『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第44話「試されたキズナ」:感想

2020年2月2日

【ストーリー】

・ストーリーは酷かったです。
最初のオトのピンチから「敵が間抜けだった」で解決してしまってどっちらけでした。無理やりピンチを作っておいて解決まで雑だと呆れるしかありません。
サデンの正体がマスターブラックならわざと逃したという線もあるかと考えてみましたが、そもそもオトを捕まえたのがサデンなので無理でしょうね。捕まえないで見逃しておけばそれで済んだでしょう。

・前半でこの展開をやってしまったせいで後半のアスナのピンチも白けてしまいました。「オトですら助かったんだからどうにでもなるでしょ」という疑念が目の前をちらつきます。二手に分かれる流れ自体も微妙ですし盛り上がりませんでした。

・個人的には幹部の数を増やしたわりに全然倒せてない点にうんざりしています。必殺技を当てても「うわーやられた。撤退!」ばかりで敵にまで緊張感がありません。
景気よく倒していくために増やしたんじゃないんですか。元々ポンポン出てくるから倒しても進展が感じられないのに倒すことすらできないのではますます萎えます。

■マスターブラック
・サデンの正体がマスターブラックだったのはどういうことなんでしょうね?
今回の口ぶりだと本物のサデンは別にいて成り代わったような言い回しにも聞こえましたが、そもそも生態が異なるであろうドルイドンに成りすませるのかどうかすらわかりません。


【アクション】

■坂本監督
・今回もアクションは良かったです。必殺技を撃ちながらの名乗りはビシッと決まっていました。さすがはベテランです。

・コウとアスナが背中合わせで戦うシーンも良かったです。
 1vs1*2よりも断然面白いです。戦局がつながっているのでアクションもつなげることができ、アクションとアクションがシームレスにつながっていました。こういう連続性は実写ならではで良いですね。

・ヨクリュウオーを訓練を受けたのかすら怪しいオトが乗るのはどうかと思いました。それができるなら他の戦士候補生などに余っているのを使わせたほうが得になってしまいます。
あれは果たして脚本の要請なのでしょうか? 生身病で女優贔屓の坂本監督なのでまた話を捻じ曲げて、オトを活躍させるために勝手にやったのではないかと疑ってしまいます。


次回は早速マスターブラックが死にそうです。
公式サイトには「リュウソウ族と騎士竜の歴史とは?」とか書かれていて不安を感じました。コウたちに伝統だの、しがらみだのを感じたことはないので今更そんな話をされても「コウたちには関係ない話では?」となるだけな気がします。ドルイドンとの和解なんてもっと今更ですし… 名前有りのキャラだけでもマスターたちとナダで4人以上も死者が出ていますしドルイドン側も死んでるので無理があると思います。


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