『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第47話「幸福と絶望の間で」:感想

2020年2月23日

・今回はストーリーメインでバトルはほぼゼロでした。戦隊としてはかなり割り切った構成でした。しかし残念ながらお話のクオリティはあまり良くありませんでした。
リュウソウジャーが再び立ち上がる場面はいくつか疑問点が浮かんでしまって話にのれませんでした。

・まず絶望するほど酷い光景に見えませんでした。画面上だと人間以外の被害は東京一体が壊滅した程度にしか見えないのでこれで暗黒時代みたいに言われても納得できません。映像面の問題なのであまりとやかく言いませんが。

・でも結局養分にされて死ぬんだよね?
これは大きな疑問点でした。生き続けられるとかならともかく死ぬのでは私は受け入れがたいです。
特に「一族の存続」を第一に掲げていたはずで妹もいるカナロが「幸せに死ねるなら良いじゃん」と言い出すことに違和感がありました。

・夢が不完全なように見えた点もよろしくありませんでした。
夢に他のみんなが出てこない理由が不明瞭です。それだと「お前の夢は不完全だから嫌だ!」という別の理屈が成り立ってしまうと思います。
ちゃんと理由を付けて
「エラスは単体で完結した完全生命体なので『他人を必要とする』ことが理解できないから再現できなかった=かつてのリュウソウ族やドルイドンも協調しようとせず排除しようとするばかりだったがコウたちは違う」とか
「エラスは内心ではリュウソウジャーを恐れているので、夢の中であっても集合させることを拒んだ=恐れているなら倒せるはずとメンバーの士気が高まる」とか展開の仕方はいろいろあったと思います。

・アスナの物欲に基づく話はある程度説得力があったので積み重ねもその場の理論展開ももう少しがんばってほしかったです。
マイナソーの活かし方も良かったです。これはクレオンを中立ポジションに置いた成果と言えるでしょう。その過程はかなり強引でしたが。


次回で最終回です。あと1話あるかと思っていましたが通例より短いんですね。
今回でストーリー面はだいたい終わったっぽいのでバトル重視の展開が見れそうで楽しみです。

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