『仮面ライダーゼロワン』 第21話「異議あり!ソノ裁判」:感想
■展開にまともなところが一つもない
・相変わらずヒューマギアは簡単に暴走する危険物で野放しになっていることが不思議ですし、ZAIA側も無茶苦茶な「クズvsクズ」の最底辺の争いが繰り広げられていました。
・お話は推理になっていない点がどうしようもないと思います。
真犯人の容疑者が弁護士、被害者、刑事の3人しか見当たりません。その上、推理すべき謎も何も提示されていません。これでは突然証拠が飛び出てくるか、言いがかりをされてボロを出すか、現行犯で捕まえる以外に証拠を挙げる方法がありません。そんな展開ではいったい何をどう楽しめばいいのかわかりません。事件自体も証拠不足で立件できるのか不思議なレベルなのに過程まで壊滅的ではお話になりません。
・ZAIA社長の「名誉毀損だ!」からの「ゼツメライザー着けちゃおっと」は何もかも意味がわかりませんでした。
ヒューマギアをわざと暴走させて破壊した社長も器物損壊や勝負の妨害に問われるのでは? それ以前にゼツメライザーを持ってて問題ないのかとか疑問が多すぎてまるで意味がわかりませんでした。相変わらず「とっと関係者全員を逮捕しろ」と言いたくなる内容でした。
■或人
・冒頭で突然真人間ぶって「裁判を勝負にするなんてどうかしてる!」と言い出したかと思えば、弁護士ヒューマギアに会ったら真実どうこうかはどこかに行って「お前なら勝てる!」とまたヒューマギアキチガイに戻った挙げ句に裁判をネタにしたギャグまで言っていたかと思えば、今度は急に滅に会いに行って大した質問もしないうちに一方的に言われて落ち込んでいました。挙句の果てにキレたら人間の社長にまで暴力を振るい始めました。ついこの前まで人間に攻撃するのをためらっていたような気もしますが気のせいでした。
或人の思考回路もメンタルも全く理解できませんでした。いったいこいつは何なのでしょう? こんなのが社長では放っておいても倒産しそうです。
■不破も記憶のバックアップを取っておくべき
・不破も酷かったです。また歴史改ざんをされていました。
医者に救われた後ですらも宇宙飛行士ヒューマギア相手に「ヒューマギアってことはお前が雷なんだろう!」とむちゃくちゃな言いがかりをつけていたのに、そんな過去は無かったことになっているかのようでした。今回の件も無かったことになるので考えるだけ無駄かもしれません。
次回は後編です。ゼロワンの強化フォームが登場するようです。もう出るのかという印象ですが、シャイニングアサルトから7話が経過しているので比較的間が長いほうかもしれません。もっとも30話頃には次の強化フォームが出てきてもおかしくないでしょうから一喜一憂するだけ無駄なのでしょうけどね。
サウザーの販促期間はもう終わりでしょうか。やってきたことが暴走させて倒すだけのマッチポンプと意味不明に変身した各フォームからデータをチューチューするだけなので販促補正の切れたサウザーの末路が既に心配です。
こんにちは。
返信削除「クズ対クズ」通り越して「キチ対キチ」の地獄絵図の様相ですね。
全方向に感情移入出来なさすぎて見てるこちらも地獄です。
新フォームことメタルクラスタホッパーは、テレ朝と東映公式のあらすじを総合すると
サウザーがシャイニングアサルトをデータ槍でちゅーちゅー→抜いたデータから唯阿がアーク経由でキー精製→サウザーがゼロワンボコった所に無理矢理ドライバーに装填?
っぽいですが、東映公式のスチルだとサウザーがメタルクラスタにボコられてるんですよね。
メタルクラスタは曰く「禁断の力」らしいですが、今度はゼロワンを暴走させて「勝負に負けそうになった飛電が、ザイアを襲撃!」とか意味わからんマッチポンプでもするのでしょうか。
悪い意味で待ち遠しいですね。
真に地獄なのは、この5番勝負編がまだ5話以上残ってる所でしょう。
マッソさん、こんにちは。
削除制作に余裕のある前半の時点でこの有様ということは、最強フォームが出る辺りはもっとグダグダなのでしょうね。
こんにちは。
返信削除いつも感想を楽しく拝見させていただいてます。
製作に余裕がある、と仰られていますがプロデューサーと脚本家のインタビュー記事によると、すでに虫の息レベルのようです。
プロデューサー自ら、「滅亡迅雷を早く倒しすぎてしまった」「今、何と戦っているのかが分からない」「番組のテーマと仮面ライダーの相性が悪かった」とぶっちゃけてしまっていますから。
脚本家に許可もとらず、監督が勝手にOPに意味深な「長髪のイズ」の描写を入れて、脚本家が「そこに繋げられたらいいなと考えています」と言うほど、現場の統制もとれていないようです。
ここまで来ると怒りも通り越して呆れるどころか、虚無でしかありません。
ヤシチさん、はじめまして。ご愛顧いただきありがとうございます。
削除>製作に余裕がある、と仰られていますがプロデューサーと脚本家のインタビュー記事によると、すでに虫の息レベルのようです。
そんな印象ですね。実際のこれまでの出来栄えを見れば何の違和感もなく、納得するばかりですが。これからも順調に右肩下がりに進みそうです。