『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第28話「ミクロの攻防」:感想

2019年9月29日

■オリジナリティvs完成度
・荒川さんだったのでとても見やすかったです。
コウの苦悩も普通に理解できますし、マイナソーの宿主や成長設定を活かしたメンバーの分割や時間制限も綺麗にはまっていました。
兄弟子の言動は登場前にイメージしていたとおりの印象でした。クレオンもひょうきんで面白いけど、やってることは悪辣でキャラのポジションに合っていました。
コウとアスナのキャラはいつもは印象が違って温度差はありました。でもキャラとかけ離れているわけではありませんし、掘り下げることに意義はあるので有りだと思います。

・全体的にいつもより面白いんですが、リュウソウジャーらしさは無いんですよね。
どっちのほうが面白いかと言ったら荒川さんのほうが面白いと思うけれどリュウソウジャーっぽくはないのが難点です。荒川さんのほうが面白いけれど「いつもの戦隊」なのでこれだけ続けてもマンネリ感が問題になってきます。だからといって、いつものリュウソウジャーは素直に肯定できるクオリティではないんですよね… 挑戦はすべきことですが1話あたりのクオリティが下がっては戦隊シリーズの存続に関わります。今に始まったことではありませんがなかなか折り合いは付きませんね。

■解釈違い
・最後のバンバの態度には違和感を感じました。
心の中でそう思うことは有りですが、言葉に出して本人に伝えるのはやりすぎのように見えました。私はまだそこまでデレてはいないと思います。
それまでの順調な流れに比べて唐突なように感じたので、ひょっとしたら「スタッフの間ではそれくらいデレていることになっているが視聴者にはそう伝わっていないと考えた荒川さんが、今後視聴者が戸惑わないようにクッションにするために無理やり気味でも入れた」とかそんな話なのかなと少し思いました。

■リアルタイム合成
・今回の体内でのバトルの背景は今までとは違う撮影技術が使われていたそうです。
これが実はハリウッドのSF映画で使われているようなCGセットにリアルタイムに合成する技術を使って撮影を行っております。
つまり撮影現場はグリーンの素材を周囲一帯にセッティングして、人物以外は一切何もない状態でヒーローたちや怪人はお芝居をしております。 
・私の感想としては特に何も感じませんでした。
多少CGっぽさは感じますが違和感を感じるほどではありません。だからといって面白いとかすごいと思うかと言えば特に感じません。セットを作るよりも撮影の手間が減ったり、戦う場所のバリエーションを増やせるならいいんじゃないかと思う程度でした。


次回はガイソーグの正体が明らかになるみたいです。
もっと引っ張るのかと思ってました。復活したガチレウスも片付いてないのにやって大丈夫なのか気になります。今回もガチレウスが出張ったせいでワイズルーの存在感が影も形もなかったり、敵幹部を全然扱えていないように感じるので不安です。

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