個人的に必殺技で画面に文字が出る演出はあまり好きになれません。エグゼイドはゲーム画面を模してたんでまだわかるんですが、メカ関係がリアル寄りの世界観なのに何の文字なの?とむしろ冷めます。

    ストーリーにはあまり期待できる気がしないですが、今後の感想も楽しみにしています。

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    1. >根本を人を笑顔にしたい、などとイイ話風にしなくても、人が面白いと感じて笑う仕組みとは?というところからAIに感情の再現は可能か、みたいなテーマに繋げることができる要素だと思うのですが。

      そうですね。題材としてはそういった内容もできる題材だと思います。
      ただ、スタッフにそういった気概があってやっているのかは私は疑問に思っています。「ヒーローと言えば笑顔を守る。じゃあ主人公はお笑い芸人にしてみようか」くらいの浅い考えでしかないのではないかと疑っています。今回の寿司職人の話のぼんやりした内容からすると「AIの理解した○○(お笑い、心など)」の具体的な定義なんて一つも出てこないのではないかと思っています。

      >2話のマモルや3話のニギローがバックアップから再生したことに対し、主人公がニコニコしていたのが気味悪かったです。そこは感情論で「同じプログラムだろうと前のマモルとは別人だ!」と憤るのを期待したんですが…

      あれは何なんでしょうね?
      その前に言っていることとまるで合っていないように見えて理解に苦しみます。

      >物語的にはヒューマギアの素体はもともと兵器として開発されたみたいなことを匂わせてるんですかね。

      そのくらいの理由があってほしいですね。
      ひょっとしたら今回の不破の回想であった暴走事件ありきでデザインされていて、怪人のこととか全く考えてなかっただけかもしれませんが。

      >メカ関係がリアル寄りの世界観なのに何の文字なの?とむしろ冷めます。

      そうですね。私は演出自体は悪くないと思っていますが、ゼロワンに合っているかについては疑問です。ゼロワンが変身に使うバッタが作中でも実際に具現化して存在しているので、あの文字も作中でも実在するものなのか判断がつきません。取り合わせとしてはよろしくないように見えます。

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  2. 独善的で視野狭窄なだけ?

    では他に何か良い方法が有るんですか?
    現段階では暴走したヒューマギアを元に戻す方法は無いと公式サイトで設定が名言されてますし、
    身内以外のヒューマギアは躊躇するのは或人の子供の頃を考えれば人として当然です。
    全てのヒューマギアを破壊する事まで一々躊躇していたら戦いになりません。

    別に作中でも或人の行動はこれが正しいと明言されてる訳でもありませんし、
    どんな製作者でも完璧じゃないですし、あらゆる登場人物に合理的な行動だけ求めてたただの人格否定でになりかねませんし何も楽しめませんよ。

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    1. >では他に何か良い方法が有るんですか?

      私の書いた文章を全然読めていないようですね。私が問題視したのは「暴走したヒューマギアは破壊するが自分と接点のあるやつだけは破壊をためらう、その恣意的な判断基準」で、破壊するかどうかではありません。「他に方法があるはずだ」なんてどこにも書いていないはずですよ。

      >別に作中でも或人の行動はこれが正しいと明言されてる訳でもありませんし、

      それはおかしいと思います。或人の言動に論理的な正当性が無いとするといろんなことが凄まじいことになると思います。
      まず或人のヤバさが私が指摘した比ではなくなります。或人は社長でゼロワンでもあります。すなわちそれはヒューマギアを会社として撤廃することも、ゼロワンとして破壊してまわることも或人の意思次第のはずです。或人の唱える「ヒューマギアは人類の夢だ!」が或人にとって合理性の欠片もない感情的な発言に過ぎないとすると、そんな曖昧な考えで多くの人々の命を危険にさらしておきながら平気な顔をしている、とんでもない人物になってしまいます。

      そんな或人にゼロワンを託した社長も、或人と舌戦を繰り広げるであろう不破や唯阿も、或人と関わった人全ての正当性と正気が疑われることになってしまいます。
      或人の言動に少なくとも一面的な正しさがあることは現状のストーリーが成立する最低条件だと思います。
      一応、「或人の考えは間違いだった。或人のせいで取り返しのつかないことが起きた後にようやく気づいて後悔する」なんて展開もあり得なくはありませんが、ライダーというシリーズの傾向から判断して考えにくいと思います。

      >あらゆる登場人物に合理的な行動だけ求めてたただの人格否定でになりかねませんし何も楽しめませんよ。

      私が言及しているのは主に或人なんですがどの辺りが「あらゆる登場人物」に見えたのでしょうか?
      或人の考えに疑問を抱いたら或人の人格否定につながるのは当たり前ですよね。個人の考えの否定を禁止したら無条件の賛同しかなくなってしまいますよ。

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  3. >問題視したのは破壊するかどうかではなく「その恣意的な判断基準」

    では他にどの様な判断であれば恣意的ではないのでしょうか。別に恣意的であると考えるならそれは構いませんが、貴方の書き方だと「暴走した全ヒューマギアは破壊しなくて助けないとダメ!それ以外はヒューマギアを愛してる人として絶対におかしい!」と言ってる様にしか見えないのですが。
    社長になったばかりで全てのヒューマギアと接点がある訳でもなくて身内に以外に情が向いてしまう事がおかしな事でしょうか。そこまで完璧な行動をとれる主人公ってこれまで居ましたっけ?

    >どの辺りが「あらゆる登場人物」に見えたのでしょうか?個人の考えの否定を禁止したら無条件の賛同しかなくなってしまいますよ。

    これまでのどの感想でも散々重箱の隅をつつく様なレビューばかりだったじゃないですか。
    「『主人公は正しい』よって主人公は正しい」という循環論法が基本なので、とか上記の方への返信にしても「浅い考え」だのと製作者の考えを勝手に代弁して馬鹿にする様な事書きますよね。
    個人の考えの否定を禁止してはダメなら逆に言えばそれなら製作者の事情も無視して何を言っても構わないと?
    一体何故そこまで否定的な考えである必要が有るのか理解出来ないんですよ。

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    1. >では他にどの様な判断であれば恣意的ではないのでしょうか。

      平等に扱うのが最も恣意的でないと思います。二極化すると、暴走したら全て破壊するか、それとも知り合いか否かに関わらず破壊することをためらうか、です。「知り合いだから嫌だ」というのは論外です。知り合いでないなら「人類の夢」でも気安く壊していいなんておかしいと思います。

      >「暴走した全ヒューマギアは破壊しなくて助けないとダメ!それ以外はヒューマギアを愛してる人として絶対におかしい!」と言ってる様にしか見えないのですが。

      繰り返しになりますが文書を読んだ上で書いてください。「壊さないとダメ」なんて言ってません。イズの言ったことを信じて「暴走した壊すしかない」と考えているのに知り合いだけを特別扱いすることは歪んでいると言っているだけです。

      >社長になったばかりで全てのヒューマギアと接点がある訳でもなくて身内に以外に情が向いてしまう事がおかしな事でしょうか

      おかしくはありませんよ。ただヒーローとしては失格だと思いますし、生殺与奪の権を握った人物がそんな基準で決めていたら恐ろしいと思うだけです。
      「この主人公は誰が生きて誰が死んでいいか気分で決める人物です」と作品として打ち出すならそれでOKです。悪役だと珍しくないですよね。
      そしてじゃあゼロワンのスタッフは主人公をそんな人物として描いているつもりかと言えば私は全然そんなことはないと思います。

      >一体何故そこまで否定的な考えである必要が有るのか理解出来ないんですよ。

      まさにそれが答えだと思いますよ。自分の価値観を押し付けていたら理解することはできません。
      私からすれば「一体何故そこまで肯定的な考えである必要が有るのか理解出来ないんですよ。」に見えます。
      私にとっては肯定も否定もコインの裏表でしかなく、「どちらかだけ価値があって、もう片方にはない」なんて上下の関係にありません。肯定したい内容であれば肯定する、否定したい内容であれば否定する。書いたことは見て思ったことでしかなく、「肯定的な意見を書くぞ!」なんて意気込んで見たり書いたりしているわけではありません。

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  4. 貴方は2話の感想で「身内以外は躊躇なく壊した。主人公にとってはヒューマギアはその程度の存在。
    その口で「ヒューマギアは人類の夢だ」とか言い出すのは失笑もの」と書きました。そして今回の感想と言い、つまりは或人を偽善者と見てると言う事ですよね?
    夢のマシーンであることを証明する』はあくまで目的の一貫で、戻す事が出来ないマギアを破壊する覚悟は2話のマモルで決まったのではないでしょうか。
    しかしいざ身内相手となるとやはり躊躇してしまう。それって人間としておかしいですか?

    そしてこれも2話の感想からですが「副社長が襲われてるのに見学して秘書に促されてようやく変身した」等と言ってますが、まだ戦闘経験も始めたばかりなのに人間そう簡単に急な判断が出来るとは思えないのですが。
    まだ描写が少ないのに「ヤバい奴、人を守る気がないし馬鹿だし空気が読めないしで、人としてもヒーローとしてもお笑い芸人としてもダメダメな人物。好感度がほぼ空気の副社長以下」

    個人ブログとは言えここまで何かを馬鹿に出来る文章を平気で書ける其方の神経を疑います。

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    1. >そして今回の感想と言い、つまりは或人を偽善者と見てると言う事ですよね?

      はい、そうです。そう書いたはずです。

      >夢のマシーンであることを証明する』はあくまで目的の一貫で、戻す事が出来ないマギアを破壊する覚悟は2話のマモルで決まったのではないでしょうか。

      「目的」って何ですか? 私は或人の言動に具体的な目的を感じたことはまだ一度もありません。

      >まだ戦闘経験も始めたばかりなのに人間そう簡単に急な判断が出来るとは思えないのですが。

      1話の時点で逃げてもいい状況で立ち向かうことを選び、「お前を止められるのはただ1人…俺だ!」と独り言で言う人物に戦う気がないと思うことのほうが私にとっては不思議です。
      そんな人物だったらゼロワンにもならないし、社長を継げと言われたら嫌がると思います。

      >まだ描写が少ないのに「ヤバい奴、人を守る気がないし馬鹿だし空気が読めないしで、人としてもヒーローとしてもお笑い芸人としてもダメダメな人物。好感度がほぼ空気の副社長以下」

      「現時点での印象」を書いてはいけないとは驚きです。絶対的な分量を問題とするなら、どのキャラの何に関しても何も言ってはいけないでしょうね。
      相対的な量が基準なら、登場人物の中でも或人の描写が多いことは考えるまでもないと思います。

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  5. >寿司屋の店主まで超絶手のひら返し
    これは心理の変化となる出来事が明確だったので違和感は特にありませんでした。最後もやや照れ隠しの言葉がありましたし、考えが変わったからといってそれまでヒューマギアに賛成だった! と言ってもいません。
    >一見すると意味がない動作だが親方はそこにこだわっている
    むしろここは親方が拘る理由がさっぱり分かりませんでした。肝心の握り方がギャグ演出だったせいで親方の真心が分かりません。弟子が離れるのも当然だと思います。
    >どれが一貫ニギローか区別がつかない=他のヒューマギアはどうなろうがどうでもいい
    あのシーンで自分が深く関わったニギローを他のヒューマギアと同じ扱いにしていたら、その前までの積み重ねはどうなってしまうんですか? 或人はヒューマギアを人間に近い感覚で見ているとすると、暴走した後もニギローの個性が何処かに残っているとでも思っているんじゃないですかね。2代目が出てきたからといって完全に気持ちを切り替えられる訳じゃないでしょうし。

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    1. >これは心理の変化となる出来事が明確だったので違和感は特にありませんでした。

      私は違和感を感じました。ヒューマギアに殺されかけた直後の人物があそこまで肯定的に一家言を語ったらびっくりします。

      >むしろここは親方が拘る理由がさっぱり分かりませんでした。

      私も理解はできませんが、こだわりはこだわりなのでどうもこうもありません。それが親方のこだわりなのだと断言されたらそう信じないと話が成立しません。

      >あのシーンで自分が深く関わったニギローを他のヒューマギアと同じ扱いにしていたら、その前までの積み重ねはどうなってしまうんですか?

      それを前提にすると或人の持論である「ヒューマギアは人類の夢だ」の内容が「(俺の知り合い限定でそれ以外はどうでもいいが)ヒューマギアは人類の夢だ」という意味になってしまいます。スタッフはそんなことを言っているつもりはないと思うので私はその前提は正しくないと考えます。
      ヒューマギアを語るなら或人は個人しか救えません。それでは「ヒューマギアは人類の敵だ」、「道具に過ぎない」という意見に対抗できません。両立させたいならば「社長やゼロワンとしてはヒューマギアは平等に扱う」「プライベートな場面でのみ特定の個体への感情を表に出す」という形ぐらいでないとマズいと思います。
      少なくとも壊すか壊さないか、すなわち「殺すかどうか」を知り合いか否かで判断する人物は私にとっては恐ろしいです。

      それと、思い入れの有無と助けるか否かは別問題だと思いますよ。
      「不特定多数の人々を守るヒーロー」には親しい人が誰もいないと思うんですか? 「多数の見知らぬ市民を助けるか、最愛の恋人か」なんて二択を迫られたりする場面もハードな作品だとありますよね。恋人1人を選べば人としては有りでも市民を守るヒーローとしては失格になるのは当然でしょう。

      >2代目が出てきたからといって完全に気持ちを切り替えられる訳じゃないでしょうし。

      これは2話の感想で理由を書いたことですね。

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  6. 「区別がつかない」というなら、ネオヒマギアはバルキリーに相手させて、ゼロワンはどれがニギローだったか分からない戦闘員を相手にした方が良かったと思います。水フォームを出すためだったんでしょうが相手の組み合わせが不自然に思いました。或人がニギローとの戦いから逃げたように見えます。

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    1. そうですね。私もそう思いました。
      「自分の手を汚さないでラッキー」みたいに見えるところがあるので「嫌でもやるしかない」という点をアピールしておいたほうが良かったと思います。

      恐らく「怪人化するヒューマギアだと寿司屋に配備したてじゃないのでニギローの話が成立しない」、「でも販促のためにゼロワンには怪人を倒させたい」という2つの思惑を両立させるために倒す相手のスワッピングが起きたのでしょうが、接合部分がないので不自然さがまるで消せていません。
      「或人がニギローを破壊することをためらっている間に市民が危機に陥りバルキリーやバルカンがニギローたち暴走ヒューマギアを殲滅する。自分がためらったことへの後悔とニギローが破壊されたことの悲しみを抱えつつ、せめて今からでもできることをやるために或人は水が得意なバイティングシャークを使って怪人を追い詰め倒す」とか、今回の話の大筋は変えなくても不自然さを薄れさせる方法はあったと思います。

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